日別アーカイブ: 2015年5月27日

忘れることを恐れるな!

どうせ、こんなやったって、忘れちゃうから・・・

 

単語集を目の前にしてよくこんな言葉を聞きます。

 

1回覚えたつもりでも、忘れちゃうよ、と。

 

だから、こんなことしないで、実地にやったほうが印象に残るし、覚えられる!従って、単語の暗記は意味がない。

 

 

・・・僕の感想ですが、これは正しいし、正しくない、と言えます。

 

正しい、と思えるのは、実地で耳にして覚えた言葉のほうが、確かに印象に残ってActive単語(いつでもパッとでてくる)になりますし、また、そもそも単語の暗記自体は、

 

しゃべれるようになるトレーニングとして、必須のものではない

 

ということです。

 

単語帳をひたすら見ながら単語を暗記しても、カタコトでちょこっと単語並べられるようになるだけで、決して流暢にしゃべれるようにはなりません

 

あくまで、

 

しゃべれるようになるトレーニングの補強

 

として、単語の暗記はあるべきだと思っています。音読などのトレーニングをしっかりした上で、さらにそれをBrush upさせるためにやるのが正解です。

 

時間がないなら、単語の暗記などはしないで、もっとShadowingの繰り返しに時間をさいたほうが効率が良いです。

 

さて、肝心の正しくない、の方ですが、だって、単語の暗記なんて

 

忘れて当たり前!

 

1回覚えたくらいで、そのまんまずっと記憶に残っている人なんて、どこにもいないでしょう。

 

忘れちゃうから意味がない、なんて言いますが、そうじゃなくて忘れちゃうから

 

覚えるまで繰り返す

 

が正解です。

 

暗記が苦手、って、よく聞きますが、あんなもの頭の良し悪しなんかほとんど関係ありません。10個や20個、人より早く覚えられるくらいで、一体なにになりますか?もっともっと単語の量は膨大です。

 

暗記は頭脳の明晰さではなくて、ただの作業なんです。

 

この作業をひたすら繰り返せるかどうか、です。

 

受験を見ていた時も、一流校に受かる人は、同じ参考書を何度もなんどもやって定着させていました。

 

 

 

なんだかんだ語学において、語彙力がものをいうのも事実です。

 

そこを増強しよう!というとき、頭に置いておいていただきたいのが、

 

忘れることを恐れない!

 

ということなのです。分かります、あまりに覚えが悪くてイライラさせられることがあるのも。二日酔いの日などは、ここまで知能が低下してしまったか、と悲しい思いをさせられています。

 

でも、繰り返していくうちに、見た瞬間にパッと出てくるようになりますよ。その瞬間こそ、単語を

 

覚えた

 

時なのです!

 

 

Leon