月別アーカイブ: 2016年11月

どうしたら喋れるように成るのか?考え過ぎない

【どうしたら喋れるようになるのか?考え過ぎない】
 
英語をしゃべれるってそもそもどういうことなのか?
 
僕だってネイティブみたいな自然な英語はしゃべれませんし、未だに英語は毎日練習しています。
 
でも、まぁ、しゃべれます。
 
言ってることは分かりますし、自分の思っていることを全て英語でスラスラということができます。
 
その時、頭の中どうなってるのか、というと、
 
「何も考えていない」
 
のです。日本語から英語に訳していたりもしません。
 
むしろ、日本語が頭に少しでも浮かぶと会話は止まってしまいます。
 
そう、思うに、大人になってから
 
「頭の中に英語脳の部分が生成された」
 
感じです。
 
そして、英会話の練習とは、この英語脳の部分を生成していく、それを増強していく、無くならないようにキープする、そういう訓練なのだと思います。
 
じゃぁ、どうしたらそれが可能なのか?
 
はっきり言って
 
「わかりません」
 
ただ、どうしたことか、意味のわかることの「音読・Shadowing」と「多聴」これを沢山やると、どうやら脳の英語脳パートが育つようなんです。
 
よく、この英単語を使うことは無さそうだから、とか、同じのを繰り返しShadowingしたってまたこれを使うとは限らないじゃないか、という文句を聞きます。
 
また、ちょこっとやって、いや、やっぱりこれはちょっと違うんじゃないのか・・・、あっちのがいいのか、それとも・・・
 
と、パソコン開いて「英語 でてこない 学習法」なんて検索して時間が過ぎてしまったり。
 
でもいくら検索したって、学者さんですら実際どうなっているのか、なんて100%わかっているわけではないんです。色んな意見があります。
 
ただ、
 
・どうやら「音読」は効くようだ
・意味のわかるもののInputが鍵をにぎっているようだ
 
この辺りではほとんど意見が一致しています。
 
逆にアウトプット、話したり書いたりについては未だに意見が割れているそうです。
 
ですから、まずは「コレ!」と決めたものを愚直に浮気しないで、暗記してしまうくらいにShadowingしてみるのが一番です。
 
そうするうちに「なんだかよくわからないけど」まえより、英語でてくるようになったなぁ、と実感するものです。
 
自分もそうでしたし、そういう生徒さんを沢山みています。
 
どうやったらしゃべれるか、完璧な答えはまだありませんから、とりあえず「Shadowing」「多聴」を愚直にやるのが一番です

最終目標は自分の自主練スケジュールを作れること

【最終目標は自分の自主練スケジュールを作れること】

従来のクラスはただ机に座って先生の講義を聞いていることがメインでした。知識を教師から吸収し、宿題をこなし、与えられた課題をクラスの中でするだけでしたが、アクティブラーニングはそうではないそうです。

ある程度慣れてきたら、生徒たちは自分たちで学び方なども選び、教室の中をアクティブに動き回って、教材も生徒が作ったりします

両国高校の山本崇雄先生がアクティブラーニングのご著書を数冊出しておられますが(ワークショップにも一度お邪魔しました)、学年の最終目標は生徒が先生となって教壇に立って英語を教えることとのこと。

確かに、僕の中でも何人か、劇的に変わった!という生徒さんに対するとき、最後のほうは教えるもなにも、実はもう自分のやることはないな・・・と教室で思うものです。

なぜなら、自分で学び方をつかんでしまっていますし、週の自主練スケジュールも自作してしまいます。

どんどん積極的にいろいろなトレーニングスタイルを試すので、アドバイスを求められればしますが、こうなると青天井に英会話力は伸びていきます。

やはり、こういった「自主性」は語学習得においてものすごく重要のようです。

ネイティブレベルは諦める!

【ネイティヴレベルは諦める!】
 
こんなこと言うのも何ですが、結構有名な英語の先生でもその英語を聞くと、意外と訛っていたり間違っていたり、え?それ知らなかったのか!
 
