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文にSVOCをつける練習の注意点

英文は語順が大事。

これはよく言われることで、

日本語が「てにをは」で文の役割

〜は(主語)〜する(動詞)

などを主に識別するのに対して、

英語は、単語の「位置」によって

その役割が決まります。

 

「語順を間違うと、英語は想像以上に通じない」

 

これは間違いのない真実です。

 

さて、その能力をどうやってつけるか、なのですが

 

自分がまだ何にも英語がわからず、

むしろ何がわからないのか、すらわからなかった時に

河合塾の講師に聞きに行ったことがあります。

 

「英語の何がわからないかすらわからない状態なのですが・・・」

 

すると先生は

 

「五文型だよ。英文をこうやって品詞分解して・・・」

 

英文の中の英単語に線を引き、

これはS(主語)これはV(動詞)、このかっこは後ろのこの単語を修飾して・・・

 

そうやって英文の意味だけではなく「構造」までを理解するのです。

 

毎週授業終わった後,もってきたら見てあげるよ、

その親切な指導のおかげで、今まで

「単語から文全体の意味をぼんやり類推していた」

状態から、もっともっと

「クリアに」

英文が見えるようになってきました。

 

英語ってすごく整然とした言語なんだな、と思うことができたのです。

 

なので、私はこの品詞分解できる能力は基礎としてとても大切だと考えています。

 

少なくとも、

「英語レベルがある程度以上の人はほとんどが品詞分解できる」のです。

楽器の上級者は、例外なく理論などの基礎的なことはちゃんとわかっているのと一緒ですね。

 

ですが、だからと言って、大人になってから学習する際

「SVOCをつけることだけに、半年や一年使うのは効率悪い」

こともまた事実です。

 

ある程度わかる段階の英文を大量にInputすることも大切なのです。

「量」

はとても大切な上達の要素です。

 

日本の英語教育では喋れなかった、と言われる理由の大きな一つが、

「実は、量も全然足りていなかった!」

これもまた事実ではなかったでしょうか?。

意外な盲点だと思います。

 

教科書をせいぜい数冊やるかどうかですよね、一年で。

でも年間10冊英語の本を読むだけでもどうでしょう?

そのInputした英語量には歴然とした差が生じるでしょう。

 

フィリピンなどは高等教育は全て英語だそうです。

これも、基本日常生活は全て日本語の日本とはInput「量」に大きな差が出ます。

 

ですので、品詞分解はとても大切な「基礎」ですが、

あくまで基礎なので

「そればっかりを大量にやるのはかえって回り道」

というのを今日はお伝えしたいと思います。

 

何故ならば

 

「品詞分解は熟読なので、とにかく時間がかかり量はたくさんできない」

 

からです。

 

「量」

 

を意識した練習もやれたらとても良いですね!

 

本日は、3時から、パン屋の英会話教室名物イベント

「英語でパンを作りましょう!」

です。

いろんな国から参加者がいるので、とても楽しいイベントになるでしょう!

 

Leon