月別アーカイブ: 2015年8月

やはり改めて、ネイティブを目指す必要はなし

先日、土曜日の授業後、生徒さんたちとDaniel先生おすすめの場所に行ってきました。

 

浅草にあるInfinity Books & Cafeというところで、本屋さん(洋書)とCafe(といいつつ、皆ビール飲んでました)がくっついた社交の場でもあるところで、外国人だらけですし、完全にそこだけ日本では無い空間です。

 

Facebookページがあるので良かったらCheckしてみて下さい。

 

→ https://www.facebook.com/InfinityBooksJapan

 

オンラインで洋書の販売もしているようです。とにかくあんなに沢山の洋書に囲まれたことは、ほとんど日本ではありませんし、そこに色んな国の人が集まって先日は何やらフォークソングのようなものを演奏していました。そんな空間はあまり見つけられませんよね。

 

さて、そこで色んな本や英語ネイティブ達の有名な本の話をDanielから聞いているときに、実に自分が英語圏の本、著者を知らないのか、思い知らされました。逆に、Danielは京大で西洋の哲学が日本でどのように受け入れられたのか、研究したくらいですので、旧仮名遣いの難しい日本の本までを原書で読めます。

 

僕とは大違いのインテリなんだなぁ、と感心し、彼の日本語にはほれぼれさせられるものを改めて感じました。本当に上手いです。

 

ただ、その時ふと思ったのです。未だにDanielは教室に来るときは、日本のポッドキャストラジオを聞きながら来ます。そうして努力を辞めない男なのですが、とはいえです。

 

「ネイティブレベルかどうか」

 

と言ったら、そこまでしても、その辺のヤンキーのほうが一発でこの人は日本人だな、とわかる日本語を「自然に」話すでしょう。

 

ネイティブかどうか、ということは、「自然に聞こえるかどうか」なのです。

 

Danielの日本語を聞けば、すぐに外国人の日本語だ、と気がつくでしょう。つまり、

 

ネイティブ

 

ではないのです。

 

じゃぁ、その辺のヤンキーの方がDanielより偉いのか、頭いいのか、と言ったら、それほどナンセンスな話はないのではないでしょうか?

 

だって、日本語なんか、日本に生まれ育てば誰でも「自然に」つまり「ネイティブ・レベル」で話せるではないですか。偉くもなんともない。それを鼻にかけるほど滑稽なことはないでしょう。

 

こんな明白なことが、こと「英語」となるとどうでしょう?僕らはあまりに「ネイティブ」に憧れすぎているのではないでしょうか?また、一部のアメリカ人もその「自然ではない」「ネイティブではない」英語を見下す傾向があるのも事実です。

 

なんというのか、日本人って、日本人が英語(特に有名人)を話している姿に、すごく

 

意地悪

 

ではないでしょうか?

 

あんな言い方はしない、発音が下手、日本語英語話しすぎ云々。

 

実にくだらないことだと思います。

 

 

英語は通じればいいんですよ。

 

なんていいつつ、昨日、なんというか、外見的にはイケメンとは正反対にあるであろうアジア人男が、あれは完璧にアメリカ出身なのでしょう。ものすごく自然に英語話しているのをみて、なんで英語うまいとちょっとかっこ良く見えるんだろう、と思ってしまったくらいです。

 

僕だって、英語に対する劣等感というか、変なコンプレックスは、やっぱりあるんですよ(笑)

 

Leon

真面目、几帳面な人ほど要注意。実はやってるつもり状態・・・

こんにちは!相変わらず暑いですね!

