以前、とても正直だなぁ、と感じた英語の先生のBlogがありました。
その方は、Toeicは990点満点、他にも英検も1級などの資格をもっていらっしゃいます。
要旨ですが、この資格のせいで、
「先生は英語はもう完璧にわかっている」
とよく言われるけども、本音をいえば
Toeic リスニング → 聞き逃すことはほとんどない、余裕で聞こえる
CNNなどのニュース → 集中すれば聞こえるけども、実際はよくわからない。何もわからない時も結構ある。
洋画、海外ドラマなど → ほっとんど、字幕無しだとわからない
本当に正直な方だなぁ、とかなり共感しました。
14年講師をやってきて思うことは、良い先生とは
「知らないことをしらない、と言える先生」
だと思います。
もちろん、それを頻発するのはただの無責任ですが、だからといって
何もかも知っているような顔をして、知ったかぶりや
ごまかしを平気で言うのもまたどうなのか?
講師をやっているとわかるのが、
こっちだって人間であるし、全部わかる、なんてことはありえないのです。
ソクラテスも、もし自分が他人よりも少し賢いとするならば、
「私は何も知らないことをしっている」
と言っていた気がします。
むしろ、そこで知ったかぶりをするよりも、自分はそこはわからない、
そう堂々と言っても、生徒さんが納得してくれるようなそんな先生が理想でしょうし、
だから、自分だって結構必死に、今でも勉強してるんだよ、
という姿勢を見せられる方が、少なくとも僕は魅力的だと思います。
で、冒頭の先生の言われていることですが、
これが日本の英語の先生の本当の実力でしょう。
どういうことか?
つまり、
・ 非ネイティブとの英会話はほぼ問題無し
・ ネイティブとの英会話にはまだだいぶ問題がある
それほど、ネイティブとの英会話というのは別物です。
高いというよりも、文化的背景もわからないといけない部分もあるし
なんだかんだ限界はあると思います。
ただ、1つ言えるのは、英語を勉強するのはアメリカ人になりたいから、でしょうか?
世界の人とコミュニケーションを測れる道具、として、皆さん、ちょっと英語しゃべれたらなぁ・・・
そう感じているのではないでしょうか?
安河内哲也先生もご著書の中で、ネイティブの英会話なんて英語話す全人口の中では一部だ。
国連の中で通用し、使われているような英会話を目指すべきだ。
それはつまり「非ネイティブ」レベルの英会話です。
僕が断言できるのは
「非ネイティブレベル」の英会話力は必ずつきます。
何歳からでも、全く遅くありませんし、自信を持ってノウハウもお教えできます。
ネイティブレベルは・・・
それは僕も今、Struggle中です(笑)
ただ、1ついえるのは、毎日やっていると
「確かに出来るようになってくる」
ということです。
以前に比べると、僕もかなりスラングなども覚えて、米軍基地の連中の英語もだいぶ聞こえるようになってきました。
日本人の取り組む英会話には、このように
非ネイティブレベルの英会話
ネイティブレベルの英会話
があり、英語を学習するならば「非ネイティブレベル」を目指すようにしたらいいと思います。
いきなりネイティブレベル(映画とかドラマとか)に取り組むのは、挫折の元です。
だって、英語の先生だってそこで苦労してるわけですから!
Leon