月別アーカイブ: 2016年9月

英会話は一人でやらないとうまくならない

英会話はコミュニケーションの道具です。

 

だから、机から離れて外に出て、どんどん人と話して使っていこう!

 

というのが正解とよく言われます。

 

 

でも、現実的にみて、本当にこの方法のみでうまくなるのは

 

「相当時間がかかるし、至難の業」

 

 

大人になってしまったら特にそうでしょう。

 

 

その証拠に、数年留学して、周囲からはもはや英語ペラペラと思われてるけど・・・

 

「意外と大したことない」

 

という、よくある事実からも推測できます。

 

 

英会話には当然ですがレベルがあります。

 

一見しゃべってて、あっちで全然生活できてるじゃん!

 

と見えるんだけども、本人は英語に相当に不自由を感じつつ暮らしている日本人はかなりいるのです。

 

 

すごく大まかに初心者を分けると

 

1、英語でレッスンされても困るレベル

 

2,なんとか全部英語でレッスンはできるレベル

 

 

その次が、

 

3,ネイティブスピーカーじゃないんだったら、英会話はなんとかなるレベル

 

 

最上級は、やっぱり

 

4、ネイティブと混じってなんの問題も無いレベル

 

でしょう。

 

 

長年やって思うのは、魔法のような方法はない、ということです。

 

テレビやなんかでみるようなことは、現実とはかなりかけ離れています。

 

 

例えば、昨日、経営者の勉強会にて大塚家具・大塚久美子社長の講演を聞きました。

 

実際に、講演を聞いてみると、マスコミ報道なんかとは人柄はもちろん、事業方針なども大分誤解されていることがよくわかりました。

 

実は父のほうがものすごくウワテであり、うまく事業継承をするために、わざとあの騒動を起こしたのだ。

 

なんて話も荒唐無稽のSFだと思います。

 

本当のところは父との確執がどうのこうの、というよりも(それも大変だったでしょうが)、高度成長期に大成功した大きな組織を環境が変わった現代で、どうやって変えていったら良いのか。

 

大組織だけにそこに苦労している次世代の経営者、それでも理念を持ってこの企業を存続させることが社会のためになる、と信じきって苦闘している至極真面目な女性の姿しか、そこには見えませんでした。

 

お家騒動、なんてのは目をひいてテレビでも受けるのでしょうが、本質は随分違うんだな、と思わされました。

 

 

ちょっとずれましたが、ですから、英会話にも魔法のような話はありません。

 

外人と遊んでれば自然とうまくなる、なんてものではありませんし(一見しゃべってるようにはなりますけど)英会話には上で書いたように、ちゃんと段階、レベルがあります。

 

それをしっかりと登っていって、本当に英会話がうまくなるには・・・

 

 

当たり前だけども、自習しないとうまくなるわけない

 

 

ということです。

 

 

そして、この「自習」というところが、実は非常に重要だそうです。

 

全部コーチについて教わるよりも、自分で練習に打ち込む時間は技術の上達に必須のようです。

 

 

職場などでもそうじゃないですか?

 

会社でだけ働く人よりも、少しでも自分の時間をとって、それを振り返ったり準備したり勉強したり、そんな時間を持っているひと(要は自習している)って、間違いなく大成長するでしょう。

 

 

思えば僕らが子供の頃、練習しないで、勉強しないで、遊んで楽して成績あげたい、◯◯がうまくなりたい、なんて言ったら大人に張り倒されたのではないでしょうか?

 

 

自習しないと伸びないのは当たりまえです。

 

当たり前なんですが、こんな当たり前のことがたまに忘れられつつあるように感じることが、最近あります。

 

 

Leon

 

 

発音は発音しない語に注意するのも大切!

