今日は英会話学習というよりも、文化の違いについてです。
あくまで自分の体験ですが、海外で犯罪に日本人が巻き込まれたり、最近の日本でのニュースを見ていて少し感じてしまうことがあるのです。
まず、大前提ですが
「日本ほど安全な国はまずない」
と、思っていただいて間違いがないです。
NYは相当安全になった、と2011年に留学していたころによく言われました。
なんで急にそんなことになったのか、聞いてみると答えは至極単純で、警察の数をすごく増やしたらしいです。
確かに、いたるところに警官がいたように思います。
そんなNYですら、朝に駅で配られるフリーペーパーの隅には小さく銃による殺人事件がしょっちゅう載っていました。
祭りなどがあれば、必ず誰かしら撃たれて死んでいます。
1年いただけですが、僕自身も銃撃事件の後処理をしているところを数度みていますし、一度などは車のガラスの弾痕も生まれて初めて見ました。
大学生の新歓シーズンの高田馬場では、女子学生までもが酔いつぶれて倒れていますが、NYの地下鉄などでそこまでへべれけになっている人はまず見ません(ジャンキー以外)。
週末明けの日本の駅では必ずと言っていいほど、誰かが吐いた跡をみますがNYの地下鉄でそれを見たのは1年いて一回だけです。
そもそも、想像していた以上にアメリカ人って飲まないし、また飲むことを強要もしないのが意外でした。
日本だと、全く酒が飲めないのはビジネス上少し支障がある、と言ったら、意味がわからん!と驚かれたのを覚えています。
間違いなく、「安全上」の理由もあり、そんなになるまで飲まないのでしょう。
前提が全く違うな、と思うのが、アメリカ人に限らず、世界のほとんどの国の人はそれが当たり前だ
なんて、思えないほどに
「周りには悪い人がいる」
ことを前提にして、外を歩いているのです。
デパートによっては、大きな袋をまずはフロントにあずけたり、フィリピンではちょっとした雑貨店など、そもそも店員や商品が檻の中にあって、客はあれとこれをくれ、と指さして注文するようになっているところもありました。
「客のなかには、モノを盗もうとする人がいる」ことを前提に店を運営しているのです。
海外では、あまりに無防備すぎて犯罪に巻き込まれた際は、被害者のほうが非常識と思われてしまいます。
海外から来た人は、日本人の親切さ優しさに感動して帰ることが多いそうです。
震災時なども、整然として並び、略奪暴行などがほとんど起こらない。そんな姿は世界で驚嘆されています。
逆をいえば、それだけ、海外はそういうところではない、ということです。
特に、国内外で被害にあう女性のニュースを見るたびに、とても残念なきもちになります。
本当にこの人についていって大丈夫なのか?こんなところで酔いつぶれて傷つくのは誰なのか?
もう少し様子を見てから、本当に親しくなる。簡単に個人情報は交換しない。夜遅くなどは絶対に出歩かない。
海外では「No」というのが普通です。自分を守れるのは、自分しかありません。警察があてにならない地域だって沢山あります。
日本と海外は違う。
これはよく覚えておいた方が良いと思います。
Leon