月別アーカイブ: 2016年7月

Native levelの英語が理解出来る日本人は4%

 

今日は、中級

 

「傍目には英語がかなり出来る!」

 

と、思われている方のために書いてみようと思います。

 

 

実は、そういったレベルの方も教室にいらっしゃっています。

 

初級の方からすれば、あんなにしゃべれて、お金払ってまで教室に来る意味あるんだろうか?

 

そう思うのではないでしょうか?

 

 

ただ、おそらく、そういった方々は

 

「しゃべれるけども、ここが全く・・・」

 

という分野が英語にあるのです。

 

 

そう、

 

「ネイティブレベルの英会話の」

 

とくに

 

「聞き取り」

 

これが、全く出来ません。

 

 

具体的に言えば、まず「映画」です。

 

映画が字幕がないことにはきっと

 

「2%」

 

くらいしか聞こえていないはずです。

 

 

たとえToeicが高得点でもそうなのです。全く別物。

 

「Toeicの英語とネイティブレベルの英会話は全く別物」

 

と考えたほうが良いでしょう。

 

 

現実的に考えれば、Toeicの英語、すなわち

 

「非ネイティブの英語レベル」

 

の方が世界全部で使われていますし、そのレベルで全くもって問題ありません。

 

むしろそこを目指すべきです。

 

 

そうはいっても、英語を学習した以上、

 

「日本人の4%と言われるネイティブレベルの英会話力」

 

これは、あこがれだと思います。

 

 

なぜ、映画が全くもって理解できないのか?

 

ちゃんと台本を辞書もひきつつ(これはもうパソコンや携帯ですべきです。断然速いので)調べると

 

 

1,知らない単語・表現だらけ

 

ということに気がつくでしょう。

 

そして、もう1つ、全くわからない理由が・・・

 

2,英文のとおりに、話していない

 

 

ネイティブの英語はなんであんな速いんだ!

 

なんて言いますが、速いというよりも

 

「英文の通りに発音していない!」

 

ここがポイントなんです。

 

 

I believe you now

 

なんかも、映画の中でのセリフだと

 

「あびーゅ」

 

にしか、最初僕には聞こえませんでした。

 

本当です(笑)

 

 

映画は特殊だから、といいますが、いや、これが「あっちの日常」

 

皆CNNやTED Talkのように、はっきりクリアに話してはくれないものです。

 

こちらに話しかけるときはまだしも、ネイティブが数人集まると完全に彼らの英語は

 

「映画の世界」

 

になります。

 

全く何を言っているのかわからない。

 

つまり、会話に全く参加することができない。

 

 

 

「映画が字幕なしで見られるようになる」

 

ことが、「ネイティブレベルの英会話力」で、まさに日本人には4%しかいないと僕も思います。

 

 

これは本当に難しい。

 

ですが、

 

「映画を制すれば、やっと英語を制した」

 

と、一応は言えるのではないでしょうか?

 

 

練習方法は一緒です。

 

A:内容の理解(台本と) → 音読のくりかえし

 

B:まぁまぁの理解でいいから、とりあえず大量に見る(これは英語字幕つきのほうがBetterだと思います)

 

 

この2つをまた、地道にコツコツと。。。

 

 

Leon

この英文は分かる!には段階があります

お勉強は意味ないのか?

 

多くのテストで高得点の日本人が

 

「しゃべれない!」

 

これで、随分と日本人、および日本の英語教育や勉強法は批判を受けています。

 

 

 

実際に日本人はあまりしゃべり(英語の)が得意じゃないもので、

 

勉強なんかやめちまえ!

 

という声をよく聞きます。

 

僕もそこにはある程度賛成します。

 

もっと、実地に慣れろ!と。

 

 

とはいえ、じゃぁ、完全に遊んでいるだけで、

 

「大人になってから」

 

どれだけうまくなれるのか?

 

 

というと、実はそれだと大したことない!と思っています。

 

 

語学の基本は

 

「理解できるもののInput」

 

です。

 

 

ところが、その「理解できている」にも、実は段階があるんですよね。

 

「深さ」

 

というのか。

 

 

この3つの段階がある、とSLA(第二言語習得論)では言われています。

 

分かりやすく書くと

 

例えば

 

My boss can be very selfish sometimes.

