月別アーカイブ: 2015年5月

英語が口からでてこない!を解決するには?

多くの生徒さんが一様にしておっしゃるのが

 

英語が口からでてこない!

 

という悩みです。

 

そのためになるべく口から英語を出す練習を、

 

と、考えがちですが、実はです。

 

SLA(第二言語習得論)の著書を多く出されている白井恭弘教授は

 

「大量のInput 少量のOutput」

 

といったことを提唱しています。どの学者もInputをいらない、ということはまずないですし、それどころかOutputは全然いらない、と言う学者すらいます。

 

Inputとは、ReadingやListeningなどの英語を自分のなかに「入れる」練習です。

 

Outputとは、SpeakingやWritingなど、英語を自分から外に「出す」練習です。

 

口から出てこないのだから、なるべくOutputの練習をしよう、と思うのも分かるのですが、実は

 

口から出てくるようにしたかったら、もっと聞いて読む

 

Inputの練習が必要なんですね。

 

 

 

更に、英語が「スムーズに」出てこない!

 

ということは、要は「スピード」がないのです。ゆっくり辞書をつかいながら読んだりすることが出来ても、瞬時にパッと聞き分け、思ったことを一瞬で言うことが出来ないわけです。

 

日本人はスピードが足りないせいで、英語が中々しゃべれません

 

つまり、口から中々出てこないというもどかしさを解決したかったら

 

スピード

 

をつける練習がかかせません。そのためにいい練習は、間違いなく

 

Shadowing

 

です。Shadowingとは、文をみないで耳のみで聞こえた英語に、少しあとから影のように声にだして英語をくりかえす練習です。もちろん、これはInputの練習でもあります。

 

やってみるとわかりますが、これが非常に難しく、よく分かっていないところはまずShadowingできません。

 

 

 

もちろん、実際に英会話を外国人として慣れていくのも大切です。ただし、日本に住んでいる以上、その大半は日本語を話して暮らすのでしょうから、Shadowingの練習を繰り返しながら、英会話の機会も持つととてもいいと思います。

 

 

Leon

ListeningがBGMになっていませんか?

まずはListeningから鍛えるべきだ、とはよく聞きます。

 

僕も本当にそうだと思います。というのも、会話が全く成り立たないときって、要は

 

相手が何を言っているのか、本当に全くわからない!

 

時だからです。ある程度でもいいので、なんとか相手の言っていることがわかれば、どうにかはなります。

 

 

 

ということで、電車の中で、職場で(環境が許すならば)、ちょこっと空いた時間にCNNを、オバマ大統領の演説を、海外ドラマを可能な限り流している。海外のテレビ番組をとりあえずつけている。

 

という話をよく聞くのですが、しかし、ここで注意しないといけないことがあります。

 

それって、せめて最低でも60%くらいは理解できていますか?

 

もし、ほぼ全く分からず、実際はBGMと同じになってしまっているのでしたら、その効果は実は

 

ほとんどありません!

 

アラブ語(僕はYes,Noすらわかりません)のラジオをたとえ1日10時間、3年間聞き続けたとして、アラブ語ぺらぺらになれるでしょうか?

 

恐らく、無理でしょう。

 

 

 

そう、聞き流しも効果的な練習方法なのですが、ただし、ここが大事なのです。

 

「ある程度理解している」ものを聞く

 

ことが重要です。

 

ですから、長時間ほとんど理解できないものを聞き流すよりは、それならむしろ、

 

集中して深く理解したものを短時間聞く

 

方がよほど効果があります。

 

 

 

ですので、Listeningの練習とはいえ、Readingも必ず入ってくるべきです。聞こえたものを、文章で確認して深く理解することが大切になります。

 

単語ももちろん理解する必要がありますが、英語の場合は構造、形も理解しないといけませんね。

 

それこそが「文法」、英語の基礎になります。

 

 

 

Listeningの練習してるよ!という方、実はただのBGMになっていないか、今一度確認してみてください!

 

 

Leon

忘れることを恐れるな!