英語の発音。

 

これに悩む方は多いと思いますが、基本的に残念なお知らせですが、

 

「発音が完全にネイティブになることはありません!」

 

 

ありませんし、SLA(第二言語習得論)では、それは伸ばすことは不可能、もしくはかなり難しい、という研究結果もあります。

 

僕のイメージでは、発音はShadowingをある期間続けることで

 

「だいぶ改善」

 

することは可能だと思っています。

 

とはいえ、やはり日本語英語の発音だった人が、めちゃくちゃ流暢になる

 

というのは1回も見たことがありません。

 

 

まず、発音についてですが、

 

「全然なまってていい!!」

 

 

大体からして、こっちが気にするから、相手も気にするのです。

 

イタリア人やフランス人もめちゃくちゃ訛ってましたし、先日読んだ本では

 

「ヨーロッパ訛りの英語が、より学識の高さを感じさせた」

 

なんてことも書いてありました。アメリカ人学者の書いた本です。

 

そう、アメリカ人だって、訛った英語にどこか魅力を感じたりもしているのです。

 

 

とはいえ、Shadowingをするにはスピードが必要(そもそもShadowingはスピードのための練習です)

 

となると、多少は英文を流暢に読まないといけません。

 

そのとき、たとえば

 

 

Real loser(真の負け犬)

 

 

これって、Realの「l」とloserの「l」が2つあるもんで、ちょっと発音に詰まりませんか?

 

 

It looks~

 

の、「t」と「l」

 

World champion

 

の「d」と「c」

 

 

それぞれの単語と単語の「最後の言葉」と「最初の言葉」

 

これがどうもつっかかってやりづらい、という感覚が速く読もうとすると感じるものですが、

 

これ

 

「前の単語の最後は発音しないでいい!」

 

のです。

 

 

上の3つの例、思い切って、前の単語の最後は発音せずに言ってみてください。

 

カタカナにあえてすると

 

リー、ルーザー

 

イ、ルックス

 

ワール、チャンピオン

 

こんな感じにして、後は発音を英語っぽくすると随分、英文を速く読むのが楽になります。

 

 

単語の最後が子音(アイウエオ以外)、次の単語の最初が子音

 

こういった場合は、こうやって読む方がよっぽどそれっぽくなりますよ!

 

 

このように、文字と実際の発話が異なっているのが、英語の難しいところの一つです。

 

 

Leon

 

辞めないこと。結局、これが究極の伸びる方法では?

最近、精神論みたいなことばかり書いてますが、そんな本を読んでるもので、笑

 

GRIT「やり抜く力」 アンジェラ・ダックスワース著 神埼朗子訳

 

訳文も良くて、とても読みやすいです!

 

本当は英文で読んだらいいんでしょうが、ま、それはまたいつか・・・

 

 

 

GRITやりぬく力の中で、瞬発的に死ぬほど頑張って、でも数年で興味の対象がうつる。

 

結果としてみると、つねに興味が目移りしている。

 

こういうのは、成功する確率が統計をとると低いそうです。

 

 

いいなぁ、と思ったのが、「今日いまいちならば、明日またやろう」

 

こういう視点も必要だ、ということです。

 

 

これは、いくら頑張ろう!と決意してもイマイチやりきれない・・・

 

という悩みを持っている方(僕も)には朗報じゃないでしょうか。

 

 

そんな怠け者だったって、

 

「要は、辞めなければいい!」

 

 

思えば、僕の場合は大学受験がそうでした。

 

現役時代は、英語の成績なんて最初は偏差値40くらいでした。

 

それなのに、自分は

 

「早稲田しかいかない」

 

と決めたものです。

 

「やれば」できる

 

と信じていたのです。

 

ただ、計算外だったのは「やれない」ことでした。

 

 

現役、一浪、と早稲田に落ち、結局明治大学の経営学部に行きました。

 

2年生の夏から、もう一度試験勉強を始め、そして、その学年の終わりについに早稲田の第一文学部に受かりました。

 

 

受験日の前日、僕は歩きながらこんなことを思いました。

 

やればできる、なんて思ってたけど、やったって世の中にはこんなに勉強のできる奴らがいる。

 

しかもそいつらは幼少の頃から、もう努力しつづけて習慣化している。

 

そもそも、なんでこいつらに勝てるなんて思ったのか。

 