 

 

この文に対して

 

1,ボスってたまにチョーわがままになるときもあるよ

 

という「意味」を表している、ことのみがわかる段階

 

 

2,My boss(主語)can(助動詞)be(動詞)very(副詞・selfishという形容詞を修飾)selfish(補語・形容詞)sometimes(副詞・文全体を修飾)

 

という風に「形」が見えている状態。

 

英語は「語順の言語」なので、これが実は超重要!です。

 

これがわからないから、いつまでも初心者から上へ行けないのです。

 

 

3,このcanが、能力・可能性・許可・のうちの可能性(~しうる)という役割だ!

 

という様に、ある語の「役割・機能」がわかっている状態。

 

 

主にこの3つの段階がある、と言われています。

 

 

文をそのまんま日本語の意味と対比して、Shadowingなどしていても、

 

「なーんか釈然としない・・・」

 

と感じることはありませんか?

 

 

それは、

 

「理解の段階が、だんぜん浅いからだったりします」

 

 

つまり、どういうことか?

 

 

ビジネスで使えるくらい、旅行先でも買い物よりもうちょっと、

 

レストランやBarなんかで仲良くなった外国人と語り合いたい

 

 

そのレベルを目指そう!と思ったら

 

「やっぱり、学校でやるようなお勉強は必要」

 

だと、いうことです。

 

 

ただし、それはあくまで「ある程度」で十分です。

 

集中すれば、数ヶ月で充分に理解できますし、後は使いながらマスターしていくものです。

 

 

Leon

 

初中級者の方に超オススメ!E-Cat テスト

E-Catテストは出来たばかりの新しいスピーキングのテストです。

 

本日、初めて受けてみましたが、改めて素晴らしいテストだと思いました。

 

スピーキングと言いましたが、本当に

 

「スピーキング能力」

 

のみを測れるテストです。

 

 

素晴らしい点は

 

 

1,とっても操作が簡単

 

2,初心者にも気軽に受けられるLevel(このレベルのテストはこれ以外にありません)

 

3,時間が短い(30分くらい)

 

4,堅苦しくない(いかにもテストって感じじゃなくて、もっと気軽)

 

5,家からでも、パソコンとヘッドセット(マイク付き)があれば受けられる

 

6,スピーキング能力のみに特化している

 

7,点数が1点きざみで出てくる(100点満点)

 

8,結果をすぐ知ることができる(5営業日以内。Toeicは一月かかります。マークシートなのに)

 

9,値段も他に比べてダントツに安い

 

 

しゃべった内容は録音されて、ネイティブの採点者の元へ送られ、後日結果が届くそうです。

 

 

今まで、初心者の方にToeicを何度もすすめましたが、やはりあれは時間的にもレベル的にもハードルが高かったと感じていました。

 

中々、実際に受けにいってくれる方はいませんし、行っても全く歯がたたず、かえって

 

「萎える!」

 

生徒さんが多かったように思います。

 

さらに、Toeicの為の勉強はあまり楽しくないし・・・

 

 

もっとタチ悪いのは、Toeicの点数が高いのに、簡単な会話すら出来ない方がとても多いことです。

 

 

本物の英会話の場で大切なのは、正確さよりも、積極的に「流暢に」話しまくることです。

 

大事なのが「流暢に」というところ。

 

 

飛び交う会話についていけず、じっと黙っていたら、その間中ずっとしゃべる機会もなく、周りの人から忘れられてしまいます。

 

 

とにかく「しゃべれれば良いんだ!」

 

こう思っている方は多いのではないでしょうか?

 

そんな方のためのテストが今まで無かったんです。

 

 

早速教室にも取り入れます。

 

皆さんも是非、一度受けてみてはいかがでしょうか?

 

 

Welcome to E-CAT

(E Cat公式サイト)

簡単に!面倒くさくなく!楽しく!

