語学勉強の大原則「理解できるもののInput」


僕がアメリカで勉強しなおしたものは

 

「SLA(第二言語習得論)」

 

というものです。

 

というと、なんだかいかめしい響きがありますが、要は

 

「外国語を勉強している人がどうやったらしゃべれるようになるか」

 

を沢山データを集めて研究した学問分野です。

 

ここでは

 

「しゃべれるようになる」

 

ことが、語学が「できる」

 

という風に原則評価します。

 

いくらテストの点数がよくても、しゃべれないと意味が無いのです。

 

 

面白いのが、例えば中1でやる三人称単数。

 

主語がIでもYouでもなく1つ、1人のとき、動詞にSがつく

 

(He doesn’t like sushi、などなど)

 

というものなど、僕は超基本だと思っていましたが、実は

 

「SLA的には超難しい」

 

とされるのです。

 

実際やってみればわかります。

 

会話の場面で、三単現のSを正確に使いこなすことがいかに難しいか!

 

 

何故ぼくがこの勉強をしたのかといえば、その理由はしごく明瞭

 

「10年も受験英語を日本で教えていて、全くしゃべれなかったから」

 

 

さて、そのSLAで多くの学者がまず否定しない、というか、とても主要な

 

「語学学習の大原則」

 

は何か?

 

というと

 

「Comprehensible Input(理解できるもののInput)」

 

です。クラシェン博士などが有名です。

 

 

基本的に、理解できないものをいっくらInputしても意味がないのです。

 

考えたら、アラビア語のラジオを十年聞いても、それだけではしゃべれるような気はしませんよね。

 

 

問題は、この「理解できる」をどうやって確保するか?

 

実は、ジェスチャーを使ったってなんだっていいのです。

 

手を上げながら「Raise your hand」

 

これも十分に「理解できるもののInput」になり、そういった教授法もあります。

 

 

他には「同じ分野のものをInputしまくる」「何度も読む」「訳をとりあえず見ちゃう」

 

などですが、とにもかくにも

 

「理解できるもののInput」

 

が基本です。

 

 

Shadowingが超ききますよ!と日頃言っていますが、

 

聞こえるものを「理解していること」が大前提です。

 

ですから、Shadowingには

 

「英語の台本」が必要なのです。

 

もしも出来たら、そこに日本語の訳、語注まであるとなおBetterです!

 

 

Leon

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