全く、世間知らずでアホであった。

 

やればやるほど、英単語覚えれば漢字忘れるし、自分はたいしたことなかった。

 

たいしたことない上に、最上級の怠け者だ。

 

怠け者度ならば、全国ランクに名前絶対に乗れる自信がある。

 

だから、そもそも無理だったし無謀すぎたのだ。

 

でも、一つだけ、自分で自分をほめてやりたいことがあるとすれば・・・

 

バカなりに、ついに明日、受験日をむかえるじゃないか。3回めの。

 

そこだけは、我ながら偉い。

 

バカなりに「やめなかった」

 

明日は、鉛筆と消しゴムを持ち、あとは自分のようなアホでもわかる問題をただ、解かしてもらうのみだ。

 

 

当日、会場につけばセーラー服を着た少女が英字新聞を読んでいます。

 

3コ下ですから、僕が高3のころは、まだ中学生だった奴です。

 

それ読めるんか・・・。ま、だからそういうことだ。

 

僕はこれで。

 

と、河合の英単語2001を取り出したのを覚えています。

 

 

今でも、僕はこの時こうやって、なんとか受かったことが自分の自信になっています。

 

 

自分のような怠け者でも、とにかく辞めない、成功するまで辞めない。

 

そうすれば、いつかは成功する日が訪れる。

 

 

英会話だってそうです。僕だって今でも英語を勉強する日々です。

 

どうやったら英語しゃべれるの?

 

その答えは・・・・、

 

「辞めない」

 

なんだかんだ、これではないでしょうか?

 

 

 

Leon

才能のある人は意外と伸びない?

グリット

 

やりぬく力

 

これこそが、物事を成し遂げてメガ成功者になるための(そんなシンプルではないみたいですが)鉄則みたいです。

 

要は、才能よりも努力のほうがよっぽど重要。

 

しかもそれを続ける、やり続けることが大切なようです。

 

 

なんて話を、最近本屋で見つけたグリットの本を読みつつ知りました。

 

 

 

それが本当なのかどうか、僕は心理学者でもなんでもないですから、分かりません。

 

でも、こうして14年間、受験に学校の補習に、パン屋の英会話始めてからは英会話をみてきた経験から、

 

あ、そういえばそうかも・・・

 

と言うことはできます。

 

 

あ、そういえば・・・

 

 

「才能あるなぁ、って人はほとんど伸びない」

 

という「傾向」です。

 

 

なんでほとんど伸びないか?

 

要は「努力ができない」

 

からです。

 

努力ってじゃぁ、なんなのか?

 

 

愚直に毎日コツコツとやり続けることです。

 

 

才能あるなぁ、ってなんなのか?

 

 

これも経験からいうと

 

「発音がいい」「飲み込みが早い」

 

 

ところが、こういった方々は振り返ってみると、ほとんどが途中でやめたり結局宿題やってこなかったり・・・

 

 

あとは、やる気があって、礼儀正しくて、生徒さんとしては理想のタイプっぽい感じ

 

これもまた、何故かは知りませんが、不思議と途中で投げ出してしまったりします。

 

 

じゃぁ、どういった生徒さんが本当に伸びたのか?

 

いいですか?

 

「本当に伸びた」

 

ですよ。

 

 

まず一つ言えるのは、

 

「伸びるのは早くて3ヶ月、鉄板で伸びたなぁ、と感じるのは半年」

 

 

つまり、速攻で伸びた人なんて僕はみたことがありません。

 

おそらく、これが現実ですから、ですから、◯◯日で◯◯、というのは疑っていいと思います。

 

そんな一朝一夕ではできないですよ、英会話なんて。

 

 

そして、本当に伸びたタイプ。

 

頭に思い浮かべる彼らの顔、共通しているのは・・・

 

 

「マジメな人」です。

 

 

本当にそうです、マジメな人。

 

 

更に本当に不思議なのが、あくまで僕の経験ですが、彼らは正直、そんなに語学のセンスがあったようには感じませんでした。

 

もちろん、例外はいますが、そう。

 

 