 

さて、表題ですが、僕は思えば受験英語を10年、教室で今度は「英会話」を教え始めて2年、そう考えると結構沢山の生徒さんを見てきたことになります。

 

会って教えれば、大体、どんな生徒さんなのか、どれくらい伸びるのか「想像」はつきます。もちろん、予想以上に伸びる方もいればその逆もいるので、100%の予想なんて出来ませんが・・・。

 

そうした中で、意外かもしれませんが

 

「几帳面な」生徒さんが、実は伸び悩む

 

という現実を何度も見てきました。

 

几帳面、というのは、ぴしっと線を引くのでも定規を使ったり、マーカーをすごく使い分けてノートを作ったり、果ては今にも販売できそうな内容に仕上げてきたり(見た目的に)、付箋をものすごくびっしりと貼ったり etc etc…

 

東大生のノート、というような本をちょこっと読んだことがあり、必ずしもこういう几帳面さが悪いわけじゃないようなのですが、問題なのは、

 

几帳面なノートを作ることにパワーを使い果たしてしまって、肝心の英語トレーニングが出来ていない

 

という状態です。

 

受験生ですら、時間が膨大にあるようで、英語だけやってるわけにはいきません。他にも科目はありますし、やはりそんなに時間は無いのです。つまり、効率が求められるということです。

 

ノートを綺麗にとることに時間をとられ、肝心のShadowingや暗記などが出来ないのでしたら、それは、バーベルを沢山買い込んで、いつもそれを磨きあげて終わっているのと一緒です。

 

何のためにそれを買ったのか、といえば、筋肉を鍛えるためのはずです。多少汚くても、とりあえずそれを上げ下げしていることのほうが筋肉はつくのではないでしょうか。

 

アメリカ人がよく日本人をからかうのが、車来てないのに皆赤信号で止まっている、ということです。交通事故を防ぐはずの信号なんだから、車来てないなら渡ってもいいわけです。

 

まぁ、これはまた別の例としても、とにかく、英語の学習時間が案外

 

英語のトレーニング以外のことに時間を結構とられている

 

という場合は、もう一度時間の使い方を考える必要がありそうです。

 

 

Leon

学習計画の立て方

高い目標を達成するには。

 

それは達成できると信じこむこと、忍耐力

 

これら全て、とても大切なのですが、もう一つ、肝心なことがあります。

 

完璧な計画

 

です。

 

これは結構重要なのですが、中々出来ないのもよく分かります。

 

これについて、今日はすごくシンプルに書いてみようと思います。

 

 

 

まず、英語トレーニング(話せるようになるための)には3種類あると思ってください。

 

1,Shadowingを100%完璧目指して繰り返す

 

2,まぁまぁ分かるのを「大量に」Inputする

 

3,英会話

 

この3つです。自習できるのは、1と2ですよね。

 

 

 

1についてですが、ここでのポイントは100%完璧を目指す、ということです。

 

できねーよ・・・、と思うならば、やってみてください。ああ、これは「作業」だな、と気がつくはずです。完璧にするには、「量」です。とにかく「繰り返す」のです。

 

そうしてみると、以下にこれが大変か分かると思います。と、同時に、これはそんなに沢山の範囲を出来るわけない!、ことにも気がつくでしょう。

 

そう、これはどちらかというと、日本人に足らない

 

「スピード」

 

をつけるトレーニングなのです。ですから、量よりも、正確さ、100%を目指すところを重視してください。

 

 

 

2も大切です。英会話は、基本的に

 

大量のInput & 少量のOutput (白井恭弘教授)

 

と言いますので、ここの目的はまさに大量のInputある程度わかるものを沢山Inputします。ここで大切なのは、「たくさん」ということです。そして、これはそこまで集中しないでも大丈夫です。聞き流し、でいいんです。何かをしながらでも出来ますよね。

 

観る > 聞く > 読む

 

一番いいのは、映像を観ることです。次に音声を聞くこと。読むのもいいのですが、まず「会話」することが目的ならば、この順番になるのではないでしょうか?

 

会話ができないときは、相手の言ってることが「全然聞こえない」ときで、これは良く起こることです。

 

 

 

3は、もうそのまんまですね(笑)。外国人と遊びに行ったり、英会話教室に来たり、色々と工夫して確保することが今の日本ではもう出来ると思います。

 

 

この3つをバランス良く、なのですが、基本的に「1」の練習を全体の50%くらいに充てたいところです。それにプラスして「2」「3」をやるのがベストです。

 

常に自分は、今この3つのうちのどれをしているのか。

 

これを意識しながらやるのがとてもいいですね!

