おはようございます。
英会話は
自主トレ 70% コミュニケーション 30%
です。
教室を始めたばかりのころ、暇なので色んな教室の体験クラスを受けました。そうして気がついたのは、ほとんどのレッスンは「コミュニケーション」してくれる、ということです。
アメリカの教科書を読んだり、文法問題やったりしながら(時にテキストはなく、こっちの要望にそって)、とはいえやはり「コミュニケーション」をします。
これはCommunicative approachといって、コミュニケーションそのものを通して自然な英語力、実際に通用する英会話力をつけよう、という試みでもうずいぶん昔から行われています。
というのも、文法を教えて訳して、例文反復させて・・・、という形だと、たかだか「タバコの火かして」すら、文法的には合っているんだけども、そんな言い方しないって誰も!という文しか言えないという欠点を直すためでした。
・・・というと、すごく合理的に感じるのですが、実際はどうでしょうか?
例えば、語学校に通うとかで毎日2,3時間授業とるならまだしも・・・、とはいえ、NYだってクラスは大人数のところが多く、少人数で会話の機会が沢山あるところもあまりありませんでした。
更に日本にいるならば、せいぜいが通えて週に1回か2回ではないでしょうか?これでは、コミュニケーションを通して英会話を慣れさせるには少なすぎます。
そして更にもっと現実を言うならば、そもそも「会話できる」レベルに達していない生徒さんに関してはどうなのでしょうか?
このコミュニカティブ・アプローチは初心者にどう有効に教えるか、ずっと頭を悩ませてきたのです。お子さんには逆にこちらのほうがいいと思うのですが。
これらを総合すると、コミュニケーションを再現しながら英会話するのもいいのですが、もっと自主トレの仕方を教える、初級のうちは
自主トレを一緒にやる
こうすることで、教室に来る1時間を有効に使えるのではないでしょうか?昨日も中上級者の方ですが、そうしてみたことで、授業の最初よりも最後の方が英語聞こえるようになった、とおっしゃっていました。一人でやるときよりも集中しますし、こちらの方が合理的だと思います。そして、同じことやアドバイスしたことを家で自主トレしてきてもらうのです。もちろん、音源などを送って。
北海道に、うちはトレーニングを一緒にしますよ、という英会話学校があり、面白いなぁと感じました。音楽のボイストレーニングなどは完全にこのスタイルです。
どちらにせよ、英会話の上達の鍵は
自主トレ 70% コミュニケーション 30%
です。有効な自主トレ(要は自習)ができているか、英会話教室にかよっている方は一度ふりかえってみるといいと思います。ただ通っているだけ状態では、ほぼ間違いなく英語は伸びないと思いますよ!
たとえ語学校に週18時間通ってたって、それでは、たとえアメリカにいようと英会話がほっとんど伸びなかった方を僕は沢山見ています。
Leon