どうせ、こんなやったって、忘れちゃうから・・・

 

単語集を目の前にしてよくこんな言葉を聞きます。

 

1回覚えたつもりでも、忘れちゃうよ、と。

 

だから、こんなことしないで、実地にやったほうが印象に残るし、覚えられる!従って、単語の暗記は意味がない。

 

 

・・・僕の感想ですが、これは正しいし、正しくない、と言えます。

 

正しい、と思えるのは、実地で耳にして覚えた言葉のほうが、確かに印象に残ってActive単語(いつでもパッとでてくる)になりますし、また、そもそも単語の暗記自体は、

 

しゃべれるようになるトレーニングとして、必須のものではない

 

ということです。

 

単語帳をひたすら見ながら単語を暗記しても、カタコトでちょこっと単語並べられるようになるだけで、決して流暢にしゃべれるようにはなりません

 

あくまで、

 

しゃべれるようになるトレーニングの補強

 

として、単語の暗記はあるべきだと思っています。音読などのトレーニングをしっかりした上で、さらにそれをBrush upさせるためにやるのが正解です。

 

時間がないなら、単語の暗記などはしないで、もっとShadowingの繰り返しに時間をさいたほうが効率が良いです。

 

さて、肝心の正しくない、の方ですが、だって、単語の暗記なんて

 

忘れて当たり前!

 

1回覚えたくらいで、そのまんまずっと記憶に残っている人なんて、どこにもいないでしょう。

 

忘れちゃうから意味がない、なんて言いますが、そうじゃなくて忘れちゃうから

 

覚えるまで繰り返す

 

が正解です。

 

暗記が苦手、って、よく聞きますが、あんなもの頭の良し悪しなんかほとんど関係ありません。10個や20個、人より早く覚えられるくらいで、一体なにになりますか?もっともっと単語の量は膨大です。

 

暗記は頭脳の明晰さではなくて、ただの作業なんです。

 

この作業をひたすら繰り返せるかどうか、です。

 

受験を見ていた時も、一流校に受かる人は、同じ参考書を何度もなんどもやって定着させていました。

 

 

 

なんだかんだ語学において、語彙力がものをいうのも事実です。

 

そこを増強しよう!というとき、頭に置いておいていただきたいのが、

 

忘れることを恐れない!

 

ということなのです。分かります、あまりに覚えが悪くてイライラさせられることがあるのも。二日酔いの日などは、ここまで知能が低下してしまったか、と悲しい思いをさせられています。

 

でも、繰り返していくうちに、見た瞬間にパッと出てくるようになりますよ。その瞬間こそ、単語を

 

覚えた

 

時なのです!

 

 

Leon

本当の意味のバイリンガルになるには・・・?

こんな言葉があります。

 

本当の意味のバイリンガル、英語も日本語も全くのネイティブレベルでマスターするにはどうしたらいいか。

 

フランス語とオランダ語のバイリンガルな上に、日本語も含めて多言語も話せる語学の天才グロータス神父はこのように語っています。

 

「さて、これまで言語について大学生に講演する機会があるたびに、私はいつも『外国語をおぼえるコツをお教えしましょうか』と申し出たものです。学生は皆、喜んで鉛筆をもって構える。そこで私はおもむろに宣言します。『親を選ぶことです!』」

(『言語』1976年10月号 ~外国語上達法 千野栄一著より~)

 

早い話、フランス人に生まれればフランス語のネイティブになれますし、アメリカ人に生まれれば英語のネイティブになれる、両親がフランス人とアメリカ人ならば両方の言語の、本当の意味の「バイリンガル」に

 

全く努力なしに

 

なれてしまう、ということです。僕の周りを見ていてもそう思います。

 

しかし、ここで今日皆さんにお伝えしたいことは、逆をいえば

 

 いっくら努力しても、もう大人になってしまったらネイティブにはなれない

 

ということなのです。

 

頭の良さとか、努力とか、ほとんど関係ありません。例えば、デーブスペクターやケント・ギルバートさんなどは日本語のレベル、Toeicに換算すれば990点をはるかに超える日本語の達人ですが、それでも話しているところを聞けば、日本人ではないことはすぐに分かりますよね?