マジメな人、とは要は、

 

「宿題を地道にやってくる人」

 

です。支払いなんかもきっちりしています(笑)

 

 

ついでながら「情熱や熱意」も、正直そこまで重要だとは思いません。

 

 

というよりも、実際は

 

「マジメにやってるうちに、伸びてしまい、つい情熱をもってしまった」

 

というパターンが多いように感じます。

 

 

そうなると、不思議なことに

 

「雰囲気まで変わってきます」

 

 

本当にそうなんです。

 

 

なんだか、カッコよく、出来るビジネスマン、みたいな雰囲気をまといだします。

 

よくわかんないけども、きっと英語が使えるから、なんて実用的な理由以外に会社でも出世したりするんじゃないでしょうか?

 

出世するかどうかは、正社員になったことないもので分かりませんが、でも、本当

 

「雰囲気変わったなぁ」

 

と感じます。

 

 

個人的にはそんなときが

 

「この仕事やっててよかったなぁ」

 

って、感じる瞬間です。

 

 

ですから、あんまり色々考えず、

 

「愚直に、真面目に」

 

これが、本当の結果を手に入れるためのKey、多分そうです!

 

 

Leon

ダイエットと英会話の努力の違い

ダイエットと英会話

 

これは2大失敗するもの

 

なのだそうです。

 

だから、本屋さんにはダイエットと英会話の本が所狭しと並んでいるとか。

 

 

この2つに共通するのは、

 

地味な努力の「継続」

 

が必要なことです。

 

 

最近では、この力のことをグリッドといったりするそうですね。

 

何事も成否をわけているのはこのグリッド指数だそうです。

 

確かに、英会話に関してはそうだろうなぁ、と経験上思います。

 

地道に努力し続けられる力。

 

 

しかし、よくみると、英会話とダイエットの努力は少し違います。

 

スタンフォード大学のDr. Kelly Mcgonigalによると、意志力は3つにわかれるそうです。

 

 

I will power(やりたくないことを、やり続ける力)

 

I won’t power (何かを「しない」ということを続ける力)

 

I want power (こうなりたい、という目標を常に頭に置いておく力)

 

 

このカテゴリーにそうならば

 

 

英会話 = I will power

 

ダイエット = I won’t power

 

 

となるでしょう。

 

ダイエットだって運動しないといけないじゃん!

 

というかもしれませんが、ダイエットは基本的に運動は大きなウェイトは占めないそうです。

 

それよりも「食事」が大切で、早い話が「太るものを食べな続ければ痩せる」わけです。

 

 

英会話は違います。

 

何かをしないことを続けるのではなく、

 

「練習し続ける」

 

これが大切です。

 

中々な量をやる「長期プロジェクト」ですから、

 

「やり続ける力」

 

が必要なわけです。

 

 

どっちが簡単か

 

それは人によるのでしょうが、しかし一つ気が付きました。

 

 

ダイエットにはリバウンドがあるけども、英会話にはそれがない!

 

 

ダイエットは結局、80点じゃダメです。90点でもダメだったりします。

 

太っている人は、実は普段はそんなに大食いじゃなかったりするのです。

 

ただ、たまに「どか食い」をして、それで太っている、というパターンが多いと言います。

 

 

その点、英会話はもう今日はいいや!

 

と、全く手をつけない日が全体の10%くらいあったって

 

「全然、問題ありません!」

 

 

人によっては

 

「3ヶ月集中して、1ヶ月休む」

 

を繰り返すのがいい!という方もいます。

 

もちろん、それで全然Okayです。

 

 

ダイエットはそんなことしたら、どんどんリバウンドして早死すらしそうですよね?(笑)

 

 

そう考えたら、ダイエットより英会話の方が簡単なんじゃないか・・・

 

 

そんなことを思いながら、近所の肉汁中華そばという油こってりラーメンを食べてしまった私です。

 

美味しかった!けどね・・・

 

 

Leon

英語はコアが伝わればOK!!

とりあえず、英語は伝わればOK!