いつも言っていることですが、英語ってそうそう簡単ではありません。

 

なぜって、

 

「そもそも英語と日本語の距離が遠い」

 

からです。

 

 

全然違う言葉すぎて難しいのです。

 

更に、会話するとなるとスピードも求められます。

 

スピードは聞いて理解できる能力、そして、思ったことをすぐに口に出せる力のことです。

 

 

どれくらいで上達できるのか、といえば

 

「大体200~300時間で1レベル上がる」

 

と言われています。

 

これも計算すれば分かりますが、結構時間かかりますよね。

 

 

ですから、世の中のすぐに◯◯なんてのはほとんどが嘘、

 

それか、馬車馬の様にある期間ライザップ並にしごかれる!

 

と覚悟しておいた方が良いでしょう。

 

 

となると、大切になってくることはなんでしょう?

 

「継続」

 

 

これが出来たら全く文句はないのですが、もう僕は長年この仕事をして分かりました。

 

98%の人はこれが出来ない。

 

といって、過言ではないと思います。

 

自分の意志力が弱いから・・・

 

ではなく、もう、人間ってそういうもんなんだと思います。

 

僕だってそうです。

 

 

だから、何が大切になるか?

 

というと、

 

「続けられる仕組みを少しでも作る!」

 

 

まず、人間は面倒くさがり屋なんです。

 

だから、まずは

 

簡単に!

 

面倒くさくなく!

 

これがポイントでしょう。

 

 

そのためには是非とも、「携帯電話」を活用すべきです!

 

僕もやる気も時間もあるときは、ちゃんと机に向かって新しいことを勉強します。

 

でも、そうじゃないときも山程あります。

 

そんな時、

 

「携帯に入ってる音源で、寝っ転がりながらShadowing、もしくは多聴練習」

 

これをすることで

 

「今日もゼロではない!!!」

 

 

これがポイントなんです。

 

これをコツコツ続けていくことが、バカにならないと痛感しています。

 

 

ですので、まずは「携帯をうまく活用する方法」を考えてみましょう。

 

 

そして、もう一つ。

 

 

やっぱなんだかんだコレだよな、と思うのが

 

楽しく!

 

 

とはいえ、これってどうやったら楽しいんだろうか?

 

結構難しくないですか?

 

そうです、楽しくやるのって、難しいんです。

 

だからこそ真剣に、どうやったら「楽しく続けられるか?」

 

自分なりに考えてみてください。

 

 

いつか、英語をしゃべってる自分になりたいじゃないですか!

 

 

その為には、まずはこの辺りから始めてみてはいかがでしょうか?

 

 

Leon

外国人と話しているだけではうまくならない

最近、ちょくちょく英会話教室の体験クラスに行っています。

 

そうしていて感じるのが、ほとんどのクラスが

 

「英語を外人と話しているだけ」

 

だということです。

 

「教えている」ことといえば、語彙。

 

ネイティブはこう言うよ、というもの。

 

もしくは、あ、それは私達は言わないんですよ、こう言います。

 

というもの。

 

 

正直なことを言えば、僕にはとても有益です。

 

なぜなら、英語を「話せる」からです。

 

話せるようになったら、そこから追求していくのは「正確さ」です。

 

でも、その前の段階にある人にとってはどうでしょうか?

 

 

多くの日本人にある誤解なのですが、

 

「外国人と英語で話さないと、英語はうまくならない」

 

これは明確に違うと言い切れます。

 

NYにこそ、英語に困っている人が山程いるんです。

 

 

日本人が全くいない環境に放り込まれ、一日8時間は働かないといけない

 

もちろん、全て英語であるし、また自分の英語の拙さがクビになるレベル、

 

お客さんに怒られまくるレベルにあって

 

「せっぱつまっている」

 

これならば、英語は「話しているだけ」で上達すると思います。

 

 

そこまでではない環境で、週に1回や2回1時間弱、外国人とマンツーマンにしろ

 

「英語を話すだけ」

 

では、

 

「ほとんど英会話は上達しません」

 

 

そもそも思ってしまうのが、話すだけなら

 

「Hubに行けばイイ!」

 

じゃないですか。Hubじゃなくても、外国人と話す機会なんて沢山あるものです。

 

 

それ以前に、

 

「教えることって、やっぱり技術」

 

僕達は皆日本語が話せますが、だからって日本語の先生に皆なれるでしょうか?

