日別アーカイブ: 2015年7月29日

単語は無意味学習→有意味学習にすべき

(人気ブログランキング、秋葉原・神田・水道橋カテゴリで参加しています!良かったら毎回ポチっとご協力お願い致します!)

 

どうしても語彙が足りない。やっぱ語彙だなぁ。単語知らないんだよなぁ。

 

教えていると、

 

語彙が足りない!

 

という声を本当によく聞きます。ただいま午前8:30、今さっきも語彙が足りない、という声を聞いたばかりです。本日は早朝Toeicクラス相変わらず元気にやっております。

 

今日は、その語彙について書いてみようと思います。

 

 

 

皆さんのおっしゃるとおり、語彙は、なんだかんだいってものをいいます。外国語学習にはそうです。

 

では、その語彙はどうやって覚えていくのが正しいのか、というと、できるだけ

 

無意味学習 → 有意味学習

 

になるように学んでいくのが効率が良いのです。

 

遊ぶ Play 隠す Hide 思いやりがある Considerate 運ぶ Carry

 

のように、1語1語単独で覚えるのは、実はあまりイケてません。もっと、

 

前後に何がくるのか予測できる能力(予測文法/Expectancy grammar)

 

も養える覚え方をしないと、実際の英会話能力には結びつきづらいのです。

 

じゃぁ、どうすればいいのか、というと、センテンス(文脈)の中で覚えることをおすすめします。

 

 

ちなみに、類義語を覚える(同じような意味)、派生語を覚える(Fluent, Fluently, Fluencyなど)方がいい、とも学生時代に聞いたことがありますが、そこまですると萎えませんでしょうか?あまりハードルは上げ過ぎないほうがいいですし、また、類義語は混乱するという研究もある上に、そこに存在する微妙な意味の違いがわからず、かえって頓珍漢な言い回しになったりすることもあります(僕も経験があります)。

 

 

また、丸暗記は意味ないよ。そんなのより、自然な会話で身につけていったほうが、という方もいますが、それも本当でしょうが、でも、もしも自分がそれだけに頼っていたら、今ほど英文は読めなかったと思います。

 

実際、単語を「丸暗記」する努力は有効なのです。ただし、できるならば「有意味学習」につながった方がいい。ですから、

 

文脈の中で覚えたい単語を何度も繰り返して覚える

 

のが最高だと思います。

 

さらに、「覚える」目的ならば、ただ何度も読み上げる、眺めるよりも

 

「クイズ形式」

 

にした方が断然覚えます。多少負荷はかかりますが、えーっと、なんだっけ!という状態を作るのです。負荷がかかる練習というのは、イケてるのです。そのえーっとなんだっけ?、から、見て瞬時に答えが浮かぶ状態になるまで(自動化)、ひたすら繰り返します。

 

クイズ方式、とは具体的に、文脈の中で覚えたい単語を緑のチェックペンなどでマークし、赤いシートでその語を隠して覚えるのです。

 

さりげなく言いましたが、

 

繰り返す

 

これも死ぬほど大切です。というか、これでしかないと思いますよ。面倒に思うかもしれませんが、結局、これが着実ですし、慣れてしまえば案外数回目には時間がほぼかからないことに気がつくと思います。

 

 

 

もう一度まとめると、単語は「有意味学習」になるよう、

 

覚えたい語を文脈の中で、クイズ形式になるよう「隠して」何度も繰り返して見た途端答えが出てくるようにする

 

のが正解です。

 

僕は、地味ですし、キクタンほどヒットしていませんが、ジャパンタイムス社のToeic Test英単語スマート990が好きです。

 

 

付け加えるならば、どんなのをやったほうがいいか、というと、まずは

 

中学必修語

 

です。そこをマスターしたら、自分のやりたい「分野にしぼる」のがいいでしょう。

 

単語集を選ぶポイントは、センテンスが載ってるかどうか。あと、出来たら覚えるべき単語があらかじめ赤くなっていて、赤いシートで隠せるようになっている方がやりやすいと思います。

 

 

Leon