欧米人はユーモア、ジョークを大切にする、というのは本当だと思います。
学者や政治家のスピーチ、テレビ出演などを見ても、要所要所で冗談をいれてきます。
そう、あちらでは、人を笑わせられる人は尊敬されるのです。
とはいえ、実はこれが外国語を使う上での最難関とも言えます。
先日、こんなことがありました。
ある男性がBarカウンターにいる日本人女性に向かって
「何飲む?おごってあげるよ。水道水?」
と言って、女性が笑っていた時、横にいたアメリカ人が
「今、なんて言ってたの?」
と聞いたのです。
日本語も英語も出来る友人が
それをそのまんま英語で説明したのですが、アメリカ人はキョトンとしていました。
「それの何が面白いんだ!」
日本では水がどこでも基本タダで飲めるので、
Barなどで、水道水でも飲んでろ!
というのが、少し面白くもなりうるのですが、
海外では水道水はそもそも飲むものじゃなかったりします。
そして、バイリンガルの友人は
「よくあるんだよ。冗談を訳しても、ほとんどウケない」
間や文化的背景などもあるのでしょうが、
要は、欧米人は欧米人であるし、日本人は日本人である、ということです。
でも、冗談を言える人が尊敬されるんじゃないのか!
どうしたら良いんだ!
と思ったあなた。私なりの対処法を伝授致します。
1,わかんない冗談に、わかったフリして愛想笑するのをやめる
これは、反対の立場になると結構実感します。
外国人で日本語うまいけども、その相手が僕らの冗談をちゃんと理解してないのに笑っている、というときは、すぐに分かってしまうものです。
僕達はそこを察してあげますが、欧米人は素直に見下したりする人もいるように思います。
2,いつも笑顔でいる。
モンティ・パイソンばりの気の利いた冗談をいうのなんかは、もう諦めましょう。
笑顔でフレンドリーにしていればいいんです。
そのうち、多少の冗談は言えるようになってきます。
3,ブラックジョーク(英語ではDark humor)は言わない
冗談のつもりでも、結構きわどいネタはやめておいたほうが無難です。
なぜなら・・・
本気で怒らせてしまう場合がしばしばあるからです。
アメリカ人同士がFワードを使いながらからかいあっていても、
そこはちゃんとルールにそってあんま不快にならないようにやっているのです。
それをよくわからず、うかつに僕らが真似をすると、本当に不愉快にさせること多々。
僕も留学時代から、ちょくちょく外国人をキらしていますし(笑)
Leon