 

比べて、ローラは、音声だけ聞けば日本生まれ日本育ちの自然な日本語を話していると感じるのではないでしょうか?(ちょっと変わってはいますが)

 

早い話、語学などは結局、生まれ育った環境が一番モノをいうのです。

 

とはいえ、それじゃぁ、デーブスペクターやケント・ギルバートが日本人みたいに自然に日本語を話せないからといって、何か日本で困っているでしょうか?

 

むしろ、よく外国で生まれてここまでなったなぁ、と尊敬すらしたくなりますし、何よりもここです、

 

本人が全く気にしてない

 

ので、こっちも別に気にならないのです。大体、アメリカ人はあまり人にどう思われてるのかグチグチ気にしたりせず、堂々としていないでしょうか?

 

要は、英語などはコミュニケーションの道具です。好むとこのまざるにかかわらず、英語は世界の共通語ですし、あまり小さい間違いなどにオドオドしたりせずに、多くの外国人と交流できるようになりますし、明るくオープンマインドで楽しむのが一番だと思います。

 

日本で生まれて海外に何十年住み、英語の本を書いている方でも、結構

 

自分の英語は未だに自然じゃない

 

と正直に書いています。僕もそうです。

 

ですから、ネイティブになろう、なんて考えは早いとこ捨てて、とにか楽しく明るくやっていったらいいですし、多少の間違いをバカにされてもそんなものは気にしないことです。

 

訛りやつたなさも、うまくやれば愛嬌になりますからね!

 

ネイティブになることよりも、英語で「コミュニケーションできる」能力を身につけることが大切です。

 

 

Leon

英会話教室に来て伸びる人の特徴

英会話が出来るようになる方法は、案外シンプルです。

 

70%の自習 + 30%のコミュニケーション

 

と、英会話は言われているので、正しい自習を続けて、後はHubにでも行って外国人の友達を作って遊んでいれば、英語は確実に伸びます。

 

そう、極端なことを行ってしまえば、英会話教室になんか行かなくても英会話は伸ばしていけるのです。

 

逆に、いくら通っていても、ココがポイントです。

 

自習をしなければほとんど伸びない

 

ということです。通っていることで、やった気になってしまい、またお金も払っているもんですから、イケばノビる、と思うかもしれませんが、それは全く幻想です。

 

自分でやらないことには、英会話はまず伸びません

 

 

 

いい英会話教師はそれが良く分かっています。週一回しかここに来ないよね?60分、それしただけでしゃべれるようになると思う?

 

だから、これをやってきてね!今の段階だとこれをやったらいいんじゃないかな?楽しみながら、あまり宿題!と思わずにやったらいいよ

 

こういう自習に関するアドバイスをします、英会話コミュニケーションをしながら。

 

そして、本人の今のヤル気、状態を見ながら、ヨコについてペーシングしつつ、生徒さんの自習を支えながら英会話力を伸ばしてあげるのが、本当に「伸ばせる」英会話教師です。

 

ですから、どちらかというと

 

コーチ

 

に近いわけですね。いい英会話講師というのは。

 

 

 

さて、前振りが長くなりましたが、要は自習ナシに英語は伸びないよ、ということを言いたかったのです(ただ週2通い続ける人は、多少は伸びる、というのも最近発見しました。一切の自習ナシで)。では、英会話教室に通うことで英会話力を伸ばせる人の特徴は・・・

 

 

 

第3位 楽しくやれる!

 

・・・結局、ダイエット然り、あんまりストイックすぎて苦痛に耐えて、なんていうのは続かないのではないでしょうか?

 

頑張っている人をみていると、案外本人は

 

え?楽しいよ?