 

もしそうならば、ずっと子供の頃から遊び暮らして、

 

おとなになったら日本語の教師にでもなったらいいじゃないですか。

 

結構いい給料の働き口もあるものです。

 

 

でも、そんな甘くはありません。

 

英語が話せる段階にない英語学習者にとって、必要なことは

 

「なによりもまずトレーニング」

 

です。

 

 

英語がうまくなる「トレーニング」を教えてくれる教師につく、

 

これが近道ではないでしょうか?

 

 

Leon

 

外国人だらけの会議では

先ほど、E-Catテスト(スピーキングのみを測る、日本人のための素晴らしいテスト)の方がいらっしゃり、

 

アメリカでのE-catテストを作る過程の会議の動画を見せていただきました。

 

ちなみに、教室では近々、生徒さんの英会話レベル(本当の話せるレベル)を測るために

 

E-Catテストを導入する予定です。

 

どこでも、いつでも自分の英会話力が採点でき、またこのレベルのテストが日本にはないので、

 

絶対にオススメです。

 

 

さて、その会議の模様ですが、アメリカ人も日本人もいます。

 

その模様ですが・・・、ムチャクチャ、の一言。

 

 

上司を差し置いて新人の女性が、足を組んで椅子にふんぞり返ってまくしたてる。

 

と、思いきや代表をさしおいてハゲたオジサンが上からかぶせて話だす。

 

横では腹のでたヒゲのオジサンがつったってパン食べてる。

 

食べながら、また会話に割り込み、関係ない話を大声で話はじめる。

 

会長はひたすら静かに耳を傾ける。

 

そして、たまにNoとかなんとか言って首をふる。

 

 

これは会長の一言。この写真が気に入らない、というところからスタートしたそうです。

 

誰もネクタイなんかはしていません。

 

部屋には元からデカいアメリカ人の声が縦横無尽に飛び交い、さっきまでAといってたのがBといっても平気。

 

今はそう思うんだもん、というのか。

 

本当にこんな感じだったなぁ、アメリカって、と思いました。

 

 

こうした中、大切なことは、とにかく中身なんかはいいから、

 

「割ってはいること」

 

Cut intoしないことには、存在は忘れられコイツは何も考えてない奴・・・

 

として、非常に評価が低くなってしまいます。

 

 

その時に必要なことは、はっきりいって度胸、気合、場慣れではないでしょうか。

 

発音や、前置詞云々、ここはAかTheか、なんか本当にかなりどうでもいいのです。

 

あちらだって、英語が完璧かどうかなんか、気にしていません。

 

欲しいのはそんなものではないんです。

 

 

世界の現場でビジネスをしてきた日本人ほど、

 

「英語なんか通じりゃいい」

 

と言います。

 

そして、大事なのは積極性、ビビらない度胸、飛び込む勇気。

 

それと「テキトーさ(日本人からした)」

 

 

ただまぁ、そうは言っても、細かいところはともかく、大体何を言っているのか

 

という流れをつかむことはもちろん最低条件です。

 

 

とはいえ、もっとこういう場を体験してみるのもとても良いと思います。

 

学校でやるような、正確さにこだわりすぎた文法クイズみたいなものは

 

「英語じゃない!」

 

とすら、感じるのではないでしょうか?

 

 

Leon

精読と多読

精読と多読が重要。

 

そんな話はよく聞くと思いますが、実際、その両方が出来ると理想です。

 

精読に関しては、どうせならば

 

「何度もなんども精読した部分を反復して音読」

 

できるといいですね。

 

分厚いものではなく、「薄いテキスト1冊」を、もう暗記するレベルで繰り返す。

 

 

そのテキストは

 

「日本語訳があって、音源もついていて、語注もある」

 

ものがベストです。

 

レベルは、今の実力よりもちょっと難しいかな?

