日別アーカイブ: 2016年10月6日

すらすらしゃべれる、ということは無意識でしゃべれる、ということ

最近、Maangchiという韓国人女性の韓国料理のYoutubeビデオをよくみます。

 

https://youtu.be/VjneaJ0hmgs

 

韓国生まれ韓国育ちで、今はNYに住んでいて数年前よりYoutubeビデオをアップロードしはじめて有名になったそうですが、彼女の英語をみていると思うことがあります。

 

 

恐らく、あまりよく知らない人がこれをみたら、

 

「英語へただなぁ」

 

って思うのではないでしょうか。

 

でも、それは発音が韓国なまり(日本なまりにも近い)なだけであって、

 

「本当に使える英語、という観点でいったら、実はかなりレベルが高い」

 

と僕は思っています。

 

 

まず見ていて、

 

ウー、とか、アー

 

とか言いよどむシーンがほとんど見当たらないのです。

 

 

本当に使える英語、には、実は正確さや知識なんかよりも、よっぽどこの

 

「スムーズさ」

 

が大切なのです。

 

 

スムーズに出てくる、とはどういった状態でしょうか?

 

頭の中になにか浮かぶ → 口から言葉をだす

 

このプロセスの間に、勉強して学んだ「知識」が割って入ります。

 

頭のアイデアを正しい言葉に変換するのがこの「知識」でMonitorと呼ばれています。

 

一見良いことのようですが、もしこれのみを発達させたらどうでしょうか。

 

 

よく、正しく話そうとしすぎて、口より言葉を出す前に

 

「えーっと、うーん、と」

 

と言いよどむことが僕たち日本人には多いのですが、この瞬間こそまさに、Monitor(知識)が、頭のなかのアイデアと口からでる言葉の間に割って入っているのです。

 

 

当然、スムーズに言葉がでてきません。

 

 

ここに、日本人がテストで高得点なのに、話すとなると下手、使えない、と言われてしまうポイントがあるのです。

 

 

会話のときにあれこれ考えながら話している限り、決して英語は「スムーズ」に話せません。

 

「無意識に」頭のアイデアが口から英語ですらすら出てくる状態。

 

これを目指さないといけません。

 

そして、それには「知識をひたすら積み上げる」練習はかえって邪魔にすらなるのです。

 

 

じゃぁ、何をしたらいいのか?

 

分からないところがあっても良いから、「大体わかる英語を大量に聞く」。

 

考えながら、訳しながらやってはダメです。

 

無意識で、英語が英語のまんま「わかる」ように「慣らす」練習が必要なのです。

 

 

そのための教材は、無意識で大体(6~8割)わかるものを聞くのですから

 

「易しめ」

 

のものを選びましょう。

 

 

この練習は聞き流しですから、電車の中でやるのにうってつけです。

 

すぐには効果が感じられなくても、必ず効いてくる練習方法です。

 

 

ぜひ、この練習も日々やってみてください!

 

 

Leon