【発音はもう諦めた方が良い・・・でも改良できる方法はある!】


【発音はもう諦めた方が良い・・・でも改良できる方法はある!】
 
とある本で「遺伝率」という言葉があることを知りました。
 
この特徴は何%遺伝する、という意味ではなく、遺伝する確率が他と比べてどれくらい高いのか、を表す数値で、例えば身長よりも体重のほうが遺伝率が高いらしいです。
 
つまり両親の体重の方が身長よりも「似やすい」ということです。
 
人は結局、氏と育ち、なんて言いますが、これは要は
 
「遺伝と育った環境」
 
ということでしょう。
 
人はあまり遺伝が全て決めている、とは考えたくないものです。だって、いくら努力しても改善できないものがある、という事実はあまりに悲しいからでしょう。
 
とはいえ、科学的にみると実は遺伝で決まってしまっているものもあります。
 
すごく高い遺伝率もの(つまり、努力ではほぼどうにもならない)の一つに
 
「音楽的才能」
 
があります。92%の遺伝率、とかなり高い。(安藤寿康「遺伝マインド」)
 
そして、前から感じていたのが、「発音」は音楽的な才能と大きく関係がある、ということです
 
カウンセリングのときに音楽をやっているか、やっていたか僕が聞くようにしているのは、そこの参考にしたいからというのがあります。
 
実際に教えていても、発音というのは「劇的に変わることはない」と感じますし、第二言語習得論研究でも発音は改善することができない、という研究結果が多くでています。
 
つまり、元々発音の苦手な方は、どんなに頑張ってもやはり
 
「ジャパニーズイングリッシュから抜け出ることはできない」
 
というのが残念ながら本当のところなのでしょう。
 
でも、そんなの実はなんでもない!全然なんとかなる!
 
そんな話はよく書いてきたので、今日は、そうはいっても
 
「だいぶ、改善出来る!」
 
という方法を最後に書いてみようと思います。
 
発音は改善できないもの、と思い込んでいたのですが、その割に、あれ?うまくなってるな・・・
 
そう感じるとき、生徒さんはどんな練習をしまくっているか?
 
「Shadowing」
 
です。
 
本当に、不思議とShadowingの練習を続けていると、発音が良くなり、少なくとも、どんなに発音の悪かった人でも、
 
「発音きれいですね!」
 
そう言ってもらえるくらいにはなることが分かって来ました。
 
どうせスラスラしゃべるにはShadowingの練習は必須ですから、あまり発音にナーバスになりすぎず、ヤケクソになってShadowingの練習を頑張ることをお勧め致します!
 
気づくと発音も改善されていますよ!

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