 

 

と考えるのは、本当に大切だと思います。

 

授業をしていてよく見かけるのが

 

「えー、と、これって英語でなんていうんだろう・・・?」

 

と、考えこんで会話が止まるパターン。

 

 

しかし、そもそもからして、英語と日本語はだいぶ成り立ちが違っています。

 

例えば、まさに今日あったことなのですが、お酒の話をしていて

 

これは「飲みやすい」

 

と言おうとして、えーっと、飲みやすいって英語で・・・

 

 

英会話は正確さも大切ですが、実は

 

「スムーズさ(流暢さ)のほうがもっと大事」

 

だったりします。

 

 

そもそも、英語は外国語なわけです。

 

日本語で話すような、気のきいた言い回しや細かいニュアンス、なんかはもう諦めるべきです。

 

むしろ、英語を使ってなんとか意味が通じればいい!コアが伝わればOK!

 

そのためには、言いたい細部のほとんどを切り捨ててしまっていいんです。

 

 

この酒は、飲みやすい

 

 

この「日本語から離れて」要はこういったニュアンスが伝わるように言えば良し。

 

おもいっきり、この「日本語」から離れた表現を考えてみましょう。

 

 

例えばこの場合は

 

 

飲みやすいイコール「皆が好き」と考えてもいいんじゃないでしょうか?

 

それとも、もっとぶったぎってもう

 

「美味しいから!」

 

で、いいじゃないですか!

 

 

Everybody likes it!

 

実際、クセがないから「飲みやすい」わけです。

 

クセがないなら、基本的に大衆受けする、皆好きな味なはずです。

 

それかもう

 

It tastes good!

 

 

で、何か問題があるでしょうか?

 

大体のニュアンスは伝わっているし、こんなの会話の上では一瞬のことです。

 

「大体でいいんですよ!」

 

 

僕が常々、

 

「語学にテキトーさは必要」

 

と、生徒の皆さんに力説している所以です。

 

 

Leon

どんなプロでもネイティブにはなれません。

長井鞠子さん、という同時通訳者がいます。

 

たまたまテレビで見て、そのあとJapan Timesで紹介されていて知ったのですが、何よりもすごいと思ったのがご本人、1年留学したとはいえ、基本的には日本で英語を学んだ方だ、ということです。

 

長年英語を勉強していると、ちょっと聞いただけでこの人が母国語として英語をしゃべっているのか、それとも努力して英語を第二言語として身に着けたのか、判断できるようになります。

 

母国語として話している人は発音がやはり違いますし、とても「自然」な表現をします。

 

 

 

ちょっと複雑な気持ちにもなるものですが、でも、こうしてネイティブじゃないのに英語の専門家として立派に第一線で活躍している方がいる、というのは勇気づけられるものです。

 

正直に言う方は、英語のプロでもその著書などで、自分の英語力は低くはないかもしれないけども、やはりネイティブにはなれない、と書いているものです。

 

ずっと、第二言語として外国語に接する人は練習しつづけないといけませんし、それでも

 

「ネイティブにはなれない」

 

ということだと思います。

 

 

 

考えたら、日本にいる外国出身の日本語上級者でも、僕たち日本人が聞けば「外国人のしゃべってる日本語だな」ということはわかりますよね。

 

逆に、この人、日本語が母国語なんだな、という方も聞けばすぐにわかります。それと一緒です。

 

もちろん、それで全然いいんです。

 

 

さて、その長井さんですが、当然、同時通訳として様々な現場にいくわけですが、大変なのは「専門用語」をちゃんと覚えていくことでしょう。

 

それをどうやって「暗記」しているのか、とても興味がありました。で、その方法をテレビでやっていたのです。

 

方法はいたってシンプル。

 

「関係文書を読み漁って、知らない単語、使いそうな単語をかたっぱしから紙にメモ」

 

これだけです。

 

しかも、そのメモのほとんどは「英語のみ」

 

つい、学校の教育のなごりか、英語かいて、日本語かいて、例文、派生語まで書いて、ちゃんと色分けして付箋もはって・・・

 

までやらなくても、せめてきっちり日本語訳や例文くらいは、なんて思うものですが

 

「本当にそのへんの紙にちょこちょこっとメモって、あとはそれを束ねておくだけ」

 

やってみると、これは中々いいことに僕も気が付きました。

 

ですから、最近は書き損じや余計にコピーしてしまった紙の裏に、使えそうな単語、面白いなと思った言い回しをメモ。日本語訳は書きません。

 

で、クリアファイルに無造作にいれて、たまに見返します。

 

これでも語彙は増えていきますし、なによりストレスがないのが良いです!

