素直にThank youが無難
皆さんは、英語うまいですね、って褒められたら、なんて答えていますか?
僕が教室で教えている経験からいうと、恐らく98%の人が
Nonononono! No!
と、答えないでしょうか?英語に限らず、何でも僕達日本人はほめられると、
「そんなことないっすよ」「いや、全然です」「まだまだです」
と答えるのが普通だと思います。なぜなら、そういう文化だからです。
「その洋服、とてもお似合いですね」
と言って(そもそも、そんなこと言う奴いるのか、という話ですが)、
「あなたって優しいのね、どうもありがとう」
なんて答える奴がいたら、映画の日本語吹き替えになってしまいます。
普通は、いやいやいや、安物ですから、とか言うのが日本人にとっては
「自然な習慣」
です。最近は変わってきているみたいですが、例えば趣味でゴルフやる楽器やる、なんてのでも必ず一言、全然素人ですから・・・、とか下手の横好きで、などと謙遜するのではないでしょうか?
言葉は文法的に合っていても「自然なのかどうか」もとても重要です。このタバコは私によってたった今火をつけられた。文法合ってますが不自然ですよね。
そして、その「自然さ」はもう一つ、その国の「習慣」という観点から自然かどうか、というのもあるのです。
で、アメリカですが、褒められたら基本的に素直にありがとう、というのが自然です。そこでNo!などというのは、ちょっと違和感があるのです。失礼とかではなく、個人的な経験で言えばまさにただの「不自然」。
え?、と戸惑われます。
僕楽器やるんですよ、まだまだ下手ですけどね。と言っても、何回も「え?」と戸惑われました。
住んでいる内に、あっちは何かと褒めるのが、これはもう習慣なのだ、と悟りました。どっんなにへったくそに演奏しても、影ではいざしらず、Sounds great!!!(超よかったね!)と肩を叩かれたものです。複雑な気持ちでしたが。
ですから、英語うまいですね、と言われたら、無難に
Thank you
これで行きましょう!これが正解です。
Leon