日別アーカイブ: 2015年10月17日

中級者がもう少し上にいくには?

いつも、全くの初心者や少し英語は話せるんだけど・・・

 

という人を想定して書いているのですが、今日は教室にいる、中上級者に向けて書いてみようと思います。ネイティブ講師のクラスを直接とっているような人たちむけです。

 

まず、皆さんに足らないのはずばり

 

「スピード」

 

です。

 

「流暢さ」

 

なのです。

 

ものすごく沢山の単語を知っていますし、文法だってもう僕がお教えするまでもありません。会話をするには十分な「知識」があるにもかかわらず、今ひとつカタコトに聞こえてしまうのは、この「流暢さ」なのです。

 

知らない単語に目がいき、ああ、まだまだ単語覚えないと・・・・

 

という努力よりも、今知っているものの中でいかに「流暢に」会話するか、に力を注いだらいいでしょう。

 

その「スピード」をつけるのに良い練習は

 

「Shadowing」

 

です。

 

 

 

それと、もう一つ。

 

まだまだInputが足りません。特に、Listening能力が上級になるにはまだまだ欠けている場合がほとんどです。CNNを聞いて、想像以上に何も分からないことはないでしょうか?

 

これは、「沢山聞けばいいんだから簡単です」

 

なんて切り捨てられたりしていて、ほんとかよ・・・・、と僕も思っていたのですが、本当です。

 

作業しながらでもなんでもいいのです。通勤途中、運動しながら、料理しながら、好きな人にメールしながら、電話しながら、なんでもいいです。

 

何も集中してなくてもいいから、ただ聞いてるだけ、「聞き流し」でもいいんです。

 

これを、「信じられないくらい大量に」

 

やってみてください。

 

この時のコツは、辞書なんか使わないということです。皆さんは、読めばわかるのに、聞くとチンプンカンプンということが多いとおもいますが、これこそがまさにこの練習が効く証拠です。もしも読めるものが、全部聞こえるようになれば、ほぼ間違いなく会話できます。

 

どれくらい沢山聞くか。1日10時間聞くつもりでやってみてください。寝ている間にかけておくのもありです。うんざりする時間かもしれませんが、それを1年か1年半やってみれば・・・

 

って、これは比喩ですが、これくらい狂ったようにこれをすれば、すぐには効果を感じなくても必ずびっくりするような結果にあなたが驚くはずです!

 

 

 

そして、最後。

 

ネイティブっぽい言い回しが出来ないのです。ものすごく不自然な言い方をしてしまう。もちろん、ネイティブレベルになる必要はないのですが、それでも、上級に行きたければ、ネイティブっぽい言い回しを次第に身につけていくべきでしょう。

 

どうしたらいいのか。

 

暗記はしないでいいから、小さいノートに、これはネイティブっぽいなぁ、自分も使いたいなぁ、と思った文をメモしておくのです。暇なときに見返す程度でかまいません。

 

この時も、下に日本語訳を書いたりせず、英語から英語で理解するように何度も読んだり、音読したりするのです。

 

ちなみに、「文」といいましたが、これがポイントです。単語だけ書くよりも、文をそのまま短くうつしてしまったほうがよほど使えます。

 

例えば、僕が昨日メモったものの一つは

 

Not doing it after you hit the gym

(ジム行った後にそれをしないこと)

 

まぁ、正確にはセンテンスではないですが、Hit the gymという言い方を、ああネイティブっぽいな、と思ったからです。

 

 

 

といった具合で、

 

1、流暢さをつけるShadowing

2,Listening能力をあげるための、狂ったような量の聞き流し

3,ネイティブっぽい言い回しをメモる

 

この3つをしっかりやった上で、もちろん、ネイティブと飲み行ったり話す機会を定期的に持ってみてください。

 

必ず、ああ、もう英語の「会話」は大丈夫かなぁ、ってなりますよ!

 

Leon