 

と感じるくらいのものが一番効果的。

 

 

ちなみに、テキストは和製英語だったりします。

 

Textだと、ショートメール(電話番号でメールできるもの)か文字そのものを指す言葉になります。

 

参考書という意味で使いたかったら「Textbook」

 

以前、スタッフと話していてテキストは通じなかったのを覚えています(笑)。

 

 

この「精読 → 音読」の練習に加えて、「多読」の練習も大切です。

 

多読、というよりも「多聴」が会話の上達のためにはより良いでしょう。

 

これは、繰り返し反復練習するよりも、とにかく沢山の「量」を聞くのです。

 

精読の時のように全部詳細まで分かる必要はありません。

 

むしろ

 

「わからないところは気にせず、全体からなんとなく雰囲気でつかむ!」

 

ことの方が重要です。

 

実際の英会話でも全て100%詳細に分かる、ということはほぼないものです。

 

 

わかるところから、大体の内容を理解する。

 

実はこの能力も実際の会話ではめちゃくちゃ大事だったりします。

 

コツは、分からないところよりも、分かるところに集中する・・・

 

というより

 

「分からないところを気にしない!」

 

 

几帳面な日本人はここが苦手で英会話がストレスになってしまいがちです。

 

そもそも、この「多聴」の練習は

 

「楽しい!」

 

ものです。

 

自分の好きなものを、好きにリラックスして聞いてるだけでいいんです。

 

自分の趣味、仕事の「情報を英語で入手する」

 

感覚を手に入れれば、実は日本語だけでネットを見るよりもはるかに沢山の最新情報が得られます。

 

 

とはいえ、ここで注意して欲しいのは

 

「ある程度は理解できる」ものを多聴

 

ということです。

 

 

「全く理解できないものはいくら聞いても意味がない」

 

 

まずは日本語字幕でみて、英語字幕、そして、字幕なしで映画!

 

というのも良い手ですが、中々僕には面倒でした。

 

むしろ、映画は僕の留学時代は「精読用」に使い、

 

「多聴」は直接、簡単なYoutube動画などを聞き流していました。

 

上達するにしたがって、今度は「多聴」は映画やCNN、あっちのラジオ放送を聞いたり、好きな本を読んだりしています。

 

 

そう、上達すればするほど「理解できるもの」の幅が広がるので、もっと英語を

 

「楽しんで」

 

練習することができるようになります!

 

 

Leon

語学勉強の大原則「理解できるもののInput」

僕がアメリカで勉強しなおしたものは

 

「SLA(第二言語習得論)」

 

というものです。

 

というと、なんだかいかめしい響きがありますが、要は

 

「外国語を勉強している人がどうやったらしゃべれるようになるか」

 

を沢山データを集めて研究した学問分野です。

 

ここでは

 

「しゃべれるようになる」

 

ことが、語学が「できる」

 

という風に原則評価します。

 

いくらテストの点数がよくても、しゃべれないと意味が無いのです。

 

 

面白いのが、例えば中1でやる三人称単数。

 

主語がIでもYouでもなく1つ、1人のとき、動詞にSがつく

 

(He doesn’t like sushi、などなど)

 

というものなど、僕は超基本だと思っていましたが、実は

 

「SLA的には超難しい」

 

とされるのです。

 

実際やってみればわかります。

 

会話の場面で、三単現のSを正確に使いこなすことがいかに難しいか!

 

 

何故ぼくがこの勉強をしたのかといえば、その理由はしごく明瞭

 

「10年も受験英語を日本で教えていて、全くしゃべれなかったから」

 

 

さて、そのSLAで多くの学者がまず否定しない、というか、とても主要な

 

「語学学習の大原則」

 

は何か?

 

というと

 

「Comprehensible Input(理解できるもののInput)」

 

です。クラシェン博士などが有名です。

 

 

基本的に、理解できないものをいっくらInputしても意味がないのです。

 

考えたら、アラビア語のラジオを十年聞いても、それだけではしゃべれるような気はしませんよね。

 

 

問題は、この「理解できる」をどうやって確保するか?

 

実は、ジェスチャーを使ったってなんだっていいのです。

 

手を上げながら「Raise your hand」

 

これも十分に「理解できるもののInput」になり、そういった教授法もあります。

 

 

他には「同じ分野のものをInputしまくる」「何度も読む」「訳をとりあえず見ちゃう」

 

などですが、とにもかくにも

 

「理解できるもののInput」

 

が基本です。

 

 

Shadowingが超ききますよ!と日頃言っていますが、

 

聞こえるものを「理解していること」が大前提です。

 

ですから、Shadowingには

 

「英語の台本」が必要なのです。

 

もしも出来たら、そこに日本語の訳、語注まであるとなおBetterです!

