月別アーカイブ: 2016年10月

口から出てこない!を改善する方法

「英語が口から出てこない!」

 

「全く英語が聞こえない」

 

 

これが英会話の2大悩み事で、ここをClearしてしまえば英語は話せます。

 

本日はそのうちの

 

「英語が口から出てこない」

 

の解決方法をお話しようと思います。

 

 

会話は、

 

Input → Listening

 

Output → Speaking

 

で成り立っています。

 

英語が口から出てこない!を解消するのだから「Output」の練習をしよう、と普通は思うのではないでしょうか?

 

 

ところが、実際は「Output」が拙いときほど「Input」練習の強化が重要になってきます。

 

 

SLA(第二言語習得論)は個人の体験ではなく、大勢の外国語学習者からデータをとり、

 

ここが重要なのですが、

 

「しゃべれる」

 

ようになるには、どうしたら良いのか、を研究する学問分野です。

 

 

当然色んな意見はあるのですが、まずここを否定する学者はいない、というポイントが

 

「理解できるもののInput」

 

です。

 

Outputは一切必要ない、とまで言う学者はいても、このInputをしないで良い、という人はいません。

 

 

そもそも、しゃべれる、とはどんな状態でしょうか?

 

僕達が日本語をしゃべる際、いろんな事を考えてしゃべっているでしょうか?

 

そうではなく、頭に浮かんだことを「無意識に」口から出しているのではないでしょうか?

 

 

この「無意識に」というのがポイントで、日本人にとって「英語がしゃべれる状態」というのは、

 

「無意識に」英語が英語のまま理解できて、口から出てくる状態になることを言います。

 

その為にはどうすればいいのか?

 

脳のある部分に「英語脳」を少しずつ築き上げていく作業をしないといけません。

 

 

その英語脳を築き上げる作業こそが「理解できるもののInput」なのですが・・・

 

 

もっと感覚的に言うと、

 

「Shadowingや多聴をしていると、不思議と英語が出てくるようになる」

 

という感じです。

 

 

自分自身の経験に照らしても、今まで見てきた生徒さんたちを考えても、

 

「Inputをしっかりしていると」

 

あ、英語が前よりスムーズに出てくるようになったな、と感じます。

 

 

ですから、英語が出てこない、という場合こそ、もっと質の良いInputとその量をこなすこと。

 

ここにフォーカスするのが、正解です。

 

 

特に読めるのだけども、出てこない、という場合は変換のスピードの問題ですから、この際もShadowing、そして多聴の練習で英語は間違いなく「スムーズに出てくる」ようになります。

 

 

Leon

とりあえず10冊、英語勉強法の本を読んでみる

英語は正しい学習法をしないと伸びません。

 

じゃぁ、どうやったら正しい学習法を知ることができるのか?

 

 

世の中には英語の本やサイトがあふれかえっています。

 

甘い文句もたくさんあり、全く迷ってしまっている。

 

そういった方も多いのではないでしょうか?

 

 

何か特定の問題、例えば、この単語の意味がわからない。

 

そういったものは、もうほんの数秒でgoogle検索して答えがでますが、

 

「どうやって勉強したらいいの?自分の何が問題なの?」

 

こういった漠然とした疑問はかえってネットだと情報があふれすぎていてわからない場合が多かったりします。

 

ネットは「タダ」だから、よけいに情報に振り回されやすいのです。

 

 

そこで私は自費出版ではなく、しかるべき出版社から出されているちゃんとした本を読むことをお勧めします。

 

しかも、

 

「10冊」

 

ざっと読んでみたらいかがでしょうか?

 

 

そうすると気が付くはずです。

 

大体、おんなじことが書いてある、と。

 

ダイエットだってそうじゃないですか。

 

要は、食べ過ぎず、適度な運動をしてればいいんです。

 

それぞ、正しい「方向」なのです。

 

 

僕が10冊あげるとすれば、

 

・英語はもっと科学的に学習しよう・白井恭弘

https://www.amazon.co.jp/dp/4806146307 

 

・無理なく続く英語学習法・古川武士/ジェイソン・ダーキー

https://www.amazon.co.jp/dp/4534049919/

・完全保存版 できる人の英語学習法・安河内哲也

https://www.amazon.co.jp/dp/4046002190/

 

・1日15分で英語が話せるCDブック・横山礼恩

https://www.amazon.co.jp/dp/486063831X/

(私のあさ出版よりの著書。基礎文法が中心の本ですが、学習法もちりばめられています)

 

・世界の非ネイティブエリートがやっている英語勉強法・斉藤淳

https://www.amazon.co.jp//dp/4046002654/

 