 

それはそうと、新聞インタビューの中で、長年の同時通訳者として一番苦労したり大変だったことはなんですか?

 

との質問に、長井さんはこう答えていました。

 

「一番大変だったのは英語そのもの。だって自分はネイティブじゃないから」

 

本当に素晴らしい方だな、と改めて感じました。

自信をもって話す!ように見せるには??

実際の英会話では

 

「コミュニケーションの力」

 

がものをいうように思います。

 

極端なことをいってしまえば、英会話力そのものよりも、

 

実はそっちの方が大切とすら感じます。

 

 

例えば、川崎宗則選手をご存知でしょうか?

 

アメリカで活躍している野球選手ですが、自分の下手な英語を逆手にとってあちらでは大人気です。

 

 

彼こそ、高いコミュニケーションの力を持っている方の典型でしょう。

 

 

逆に、典型的な日本の英語の点数高い人、先生なんかは

 

「あちらでは全然人気ない、ダメ」

 

な場合が多いです。

 

 

僕もそういうところがありましたが、

 

中途半端にはしゃべれるのと、それ故の変なひっこみ思案になってしまって

 

いまいち、あちらの人に好かれないのです。

 

 

エンパイアステートビルの最上階の近くで日本の企業がありました。

 

NY留学してすぐにそこへ招かれたことがあるのですが、

 

そこの社長さんの英語はまさしく「ジャパニーズ・イングリッシュ」

 

 

それでも堂々として、明るく楽しげに振る舞っているので、とても人気がありました。

 

大したもんだなぁ、と見ていた記憶があります。

 

 

さて、じゃぁ、今日から明るく楽しそうに振る舞うぞ!!

 

といったところで、意外とそんなにはうまくいかないものです。

 

それでは、どうしたら良いのか?

 

 

2つです。

 

 

1,大きな声で話す

 

2,相手の目を「ガン見」する

 

 

意外と、ただ単に声が小さくて通じていない場合が多いです。

 

しかも、あちらの人は「は?」と聞き返してくること多々

 

わかんなかったけど、まぁ、相手の気持ちを傷つけないように聞き返さないでおこう・・・

 

なんて洒落た気持ちはありませんし、それどころか、かえってそれは失礼!

 

と考えているふしもあります。

 

 

でも、それはあなたの英語力をバカにしているわけではなく、

 

本当にわからないから聞いてるだけなのです。

 

しかも結構

 

「音量が小さくて聞こえなかっただけ!!」

 

という場合が非常に多いです。

 

 

ですから、声を大きく出すようにする。

 

そして、目をジッッッッと見る。

 

彼ら、本当に視線を全くそらしませんよね?笑

 

でも、そうした方がかえって、

 

「意外と親しくなれる」ものです。

 

 

是非、一度ためしてみてください!

 

 

Leon

力をつけたかったら、狭く濃く!