 

 

 

具体的に僕の教えている初心者クラスの生徒さんにアドバイスするならば、例えば

 

 

1,Speak Now 教室でやったところを15分Shadowing(昔やったところも何度でも)

 

2,Ronnie英語をYoutubeで15分みる

 

これを週に5日はやるようにします。

 

それにプラスして、

 

3,たこ焼きPartyに来る(笑)

 

 

これだけでも、ずいぶん違ってきますよ!

 

もちろん、もっと大量に、もう思い切って腰をすえてやるのもアリですし、そういう風に腹をくくって取り組んでしまっている生徒さんもいます。その際の計画の立て方も、これの拡大版です。

 

ついでながら、僕は1日5時間やるように設定し、今のところクリアできています。Toeic990取るまでは週5で続けるつもりです。

 

まずはこれを基本にして、その上で可能なら語彙を覚えたり、文法問題に取り組んだりするのが、Betterです。

 

 

Leon

 

 

イベント及び、文法講座情報!In August

Hi folks!!

めちゃくちゃに暑いですね。皆さんいかがお過ごしでしょうか?
さて、8月の文法講座とイベントのお知らせです。
まずは文法講座ですが、ついに佳境に入って参りました!
8/8(土) フジテレビの日 「関係詞」 16:30~ 2H
8/22(土) 「比較」 16:30~ 2H
8/29(土) 涙の文法講座最終回 「仮定法」 16:30~ 2H
あれ?8/15は?と思ったあなた。校長、靖国神社参拝のため講座はお休みです。
ということはなく、とても面白いWork shopを行います!
「SRS Work shop by Daniel」
ダニエル?そう、教師としては教えていないのですが、今本を一緒に書いています。オーストラリアから、龍谷大学、京都大学で「西洋の哲学が日本に輸入され、どのような変遷をとげたか」を研究に来た男です。
戦前の旧仮名使いまで読める、日本語の達人ですが、彼は僕らと同じ、完全に外国語として日本語を学んだ(僕らは英語を学んでるわけですが、外国語として)ので、我々の苦労が分かります。
彼の面白いのは、日本語を学ぶのに、最先端の技術、つまり色々なソフトウェアやアプリケーションを使用したということです。(そのソフトウェアのことをSRSというそうです。Spaced Repetition Software)
なんで21世紀になってんのに、それ使わないの?
と、ダニエルから色々と話を聞いている内に、ものすごく面白かったので、これを是非生徒さんたちにも教えてあげてくれ!
と、実現したワークショップです。Wi-fi教室にありますので、ノートパソコンやタブレットを持ってきてくれると、なおいい感じです。
こちらは、
8/15(土) 18:00-19:00
        料金は会員様2000円、一般の方3000円
        場所は教室です。
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International Takoyaki Party情報
8/15(土) 8/29(土)
19:30-22:00
参加費 たこ焼き食べ放題 2000円
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今回はもう一つ!
当教室のお祭り野郎、Davidによるビアーホール飲み会!
8/22(土) 夕方より(授業のあと)
        場所 池袋のDavid行きつけのビアガーデン
夏といえばビアーガーデン!皆で楽しく盛り上がりましょう!
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といった具合で、遊んでばっかに見えますが、皆さんに少しでも英語で話す機会も持って欲しいんです。
英会話は
1,音読 2,「沢山」聞き流す 3,英語で実際に話す
です。
どれも本当に大切ですから、皆さん、地味にやっていきましょう!
ちなみに、なんと、もう9月のToeic受付終わってました・・・。
10月は必ず受け、次こそ990点狙うため、校長は宣言します!
週に5日、1日5時間、Toeic勉強します!
それでは、Have a nice day!!
Leon

一緒に勉強する友達を見つけることも科学的!

