英会話はコミュニケーションの道具です。
だから、机から離れて外に出て、どんどん人と話して使っていこう!
というのが正解とよく言われます。
でも、現実的にみて、本当にこの方法のみでうまくなるのは
「相当時間がかかるし、至難の業」
大人になってしまったら特にそうでしょう。
その証拠に、数年留学して、周囲からはもはや英語ペラペラと思われてるけど・・・
「意外と大したことない」
という、よくある事実からも推測できます。
英会話には当然ですがレベルがあります。
一見しゃべってて、あっちで全然生活できてるじゃん!
と見えるんだけども、本人は英語に相当に不自由を感じつつ暮らしている日本人はかなりいるのです。
すごく大まかに初心者を分けると
1、英語でレッスンされても困るレベル
2,なんとか全部英語でレッスンはできるレベル
その次が、
3,ネイティブスピーカーじゃないんだったら、英会話はなんとかなるレベル
最上級は、やっぱり
4、ネイティブと混じってなんの問題も無いレベル
でしょう。
長年やって思うのは、魔法のような方法はない、ということです。
テレビやなんかでみるようなことは、現実とはかなりかけ離れています。
例えば、昨日、経営者の勉強会にて大塚家具・大塚久美子社長の講演を聞きました。
実際に、講演を聞いてみると、マスコミ報道なんかとは人柄はもちろん、事業方針なども大分誤解されていることがよくわかりました。
実は父のほうがものすごくウワテであり、うまく事業継承をするために、わざとあの騒動を起こしたのだ。
なんて話も荒唐無稽のSFだと思います。
本当のところは父との確執がどうのこうの、というよりも(それも大変だったでしょうが)、高度成長期に大成功した大きな組織を環境が変わった現代で、どうやって変えていったら良いのか。
大組織だけにそこに苦労している次世代の経営者、それでも理念を持ってこの企業を存続させることが社会のためになる、と信じきって苦闘している至極真面目な女性の姿しか、そこには見えませんでした。
お家騒動、なんてのは目をひいてテレビでも受けるのでしょうが、本質は随分違うんだな、と思わされました。
ちょっとずれましたが、ですから、英会話にも魔法のような話はありません。
外人と遊んでれば自然とうまくなる、なんてものではありませんし(一見しゃべってるようにはなりますけど)英会話には上で書いたように、ちゃんと段階、レベルがあります。
それをしっかりと登っていって、本当に英会話がうまくなるには・・・
当たり前だけども、自習しないとうまくなるわけない
ということです。
そして、この「自習」というところが、実は非常に重要だそうです。
全部コーチについて教わるよりも、自分で練習に打ち込む時間は技術の上達に必須のようです。
職場などでもそうじゃないですか?
会社でだけ働く人よりも、少しでも自分の時間をとって、それを振り返ったり準備したり勉強したり、そんな時間を持っているひと(要は自習している)って、間違いなく大成長するでしょう。
思えば僕らが子供の頃、練習しないで、勉強しないで、遊んで楽して成績あげたい、◯◯がうまくなりたい、なんて言ったら大人に張り倒されたのではないでしょうか?
自習しないと伸びないのは当たりまえです。
当たり前なんですが、こんな当たり前のことがたまに忘れられつつあるように感じることが、最近あります。
Leon