・もうこれで英語に挫折しない・赤羽雄二

https://www.amazon.co.jp/dp/4396615582/

 

・第二言語習得論に基づく、もっとも効率的な英語学習法・佐藤洋一

https://www.amazon.co.jp/dp/4799318276

 

・外国語上達用・千野栄一

https://www.amazon.co.jp//dp/4004203295/

 

・40歳オーバーでニート状態だったぼくが初めてTOEICテストを受けていきなり930点取って人生を劇的に変えた、効果絶大な英語勉強法・春名久史

https://www.amazon.co.jp//dp/4803008027/

 

・シャドーイング・音読と英語コミュニケーションの科学・門田修平

https://www.amazon.co.jp/dp/4864540756/

 

 

 

少し内容の難しい本もありますが、どれも比較的読みやすい本ばかりです。

 

それでいて、本当に理にかなった方法がてんこ盛りです。

 

 

もちろん、上の本以外にも良い本は沢山あります。

 

流し読みで良いですから、

 

「まずは10冊」

 

ざっと、英語学習法の本を読んでみることをおすすめします!

 

 

Leon

すらすらしゃべれる、ということは無意識でしゃべれる、ということ

最近、Maangchiという韓国人女性の韓国料理のYoutubeビデオをよくみます。

 

https://youtu.be/VjneaJ0hmgs

 

韓国生まれ韓国育ちで、今はNYに住んでいて数年前よりYoutubeビデオをアップロードしはじめて有名になったそうですが、彼女の英語をみていると思うことがあります。

 

 

恐らく、あまりよく知らない人がこれをみたら、

 

「英語へただなぁ」

 

って思うのではないでしょうか。

 

でも、それは発音が韓国なまり(日本なまりにも近い)なだけであって、

 

「本当に使える英語、という観点でいったら、実はかなりレベルが高い」

 

と僕は思っています。

 

 

まず見ていて、

 

ウー、とか、アー

 

とか言いよどむシーンがほとんど見当たらないのです。

 

 

本当に使える英語、には、実は正確さや知識なんかよりも、よっぽどこの

 

「スムーズさ」

 

が大切なのです。

 

 

スムーズに出てくる、とはどういった状態でしょうか?

 

頭の中になにか浮かぶ → 口から言葉をだす

 

このプロセスの間に、勉強して学んだ「知識」が割って入ります。

 

頭のアイデアを正しい言葉に変換するのがこの「知識」でMonitorと呼ばれています。

 

一見良いことのようですが、もしこれのみを発達させたらどうでしょうか。

 

 

よく、正しく話そうとしすぎて、口より言葉を出す前に

 

「えーっと、うーん、と」

 

と言いよどむことが僕たち日本人には多いのですが、この瞬間こそまさに、Monitor(知識)が、頭のなかのアイデアと口からでる言葉の間に割って入っているのです。

 

 

当然、スムーズに言葉がでてきません。

 

 

ここに、日本人がテストで高得点なのに、話すとなると下手、使えない、と言われてしまうポイントがあるのです。

 

 

会話のときにあれこれ考えながら話している限り、決して英語は「スムーズ」に話せません。

 

「無意識に」頭のアイデアが口から英語ですらすら出てくる状態。

 

これを目指さないといけません。

 

そして、それには「知識をひたすら積み上げる」練習はかえって邪魔にすらなるのです。

 

 

じゃぁ、何をしたらいいのか?

 

分からないところがあっても良いから、「大体わかる英語を大量に聞く」。

 

考えながら、訳しながらやってはダメです。

 

無意識で、英語が英語のまんま「わかる」ように「慣らす」練習が必要なのです。

 

 

そのための教材は、無意識で大体(6~8割)わかるものを聞くのですから

 

「易しめ」

 

のものを選びましょう。

 

 

この練習は聞き流しですから、電車の中でやるのにうってつけです。

 

すぐには効果が感じられなくても、必ず効いてくる練習方法です。

 

 

ぜひ、この練習も日々やってみてください!

 

 

Leon

 

ネイティブ講師に習って英語を伸ばすなら。

皆さん、いつかはペラペラに英語をしゃべりたい。

 

あの人は英語が喋れる人だ!

 

そういう風に言われたい。

 

また仕事上その必要がある。

 

そういうことで、英語を学習しているのだと思います。

 

 

その際、忘れてはならないのは

 

「自習をしないことにはほぼ伸びない」

 

ということです。

 

 

それも、「効果的な正しい方法」である必要があります。

 

 

ちなみに、頑張っている感があるわりに、意外と英会話力の向上に貢献しないのが「単語の暗記」「英文和訳」などです。

 

どちらも学校でさんざんやらされたものですが、一番大事なトレーニングではありません。

 

K-1に出たいのに、筋トレだけを家でひたすらやっているようなものです。

 

 

そしてもう一つ、

 

「外国人講師としゃべっているだけ」というのも、結構な効率の悪さです。

 

ましてや、一週間に1,2回、一時間弱そうしているだけでは、ほとんど英語は伸びないでしょう。

 

「初心者ならばなおさら」

 

です。

 

 

でもしか先生

 

そういう言葉をご存知でしょうか?