英語はいっくら、意味のわからないものを聞いていても意味ありません。

 

ある、という方もいますが、

 

やっぱり僕は無いと思います。

 

 

もしもそれが本当ならば、

 

ヒップホップが好きで聞きまくっていた人は絶対に英語がペラペラになるはずです。

 

 

なので、英語は

 

「意味のわかっているもの → Input」

 

これがあくまで大原則なのです。

 

 

学習には

 

1、力をつける練習

 

2,慣れる練習

 

この2つがある、と安河内哲也先生もおっしゃっています。

 

 

ところが、この「2」の慣れる練習だって

 

「ある程度意味がわかっていないと → 意味なし!!」

 

 

ですから、初心者は特に「1」のちからをつける練習

 

反復して、知識を使えるように「自動化」しなくてはいけません。

 

 

ですから、ここがポイントです。

 

 

漫然と何かをかたっぱしから聞き流す、チラチラと眺める

 

こういった練習は、かなり効率が悪いと考えて良いです。

 

 

それよりも、よくばらないで

 

「一冊を何度もなんども反復して、暗記するくらいにやる」

 

 

これが本当に正解ですし、実際に生徒さんをみていてもそうした方が着々と力をつけています。

 

 

もう一度。

 

 

浮気をしないで、一冊の本を

 

「暗記するレベルになるくらい、何十回とくりかえす!」

 

これが、特に初級レベルの方には大切です。

 

 

Leon

英→日 直訳はいいけど、日→英 は結構変に・・・

外国語を実際に使うのに必要なことは

 

 

1,正確さ

 

2,スムーズさ

 

 

これが大切です。

 

 

日本の英語教育で意外に見落とされがちなのがこの「スムーズさ」で

 

ぱっと聞いて理解する、思ったことを簡単でいいからぱっという

 

「反射力」

 

がいります。

 

 

いります、というよりも、むしろこの「スピード」のほうが、外国語の会話では重要だったりするのです。

 

スピード > 知識

 

 

つまり、まずは「英語を英語のままで」理解することがとても重要になってきます。

 

 

そのためにも

 

「頭の中から日本語を追い出す」

「日本語の直訳をやめる」

 

ことが、スムーズな英会話の第一歩と言われています。

 

 

実際、頭の中で日本語を浮かべて英訳しながら英会話なんかしてたら3分でもうイヤになるのではないでしょうか?

 

脳にも処理可能なCPUがあるようです。

 

 

 

でも、もう一つ。

 

日本語→英語の直訳をやめたほうが良い、決定的な理由があるのです。

 

 

日本語は基本 

 

「~は、~だ (主語 述語)」

 

でなりたっています。

 

それらを「て、に、を、は」でつないでいくわけですが、

 

 

英語は

 

「~は、~する、~を (主語 動詞 目的語)」

 

 

日本語は語順がそこまで重要ではないので、

 

 

She is beautiful. (彼女は美しい)

 

He likes sushi very much.  (彼は 好き 寿司を とてもとても)

 

I will join your birthday party this Friday. (私は、するだろう、参加する、あなたの誕生日会、今度の金曜)

 

 

英語から日本語の直訳でも、意味はわかりますよね?

 

 

ところが、日本語から英語は結構ダメです。意味するところが変わってしまいます。

 

そもそも、主語を省くことが日本語は多数なので、ここがクセモノです。

 

 

「あそこのドーナツ屋さんは おいしいよ」

 

「僕は ミディアム・レアで(ステーキの注文などで)」

 

 

それぞれ英語に直訳すると

 

That donuts shop is tasty.

 

I am medium-rare

 

 

最初のは、あのドーナツ屋さん自体がおいしい、

 

となってしまい、あんたドーナツ屋さん食べるの?

 

という感じになりますし、その後のは

 

あなた自身が生焼けなミディアムレアになってしまいます。

 

 

じゃぁ、どうしたらいいのか?

 

「日本語から英語の直訳をやめて」

 

~は、~する、~を

 

の語順で簡単でいいから並べてみると「通じる」のです。

 

 

また、「~は」に当たるところは、なるべく生きているものがいいでしょう。

 

 

They have great donuts at that shop.

 

I like medium-rare.

 

 

主語をどれにするのか、発想を転換するのが英語っぽく話すポイントです。

 

 

是非、暇な時に、身の回りのものやことを

 

「~は ~する ~を」

 

の語順にする練習をしてみてください。

 

 

英語はこのあとに、場所やら時間を足していく、これでかなりイケてしまうものです!

 

とにかく、日本語から英語の直訳をやめるのがまず第一歩!!!

 

 

Leon