 

 

Leon

勉強は作業

塾講師をやっていた頃から、ずっと思っていたのが、

 

「良い成績をとることと、頭が良いことは別ではないか」

 

ということです。

 

 

良い成績を取るために頭を使うとしたら、

 

「どうやったら良い成績が取れるのか」

 

という「手順」を考えることで、それと実際に良い成績を叩き出すことは別です。

 

 

いくら完璧な「手順」を思いついたって

 

それだけでは確実に赤点。

 

 

その手順通りに「作業」をしないといけないのです。

 

そして、その「作業」自体は基本的に「頭は使いません」

 

 

例えば、このテストの点数をとるために、どこを暗記したらいいのか?

 

そこは頭を使って考えないといけません。

 

ところが、暗記する作業に「頭を使う必要はほとんどない」のです。

 

 

多くの方が誤解しているのが、

 

「暗記は頭が良くないとできない」

 

というものですが、暗記と頭の良さは別です。

 

なぜなら、

 

「暗記は作業」だからです。

 

頭を使って考える工程ではなく、ただひたすら

 

「作業を反復」するのみです。

 

考えることなんか、何もないのです。

 

 

覚えるまで反復する「作業」を途中で諦めてしまうから

 

「覚えられない」

 

だけです。

 

 

英会話も一緒。

 

英会話を上達させる「トレーニング」という「作業」を繰り返すことで

 

「英会話は順を追って、本当にうまくなっていく」

 

ものなのです。

 

 

トレーニング自体に頭を使う必要は全くありません。

 

 

もちろん、上達させるためにどういう「作業」をするか、

 

そこは頭を使う必要はありますが、ただ、それこそそのプロセスを示すのが「講師」の仕事。

 

 

一番伸びる生徒さんのパターンは、この人だ!と決めたら

 

「後はひたすら、その人のいう通りに作業を地道に繰り返す」

 

 

これが本当の近道だと、僕は実感しています。

 

 

Leon

語彙力を増やしたいなら

単語を覚えたからって

 

「しゃべれない!」

 

と言いますし、僕もそう思っています。

 

また、決して楽しい作業じゃないので、

 

「挫折の原因」

 

でもあります。

 

昔はやりましたが、今は時間も勿体無いので、単語のテストなども僕のクラスではやっていません。

 

 

とはいえ、これもやはり事実です。

 

「語学はなんだかんだで語彙力」

 

 

じゃぁ、どうやって語彙力ってつけたらいいのでしょうか?

 

僕の思った3つの方法

 

 

1,Shadowingを反復することで身につける

 

 

これは意外と覚えてしまいます。

 

「反復」

 

というのがとても大切で、人間は忘れるものですから、ここが肝。

 

割りと楽に語彙力を増やせ、会話力、聞こえる力も鍛えられます。

 

 

2,メモ帳にメモ

 

 

僕はこれもやっています。

 

決して覚えたりはしないのですが、なんかこれ使えそう、と思ったものをメモして

 

「暇な時に眺める」

 

だけです。

 

単語やフレーズを書いて、日本語で意味を書き添えるだけです。

 

さりげなく

 

「使えそうな」

 

と言いましたが、これがとても大切です。

 

「知らない単語ではありません!」

 

知らない単語に出くわすたびにメモしてたら、かなり疲れてしまいます。

 

 

3,単語帳で暗記

 

 

これも、意外と有効です。

 

ポイントは反復しながら、一冊終わらせてみることです。

 

一度終わらせると、二周目、三周目からはどんどん時間が短縮されていきます。

 

コツは「文(Sentence)」の中で覚えることです。

 

英語の文の中に、赤などで覚える単語が書いてあって隠せるのが良いでしょう。

 

 

ただ、「3」はかなりの根気のいる作業ですので、やっぱり「1」がいいのではないでしょうか?

 

Shadowingをとにかく反復する。

 

薄いのでいいから、1冊の教科書を暗記するレベルまでやりまくる。

 

 

オススメです!

 

Leon