 

 

先生に「でも」なるか。

 

先生に「しか」なれないし。

 

 

残念ながら、ほとんどのネイティブ英会話講師は「でもしか先生」だと思って間違いありません。

 

苦労して英語を学習した経験もなければ、真剣に天職として英会話講師を仕事にしているというわけではない教師がほとんどです。

 

「良い人」はいます。

 

でも、そこにほだされてはいけないと僕は思っています。

 

良い人と話していても、やはり「正しいトレーニング」を指導してくれる講師でなかったら、英会話力はほとんど変わらないものです。

 

いくつかの面白いスラングを覚えておしまいです。

 

 

じゃぁ、ネイティブ講師の授業は全く意味がないのか?

 

というと、「中級者以上の正しいトレーニング方法を知っている学習者」にとっては例外です。

 

 

中級以上に要求されるのは「正確さ」

 

そして、正確な英語といった点でいえば、ネイティブ講師はまさにうってつけです。

 

大切なのは

 

こっちが外国人講師を「とことん利用してやる」という姿勢です。

 

 

どんどん、こう教えてくれ、こうしてくれ、もっとこういう宿題を出してくれ!

 

 

 

あまり相手をモノのように扱ったり、金はらってんだからトーゼンだろ!

 

というような態度はいけませんが(相手も人間です)、フレンドリーにこっちから「積極的な姿勢で」ネイティブ講師にのぞむことは、講師にとっても有り難いはずです。

 

なにせ、一番困るのは「無反応」の生徒さんだ、っていつもボヤいてますから。

 

 

Leon

 

 

 

 

英会話学習に悩んだときは、こう自問してみてください

色んな練習を日々、皆さん、しようとしていると思います。

 

とかいいつつ、実は一番の難関は

 

「毎日、続けること」

 

 

逆にこれさえ出来てしまえば、英語はうまくなることはあっても下手になることはありません。

 

 

いつもこの大原則をおさえておくといいと思います。

 

英語の学習をしていて悩むことは多いでしょう。

 

なんでうまくならないのか。

 

どうやったらできるのか、イマイチつかめない。

 

そもそも日本人なんだから無理なんじゃないのか、などなど・・・

 

 

でも、そういうときに、ふと冷静になって立ち返ってみてください。

 

「やってますか、日々?」

 

答えは、結構の頻度で、

 

「そういえば最近やってないな・・・」

 

 

そういうものなんです。

 

で、そんな時、自分のことをなんてダメなやつなんだ!

 

と、執拗に責める必要はありません。

 

だって、皆そうなんですから。

 

 

過去は過去。

 

またもう一度、やってみればいいんです。

 

前にやったPartのShadowingを3分でもかまいません。

 

そしたら、明日もまたやってみましょう。

 

1分でもいいです。

 

 

どれだけやったのか、記録するのも、続けるためのとても良い方法です。

 

今は、こんな便利なアプリがあります。

 

「Habit keeper」

 

僕も使っています。

 

何よりも簡単なのがイケています。

 

是非、中々続けられない、と思っている方はこのサイトをみてみてください。

 

 

リンクを貼っておきますので、コピー・アンド・ペーストしてCheckしてみてください!

 

Leon

 

「Habit keeper」

http://app.kuma-de.com/habitkeeper/index_ja.html

基礎はひとかた終えたな、と思ったら・・・

英語学習は

 

「大量のInputと少量のOutput」

 

InputがKeyなわけで、InputとはListeningとReadingです。

 

 

このInputには、大きく分けて二通りあります。

 

 

しっかりちゃんと理解する(細かく文法的にも分解する)

 

「精読」

 

もう一つは、細かいところにこだわらず、大体の意味をとって量をInputすることを目的にする

 

「多読」

 

 

があります。

 

もちろん、「英会話」の場面では聞こえないと全くどうにもならないので、

 

 

「精聴」と「多聴」

 

 

も、ものすごく大切です。

 

 

僕は、初心者のうちは

 

「精聴」

 

を、範囲をしぼって何度も繰り返しまくりる練習が有効だ、と生徒さんに伝えています。

 

なぜなら、「多聴」を沢山しようにも、そもそも

 

「内容がほとんど理解できない」

 

だろうからです。

 

 

理解できていないものを、いくら聴いてもあまり意味はありません。

 

ある、という人もいますが、やはり自分の経験上、どうしても意味があるように思えないのです。

 

少なくとも、非効率です。

 

 

ただ、中級以上になったらどうか?

