日別アーカイブ: 2016年4月16日

日本のことをよく説明できますか?

先日、授業の後Wes先生と神田の焼き鳥屋に行きました。

 

立ち飲みですが本当に美味しいです!

 

しかも大将が面白い!(笑)

 

 

その時改めて思ったのが、英語は

 

「日本語を話せない人とコミュニケーションできる道具」

 

なのだ、ということです。

 

 

しょせんは道具ですから、もっと大事なのは、実は

 

「人と人がうまく時間をすごせる能力」

 

です。

 

 

日本に来ている外国人は日本に興味があるわけです。ほとんどは。

 

そんな人たちに、観光ガイドには載っていない店へ連れて行ったらどうでしょう?

 

かなり喜ばれます。

 

 

美味しい立ち飲み(立ち食いというのもアジアっぽくて彼らには珍しい)焼き鳥屋、大将も面白い。

 

となると、やはりすごく喜んでくれました。

 

これは英語云々よりも、

 

「日本のことをよく知っているか?」

 

ではないでしょうか?

 

 

会話の内容もそうです。

 

大統領選です、今アメリカは。

 

するとその話になるのですが、そこでアメリカの大統領選について

 

めったやたらと詳しい、それも確かに

 

「すごいな、あんた」

 

 

と言われますが、もっと喜ばれるのは

 

「日本の保守と革新(ConservativeとLiberal)」

 

を簡潔に説明できることです。

 

 

そうなのです。

 

英語は外国語ですが、実はコミュニケーションしてある程度の尊敬を得るためには

 

「自国のことをよく知っている」

 

ということのほうが、よほど大切なのです。

 

 

英語で外国人とうまくコミュニケーションをとるためには、

 

逆説的ですが、まずは

 

「日本人であること」

 

が、とても重要です。

 

「外国かぶれはめちゃくちゃバカにされます」

 

 

そして、

 

「ちゃんとした大人であること」

 

も、すごく大切だと思います。

 

 

なんでも海外が良い、とは思いませんが、例えばCNNなどを見ていても思うのが

 

「国外のニュースが中心」

 

だということです。日本はどうでしょうか?

 

ショーンK、乙武くん、清原・・・・だけではないにしても、

 

とにかくその98%は国内のニュースと言って良いでしょう。

 

一見硬そうにみえる政治番組だって、見事にテレビは全部革新側で、保守系はネットで見られるくらいです。

 

非常に偏っていて狭いのです。

 

 

ハリウッドスターのインタビューだって、みていてこう思いませんでしょうか?

 

「ようしゃべるなぁ・・・」

 

そして、そのスターたちの年齢をみてください。

 

日本より一回り、二回りも年上です。

 

 

そう、欧米人は

 

「結構大人」

 

なのです。

 

 

僕達は外国語として英語を学んでいるのですから、

 

英語が完璧じゃなくても、そんなに問題はありません。

 

アメリカ人だって、一流の人ほど、英語は道具だと心得ていて、

 

「ワタシの英語がもしわからなかったら、ご遠慮無く言って下さいね」

 

と気を使ってくれるものです。

 

決して外国人の英語をバカにしたりはしません。そういう人は程度の低い人です。

 

 

英語を勉強するのももちろん、大切ですが、そこだけにフォーカスしてしまっては本末転倒。

 

彼らは「結構大人」です。

 

全く偉そうなこといえる立場じゃないのですが、英語以前に

 

「日本人であること」

 

そして

 

「世界基準でみて、大人であること」

 

これがポイントなのではないでしょうか?

 

 

ちなみに、欧米基準での「大人」には、「ユーモア」も含まれます。

 

これも日本とは少し違うところです。

 

 

Leon