日別アーカイブ: 2016年8月18日

笑いのセンスの違い

欧米人はユーモア、ジョークを大切にする、というのは本当だと思います。

 

学者や政治家のスピーチ、テレビ出演などを見ても、要所要所で冗談をいれてきます。

 

そう、あちらでは、人を笑わせられる人は尊敬されるのです。

 

 

とはいえ、実はこれが外国語を使う上での最難関とも言えます。

 

先日、こんなことがありました。

 

 

ある男性がBarカウンターにいる日本人女性に向かって

 

「何飲む?おごってあげるよ。水道水?」

 

と言って、女性が笑っていた時、横にいたアメリカ人が

 

「今、なんて言ってたの?」

 

と聞いたのです。

 

日本語も英語も出来る友人が

 

それをそのまんま英語で説明したのですが、アメリカ人はキョトンとしていました。

 

「それの何が面白いんだ!」

 

 

日本では水がどこでも基本タダで飲めるので、

 

Barなどで、水道水でも飲んでろ!

 

というのが、少し面白くもなりうるのですが、

 

海外では水道水はそもそも飲むものじゃなかったりします。

 

 

そして、バイリンガルの友人は

 

「よくあるんだよ。冗談を訳しても、ほとんどウケない」

 

 

間や文化的背景などもあるのでしょうが、

 

要は、欧米人は欧米人であるし、日本人は日本人である、ということです。

 

 

でも、冗談を言える人が尊敬されるんじゃないのか!

 

どうしたら良いんだ!

 

 

と思ったあなた。私なりの対処法を伝授致します。

 

 

 

1,わかんない冗談に、わかったフリして愛想笑するのをやめる

 

 

これは、反対の立場になると結構実感します。

 

外国人で日本語うまいけども、その相手が僕らの冗談をちゃんと理解してないのに笑っている、というときは、すぐに分かってしまうものです。

 

僕達はそこを察してあげますが、欧米人は素直に見下したりする人もいるように思います。

 

 

 

2,いつも笑顔でいる。

 

 

モンティ・パイソンばりの気の利いた冗談をいうのなんかは、もう諦めましょう。

 

笑顔でフレンドリーにしていればいいんです。

 

そのうち、多少の冗談は言えるようになってきます。

 

 

 

3,ブラックジョーク(英語ではDark humor)は言わない

 

 

冗談のつもりでも、結構きわどいネタはやめておいたほうが無難です。

 

なぜなら・・・

 

本気で怒らせてしまう場合がしばしばあるからです。

 

 

アメリカ人同士がFワードを使いながらからかいあっていても、

 

そこはちゃんとルールにそってあんま不快にならないようにやっているのです。

 

それをよくわからず、うかつに僕らが真似をすると、本当に不愉快にさせること多々。

 

 

僕も留学時代から、ちょくちょく外国人をキらしていますし(笑)

 

 

Leon