 

 

実は、この「多聴」の練習はとっても大切です。

 

真面目に中級くらいまでなると、つい「勉強」「努力」しないと気がすまない状態だったりするのですが、もっともっと、楽しんで自分の好きな分野の英語を

 

「そのまま聞いて理解してみる」

 

ことを沢山やって良いのです。

 

 

もう少しちゃんとやりたかったら、字幕をOnにして見たり、スクリプト(台本)をあとでざっとみたり、もしくはこれもお勧め。

 

「単語をメモっておく」

 

 

これだけでいいんです。

 

そこから日本語訳を書いたり、派生語を書いたり、例文を作ったり、そんなこともしないで大丈夫です。

 

ただメモって、後で時間のあるときにざっと眺めてください。

 

 

基礎がついたら、今度は「量」も大切。

 

しかも、楽しいものでやったほうがかえって効果的です。

 

 

心理学的にも、楽しんでやったほうが習得は段違いで早いそうです。

 

そりゃぁ、そうだと想像できますよね。

 

 

僕もプリズンブレイクにはまりきってしまった時は、勉強という感じはまったくせず、一日8時間ちかく没頭してしまいましたし、電車の中でも寸暇を惜しんでやるもので速攻で携帯の制限もかかり、となると教室のパソコンでみるしかないから、早く教室に着きたくて仕方ありませんでした。

 

基礎ができたら、このように楽しくもっともっと学んでいくことができます。

 

 

出来たら、基礎は短期でしあげるのも英会話のコツかもしれませんね。

 

そのためには、最初に集中的に時間をかけてしまうのもとても良いと思います!

 

 

Leon

 

 

「意識した練習」をしていますか?

いつも、僕は外人と話すことばかりに気をとられないように、と言っています。

 

正直、ここにばかりみんな目がいっているような気がしてならないからです。

 

僕だって今から新しい言語をやろうと思ったら、その国の人と話すレッスンをとりたいような気がします。

 

でも、ここが結構な落とし穴。

 

あくまでも、第二言語の習得の基本は

 

「大量のInputに少量のOutput」

 

理解のできるInputをメインにしないといけませんし、そのためには要は自習をがんばらないといけないのは、先日Blogに書いた通りです。

 

技術の習得に成功した人のほとんどが「意識した練習」をしているそうです。

 

意識した練習とは、苦手なところ、習得のネックになっているところを集中的に練習することで、非常に疲れます。

 

例えば楽器の練習だったら、弾けないポイントをゆっくりなスピードから何度も繰り返してだんだんスピードアップしていく、ようなものでしょう。

 

単語だって、眺めているだけよりも、やはり頭に負荷をかけてクイズ形式に覚える努力をしたほうが、断然近道です。

 

結局こっちの方が早い。

 

単語の意味なんかは、今やソッコーで携帯みれば答えがでますね。

 

でも、どうしたら本当に自分の英語力が伸びるのか?

 

こういう漠然とした疑問に答えを探すのには中々戸惑うと思います。

 

僕は今までの経験上、やはりShadowingを大におすすめします。

 

自分のみならず、明らかにちゃんとやった多くの生徒さんたちの英会話がスムーズになっているからです。

 

やり方は

 

1、英文を意味・構文まで(SVOCの成り立ちまで)理解する

 

2、その音源と一緒に、くりかえしShadowingの練習をする

 

やってみるとわかりますが、非常に疲れるはずです。

 

つまり「意識した練習」になっていますし、さらにいいのが

 

「できない箇所にカーソルを合わせて2,30回くらいやってみる」

 

このとき大切なのが

 

自分が本当にわかってるか、「意識しながら」練習することです。

 

ぼーっとしながらやるのと、ちゃんと集中して意識しながらやるのでは、外面上やってること同じでも全然違うんです。

 

ある意味、英会話なんて反射力です。

 

筋肉と非常によく似ています。

 

僕だって、ある期間練習をさぼると途端に、なんか英語がでてきずらいな、となりますし、ちゃんと練習を積んでいるときは外国人と話すのがとても楽しみです。

 

「意識している練習」

 

は、ちなみに長時間はできないそうです。

 

1時間やったら休みをいれ、それでも1日3-4時間が限界とか。

 

たとえ15分でも、本当に意識して集中してShadowingをすれば、15分って意外と長いな、と気が付くでしょう。

 

もちろん、効果も期待できますし、結局、こっちのほうが時短、近道になりますよ!

 

Leon