SLAにはLearning strategy(学習戦略)という考え方があります。

 

いかに外国語学習を成功させるか、の方略を研究したものです。その中で、社会的なつながりを利用してみる、というものもあります。Social strategy(社会的戦略)などと言われているのですが、要は

 

一緒に勉強する友達を見つけること

 

です。これもとても有効な英語学習成功法の一つです。

 

 

そもそも英会話は、

 

1,やり方がまちがっている

 

2,勉強してない

 

の2つの理由のみで、習得に失敗します(大人の場合)。

 

そして、僕の経験では、ほとんどの方が「2」でしくじっているのですが、要は

 

わかっちゃいるんだけど、やれない・・・

 

ということなのだと思います。

 

 

 

これは、結局、解決方法は一つしかありません。

 

やる

 

んです。そうすることでしか、何も進展しないものですし、ヤル気も出てきません

 

ヤル気が出ないから出来ない → ヤル気を出す方法を探す

 

これでは永遠にヤル気は出ないでしょう。なぜなら、ヤル気はやると出るからです。

 

 

ということが基本なのですが、ヤル気に満ち満ちた人を見つける、一緒に目標に向かって進む、のは、その出たヤル気を継続させるのにとても良い手段です。

 

実際、今、朝7時からのToeicコースでは、小テストをやるだけではなく、やってきた自習も書いてきてもらって皆で見せ合うのですが、とてもいい刺激にお互いになっていると思います。

 

もちろん、僕も、よしもっとやろう!という気にさせられます。

 

そういった仲間を見つけるのは、英会話学習成功にとても良いと思いますよ!

 

 

Leon

ネイティブに習うほうが絶対にいい?

イマージョン教育という言葉があります。

 

たとえば算数などを全部英語で習うプログラムで、要は英語のシャワーをなにかしながら浴びることで語学を苦労すること無く習得してしまおう、というものです。

 

数日間、思い切って英語のみ使う強化合宿などもその一部ですよね。

 

今日、教室で自分の英文をネイティブ講師に添削してもらっていて、とても勉強になったのは、現在形ってあくまで、

 

未来、過去もゆるく含んだ今の話

 

なので(習慣とか)、意外となんでもかんでも文章で現在形を使うのは、彼らには違和感があるんだな、と分かったことです。結構厳密にHave +過去分詞を使っていて、人によっては、Have +過去分詞なんかほとんど使わないから、という人もいたりするので、そこもまた、面白いところでした。

 

という風に、ある程度の英語の基礎と会話力が、まぁ、あるならばネイティブと話しているだけで多くの発見があります。

 

ただし、ここがポイントです。

 

会話できるレベルになっていないところから、ただ英語のシャワーを浴びるだけでうまくなるのには、相当に時間がかかる

 

ということです。

 

子供ですら、一説によると、週最低でも英語のみの時間が20時間、それを2~3年やってやっと習熟できる、とか。これはもうインターナショナルスクールに行くとかしかないですよね。もちろん、日本語での教育を受けるのは無理です。この上更に日本語で勉強させたら、確実に頭おかしくなってしまいますよ!

 

とにかくネイティブと沢山話して「慣れる」という習得法があって、楽なのも確かです。

 

ただ、それには死ぬほど時間がかかる、ということです。恐らく、日本に住んでいたら不可能ですし、留学するしかないでしょう。その留学だって、全く言葉がしゃべれない状況での留学ですから、想像以上の苦難だと思いますよ。

 

よく、ネイティブ英語スピーカーが言うのが、文法なんかイラない、というものです。

 

ただし、色々話していると、そう言っている彼らは英文法なんか全く知らないのです。三単現のsすら知らず、それを言うと、そういえばそうだね!面白い~!と驚かれたことすらあります。

 

英語は「語順の言語」ですから、やはりどう考えても、基本のところの文法は抑えてしまったほうが早いですし、そんなに時間もかかるわけじゃないのですから、近道だと思います。

 

慣れる練習も大切なのですが、基礎から日本人に合ったトレーニング方法を教えてくれるネイティブの先生に習わないと、ヘタするとただ外国人とすごす時間を高いお金を払って買っているだけ、という状況になりかねませんね。

 

要は自習が大事で、自習方法を教えてくれる先生じゃないと中々英語は伸びないのではないでしょうか?

 

 

Leon