 

と思っていることが本当に多いです。辛くないんだって、と。

 

そういう前向きで明るい方は、実際に伸びていくように思います。

 

 

 

第2位 素直

 

・・・これが、意外に大事なのですが、

 

完コピ(完全コピー)

 

すれば、よほど教師がダメじゃないかぎり、英会話はまず伸びます

 

ところが、言われたことをいわれた通りに、完全にコピー出来る人は案外いません

 

僕だって、ダイエットにしろなんにしろ、結局アレンジを加えています(酒はOK、など)。

 

ちくしょう、頑張ってんのになんで中々痩せないんだ、という時によく見直すと、

 

 やってるつもりで、言われたとおりやれてない

 

のです。本当に自分にあてはめてもそうですし、生徒さんを見ていてもそれは感じます。

 

まずは素直に「言われたとーーーーーりに」やるのが中々に大切です。

 

 

 

第1位 長時間自習しまくっている

 

・・・結局は、これです。今まで伸びた人を見ていると、ほとんどがここです。

 

多少やり方間違っていようと、もう大量に時間をかけて自習した人で伸びなかった人を知りません

 

本当に不思議なのですが、こういう方に限って、完コピしてくる方は少ない気がします。自己流アレンジを加えがちで、どうも効率の悪いやり方をする傾向があるのです(皆じゃないですよ!)。

 

なんでなんだろうなぁ、と本当に不思議なのですが、そんな気がします。

 

でも、結果としてどちらが「実際に」英語力を伸ばしているか。

 

これはもう間違いなく、第1位、長時間自習しまくってくる人です。

 

そして、この人たちも間違いないのは

 

楽しい

 

と思ってやっているのです。決して毎日の苦痛に耐えながらやっているわけではありません。

 

京橋のゴールドジムに行っているのですが、思えばやりすぎだろう、というくらいムキムキになってしまった筋肉Guysたちも、プロテインの話をしているとき、いかに体を追い込んだかを語っているときの目は輝いています。

 

・・・・・・・・・

 

3位、2位、1位とつけましたが、それぞれが三者三様です。

 

自分に合ったペースで続けていったらいいと思います!

 

Leon

 

P.S.

 

そう、最後に。

 

そっか、じゃぁ、俺は時間とれないし、無理か・・・。と思われるのも無理ありません。第一、僕がまさにそう思うタイプです。ただ、本当に1日30分も時間とれないでしょうか?

 

1日30分でも、毎日のようにとにかく続けていたら、それもそれで

 

 100%英語は伸びます。

 

むしろ、こっちを出来る人の方がすごいのではないでしょうか?

 

全部の文法をやろうとしないで、これを間違うとマズイ!ものにしぼる!

大人になってから英会話をやるならば(他の語でもそうでしょうが)

 

文法は近道

 

と、何度も書いてきました。しかし、巷にあふれる文法書などを見ても、あまりに膨大すぎて、その

本も分厚いものが多く、

 

何から手を付けていいのかわからない

 

のが、実情ではないでしょうか?

 

結論から言えば、広く浅く学ぶのではなくて、これを間違うと通じないものを中心に、

 

狭く濃く

 

トレーニングしていくことです。

 

では、英語の場合、これを間違うと通じない!ものは何か?

 

ズバリ、動詞周辺

 

です。

 

日本語と英語の最も違うところと言ってもいいかもしれません。

 

これを瞬時に聞き分け、更に正確に使えるActive状態になっている)ようになるには、結構な時間がかかります。そのわりに、ここを間違うと感動的なくらいに通じなかったり、勘違いさせてしまったりするのです。

 

外国語は

 

知識 × スピード

 

ですから、理解するだけではダメです。この最重要事項に、あとは基本的な文の並べ方

 

五文型

 

を抑えれば、英会話はなんとななります。逆に前置詞(from, at, onとか)や、 the, a, anなんかは間違ってもなんてことありません。僕らは受験のせいか、こういう細かいところにこだわりたがる傾向があります。

 

こういうところを捉えて、日本人は文法気にしすぎだよ!というネイティブスピーカーがいますが、それは、そんなの俺らもよくわからねーし!細かすぎ!というだけで、文法をやらないでいいわけではありません

 

間違うと通じない文法項目は存在するのです。

 

その項目を、僕は22テーマに絞ってみました。(文法セミナーでは主にこのあたりをやっています。興味のある方はToe pageへ!)

 

参考までに、下に挙げておきます。

 

このへんの項目を理解したら、後は例文をひたすらShadowing、そして、出来たら例文を暗記し、そうした後には沢山使ううちに慣れていくといいですね!