そんな発見(?)があったりします。
 
ただ考えたら、それは当たり前なんです。
 
日本にいる外国人タレントだって、子供の頃からこっちにいた、親が日本人、と言う場合を除けば、どんな日本語の達人でも聞けば
 
「この人日本人じゃないな」
 
と、すぐわかるものです。
 
デーブスペクターは埼玉出身と言われていますが(もちろん冗談で)、それでもその日本語を聞けば、やっぱり外国人の日本語ですよね?
 
SLA(第2言語習得論)研究でも、ネイティヴ並みに大人になってからなれるのか(というか、何歳までならイケルか)という研究ありますが、大人になってからそうなることはほぼナシとの結果が多くでています。
 
つまり、もうこれは…
 
映画の中の外国人のように、英語でしゃれた冗談を言ったり、気の利いたこと言ってジェームスボンドみたいにボンドガールを口説くオレ、は諦める。
 
ああはなれない、と覚悟を決めるべきです。
 
もっというなら、実は英語話す人はいまや物凄い数いて、世界の英語話者の中で「ネイティヴスピーカー」なんてのは一部。
 
世界の人口が52億人、そのうちの英語話者が17.5億人と言われています。そのうちのネイティヴスピーカーなんて3.9億人、22%だそうです。英語話者の中の22%です。
 
ここからは僕の感覚ですが、そのネイティヴスピーカー中の8割が自国より外に出る機会はほぼ無く(その中の3割は悪気なく英語=「人間」の話す言語だと思い込んでいる)、残りの2割が私たちと接点を持ちうる。
 
そう考えると、非ネイティヴとなんとか意思疎通が出来る、そのレベルの英会話力があれば十分じゃないでしょうか?
 
これは初級者よりも、中上級者の方に特にお伝えしたいと思います。
 
何故なら、すでに英語喋れるのに、ネイティヴの言ってることが分からない、映画が字幕ナシだと分からないことで「私の英語はクソだ!」と思い込んでしまっている人がとても多いからです。
 
ヤケクソになって、もうネイティヴになんかなれねーよ!
 
そう思って吹っ切れば、案外自分って英語上手いんだな… と、気がつきますよ!

質問ないときも、無言にならない!

【質問とくにないときも、無言にならない】
 
英語力
 
これはもちろん、英語で仕事などをする際は大切ですが、実はもっと大事なことがあります。
 
それは、「外国人とのコミュニケーション」の仕方を知っていること。
 
基本的なことではあるのですが、これが難しいところです。
 
そもそも、アメリカは多民族国家なので、「言わなくてもわかるだろう」という文化ではありません。
 
質問はありませんか?
 
そう言われたとき、日本のように「シーン」としているのは、イケていません。
 
質問ないならないで
 
「No」とかなんとか、とにかく
 
「あなたの話を聞いてますよ!」
 
ということを、相手にちゃんと伝える必要があります。
 
言葉で、表情で。
 
それと、よく聞くのが、笑顔だったくせに後で文句いってくるなんて、あいつらはよくわからん!
 
というもの。
 
笑顔はもちろん大切なのですが、できない、賛同できない、やれない
 
こういう時も、ストレートにNoと伝えることも大切です。
 
「言ってくれなきゃわかるわけないだろう」
 
これをちゃんとやらないと、かえって卑怯と思われかねません。
 
こういうことは知識で知っていることはもちろんですが、やっぱり何度も現場でやることが大切ですよね。
 
英語は、机にかじりつくんじゃなくて、どんどん外にでてみろ!
 
英語はスポーツだ!という所以です。

どんな人が英語伸びるか?

(どんな人が英語伸びるか)
 
冗談抜きで一番嬉しい瞬間は、生徒さんが本当に伸びた時。
 
とか言うと嘘臭い感じもしますが、本音では英語なんて先の読めないビジネスなんかに比べたら非常に簡単だと思っています。
 
ビジネスや音楽、恋愛は相手のあることですが、英語はだって、ただ本人がやるのみです。そして、僕のみている限り、そんっなに凄まじい努力がいるわけでもない。案外Toeic800くらいは取れるな、と言うのが実感です(もちろん、そんなすぐには無理ですよ)。
 
なんだけど… 教える立場になるとそれが中々。
 
そんな時、ふとある生徒さんなんかが、あれ?かなり伸びてるじゃないか!
 
