日別アーカイブ: 2015年8月18日

改めて言いますが、早くネイティブ幻想を捨てるべきです!

こんにちは!

 

先週末のDanielによるWorkshopは、横で僕も聞いていたのですが、とても楽しかったです!更に、その後のTakoyaki Partyに備えて一人、食材を買い出しに行ったのですが、後で生徒さんに大人になったね、と変な(?)褒められ方をしていただき、嬉しかったです(笑)

 

Danielは丹念に日本語のレジュメも用意してきていて、少しCheckしてくれ、と頼んできました。

 

驚くほどの出来栄えですし、よくこんな言葉知ってるなぁ、というものも沢山ありました。

 

京大、龍谷大学で日本語を真剣に研究してきたので、ずいぶんと日本語の本も読んでいますし、それも戦前の旧仮名使いのものまで読めるわけです。

 

そうして、一緒に、彼のレジュメを直しているときに、レオンさん、日本語読むのすごい早いですね、と言われました。更に、まぁ、ちょっとこれは違和感あるから、こっちの方がいいのでは?と、アドバイスしたものに対して、すごい!そうだ、こっちのが全然いい!

 

なんて、これまた変な褒められ方をしたのですが、その時、僕は何も特別なルールをより知っていてそう言ったわけではありません。

 

要は、

 

ただの勘

 

なんです。日本語の文法なんてほぼ忘れましたし(逆に。ほとんどの英語ネイティブ先生は、本当に英文法を知りません)、勉強したのでもなんでもなく、「日本人なので」何の苦もなく分かるのです。

 

これがそんな立派なことでしょうか?逆に、自分が日本で生まれ育ったので日本語が完璧だからといって、日本で働く外国人や、真摯に日本語を勉強している人に対して、その日本語をバカにするようなことは、あまりに低俗なことではありませんか?

 

残念ながら、ひどいと英語の「先生」ですら、そういう態度をする人が居ます。アメリカでもそういう人は沢山いました。

 

でも、その時、そんなことでヘコむ必要はありません。ありませんし、これは文化の違いでもあるんです。

 

アメリカでは、わかってもいないのに分かったふりして話を聞き流す方が、よほど失礼、という感覚があるようで、分からないときはストレートに、意味わかんないんだけど、と言ってくる傾向があるのです。

 

その度に、もうこんな勉強したのに、まだ意味通じないのか、ネイティブみたいになりたいなぁ、という、気持ちはものすごく僕も分かります。僕がそうです、まだ心のどこかでは。

 

でも、日本語を真剣に勉強して上級者になった方に接すれば、ネイティブ並になるって、要は俺になるってことだろ?・・・そんなのに、どこまで意味あるんだろう?それに、不可能でもあるし、結構無駄な努力だ、と気がつくことと思います。

 

 

Leon

Daniel 2Takoyaki 8.15