受験時代といえば、試験は主にReadingでした。それにパズル問題のようなGrammar。
Listeningは、僕に関しては全く出ませんでした。
さて、そのReadingなのですが、基本的に日本では文法訳読方式、と言われる、いわゆるSVOCをちゃんとつけて、隅からすみまで正確に日本語に訳して理解する、という方法がとられてきたわけです。
これはいわゆる「熟読」ですよね。
かすかには聞いていました。
熟読と多読が大事だよ!
と。
とはいえ、熟読は習わないと結構厳しいものですが、多読はわかんなくてもいいから、とにかくいっぱい読め!
というものなので、先生も特に教えることもなかったのだと思います。あまり注目されることは無かったのではないでしょうか。
しかし、実は、この多読。
読むだけに限らず、聴くのもそうです。
全部すみずみまで分からないでもいいから、とにかく沢山聴く、読む。脳みそをとにかく量でもってえいご漬けにするBrain soaking
世界を見れば、勧めていない人などほとんど誰もいないのです、専門家で。と、言い切っていいと思います。
で、僕もやってみました。
一週間でははっきり言って何も感じなかったのですが(そのおかげで、これは意味がない・・・、なんてブログを書いていました)、2週間、3週間と続けたらものすごく効果を実感しています。
今まで以上に、ものすごくクリアに英語が聞こえますし、なんというか、明らかに次のステップへ上がれた気がしています。まぁ、校長なんだから、そんなんで喜んでちゃいけないんですが・・・。でも、本当です。
白井恭弘さんという、SLAの博士も、大量のInputを確保しよう、と文法問題は宿題にして、学校では膨大な英文をInputさせ、問題はせいぜいTF Question(内容に対する○×問題みたいなもの)をやらせる程度で、クラスの英語偏差値がものすごく上がったそうです。
細かいところにこだわらずに、沢山の英語にふれる練習です。
もちろん、英語と日本語は語順が違いすぎる上に、英語は語順がとても大切なので、熟読して音読を繰り返しながら英語の語順になれ、スピードをつけていくことも大切です。
ですが、「多読」
これも本当にあなどれません。僕なんかは他の作業をしながら、料理作りながら、ぼーっとしながらこれをやりました。主にListeningですが。
こんなんでもいいんですから、これは練習ともいえないほど、慣れてしまえばすごく簡単です。
どうでしょうか。週に洋画を一本は字幕ナシ(最低でも英語字幕)でみる、を続けてみては?
NYにいたとき、2時間、そう、誕生日だったんですが、一人だったんで映画館でマリリンモンローのなんとかいうのを見たんです。はっきりいって、2時間、ほぼ何にも分かりませんでした。もちろん、字幕なんかありません。
が。2時間見終わって、街に出ると、本当になんとなくなんですが、英語が聞こえるし、家主ともいつもよりは流暢に話せたのを覚えています。
もっと、このメソッドを自分も勉強してみようと思います。皆さんにも是非おすすめしますし、感想など聞かせていただけたら嬉しく思います。
ポイントは正確さ、よりも量です。出来たら毎日やることをオススメします。
Leon