という時、なんだか、「俺は間違っていなかった!」
 
と、思えるのです。
 
伸びる生徒さんのパターンは大体同じ、
 
1, あれこれ考えず言われたことを愚直にやってくる「素直さ」「礼儀正しさ」がある
 
2, 感情に左右されず、淡々と同じペースで長期間やってくる
 
最初猛烈なヤル気をみせる人よりも、不思議とそんな目立たなくて発音なんかもそんなに良いわけでもない人だったりします。
 
後、昔にスポーツ、なんらかの技術の習得をちゃんとやったことがある人なんかも多いですね。
 
本当に「ヤル気」って、あんま関係ないですよ。
 
どんだけやったか、でしかありませんから、自分がどれだけやってるのか記録するのはとても良いと思います。そんなアプリもありますから、試してみてください!(Habit keeperはオススメ!)

手持ちのコマでなんとかするのが英会話

先日、神田の古本市で兼好法師の徒然草を買いました。

 

失敗したのは、語注のみしかのっていなかったことで、これではほとんど外国語です。

 

その中で、確かこんな一節があったはずです(ネットでみたもの)。

 

 

囲碁などで、うまくなってから試合にでよう、というものがいるけども、それでは永遠にうまくならない。

 

下手でもいいから、上手い人に混じって色々と悔しい思いなんかもする内に、本当に上達するものだ・・・(確か)

 

 

英語も本当にそう。

 

 

かなり前ですが、英会話を伸ばす方法は

 

「正しいトレーニング × 継続 + 飲み会」

 

なんて書いたことがあります。

 

 

飲み会とはもののたとえで、

 

「間違ったっていいから、英語でとりあえず意志を伝達してみる」

 

ボクシングでいうならば、スパーリングや実戦をすることがとても大切なのです。

 

 

とてもじゃないけど自分はそんなレベルではなく、もっとうまくなってから・・・

 

 

という方はとても多いのですが、いやいや、そこがそもそも間違っているんです。

 

英語なんて、日本人である以上、永遠に外国語です。

 

僕だって英会話なんて

 

「手持ちのコマの中から、なんとかやりくりして」

 

話しているんです。

 

 

シャチ

 

これを見に行ったと言いたい時、

 

「えーーーっと、シャチってなんだっけ?」

 

そうすると会話は止まります。

 

グーグルで調べると・・・、ってほど、会話にそんなにシャチって大切なことでしょうか?

 

 

鴨川シーワールドにシャチをみにいったんだよねぇ、といったくらいならば、

 

ビックビック、Sea animal、Black、But

 

と、自分の目の周りをさして

 

ホワイト!

 

ストロング!

 

ザン ホエール!

 

 

これでなんとかなりますし、こうやって、明るく熱心にノリよく話しているのが大事。

 

 

また、相手の言ってることだって、全てはわかりません。

 

それでも、なんとなーく、でなんとかするんです。その練習は実戦でしか習得できません。

 

 

たまに、ん?これは、結構大事なこと言ってんじゃないか?

 

と、おもったら、

 

 

ワンモア タイム プリーズ!

 

モア スロー プリーズ!

 

 

これで全然問題ありません。

 

 

ジェスチャーでも絵でも、全てを動員してなんとか英語で話してみる。

 

 

その時、多くの人はヘコむようです。あぁ、わたしは全然英語ダメだ・・・

 

ものすごく気持ちがわかります。僕も本当にそうでした。

 

 

でも、こうやって改めて英会話を教えているとわかるのです。

 

 

そうやって、英会話にトライした瞬間自体がものすごく価値のある練習ですし、もう一つ。

 

 

「英会話は、やっていれば必ずだんだんとうまくなる」

 

 

今はそうでも、やっていれば絶対にうまくなりますから、「安心して」

 

今の手持ちのコマでなんとかやりくりして、どんどん英会話をしてみてください。

 

 

ちなみに、話しかけるきっかけは、これがなんだかんだ一番だと実感しています。

 

 

Where are you from?(どこからいらっしゃいましたか?)

 

 

Leon