 

Leon

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

Basic Class

1.SVO
2.SVO(  )
3.肯・否・疑 2
4.疑問詞 2
5. Be-Verb 1

6.Do-verb&Be-Verb

 
Beginner Class
7.三人称単数
8.助動詞
9.過去形
10.進行形
11.過去進行形
12.接続詞(当位)
13.接続詞(従属)
14.受け身
15.5文型
Advanced Beginner Class
16.完了形
17.不定詞
18.動名詞
19.分詞、分詞構文
20.関係詞
21.比較
22.仮定法

バイリンガルはボケない??

バイリンガル(二国語話せる)の人はモノリンガル(一国語のみ話す)人に比べて、もちろん、沢山メリットはあります。仕事につくにも有利でしょうし、なんだかんだ言って、英語を完璧に話すうえに日本語も話せる人をみると、3割増しでかっこ良くみえるものです・・・。本当かよ!と思われるかもしれませんが、僕はそう感じます。

 

しかし、そういったこと以外にも、科学的に証明されている利点があります。

 

その一つは、いくつもの刺激に対して、正確に認識して分類する能力、認知能力が優れているそうです。例えば、旗揚げゲームなど、脳トレジョニーに出てくるような、中々に普通の人にはイライラさせられるゲームがとても強いのです。

 

それらは、似ている言語(韓国語と日本語など)よりも、全然似ていずに習得が難しい言語(英語と日本語、とか・・・)のバイリンガルの方がより能力が高いそうです。

 

更に、これが中々に面白かったのが・・・

 

ボケないそうです!

 

絶対にボケないわけではないですが、モノリンガルと比べたらだいぶボケないうえに、万一ボケても進行が遅いそうです。知的能力の高い人もひとたびボケれば進行が早いのが普通なのですが、バイリンガルはボケにくい上にボケても進行が遅いとか。

 

英語と日本語は習得が難しい言語ですが、このような利点もあるのです!

 

もっとも、しょっちゅう日常に使っていないといけないようですが、毎日の少しずつの勉強だってボケの防止には多少は役にたつのではないでしょうか?本当にこのような実験結果が出ているのですから。

 

Leon

ちょっとした豆知識 貸す・借りるの英語

僕達が頻繁に間違えるものに

 

BorrowLend

 

があります。

 

両方とも、日本語では「カス」という動詞を活用させて使っているので、つい同じに思ってしまうのです。漢字にすると違うのですが、それすら、あれ、どっちだっけ?となりませんか?

 

とにかく、僕達は、お金を「かして」というときも「かしてあげるよ」というときも、あまり区別していないので、英語もついちゃんと分けないで使ってしまうのです。

 

ところが、これがネイティブスピーカーからすると結構の違和感。なぜなら、2つは全く違う言葉だからです。

 

RainとCandyが両方ともアメになるのも、アメリカ人からするとなんじゃそりゃ!、みたいなものです。

 

お金を借りるとき、動かせるものをタダで借りるとき(鉛筆かして、等)

 

→ Borrow

 

お金を貸すとき、動かせるものをタダで貸すとき

 

→ Lend

 

これをアメリカ人講師Wesに言ったら彼はとても驚いていました。そして、それについての動画もすぐに作りました(笑)

 

ちなみに、トイレはCan I use the bathroom?といったかんじで、日本語ではトイレ「貸して」だからって、Borrowを使うと、トイレを家に持って帰られてしまうように感じるそうです。

 

こういった、母国語が第2外国語に影響してしまうことを

 

言語の転移

 

と言います。気をつけていると、日本語を学ぶアメリカ人にも結構みえて面白いですよ。もちろん、バカにしちゃいけませんが。外国語を話す人の間違いをバカにするのは中々に低劣なことです。

 

Leon

Toeic文法問題の練習方法

ToeicはPart5、Part6が、語彙文法Partです。

 

いわゆる文法クイズが出ます。

 

ある語、フレーズがカッコになっていて、その中に来るべき言葉を4択で選ぶのです。

 

Part5が40問。Part6が12問あり、Part5はセンテンス(1文)、Part6は長文のなかにカッコが設けられています。

 

基本的に1問20秒でやるといいと言われています。

 

ですので、これは分からない!という問題、難しいな、と感じた問題をいかに

 

捨てられるか

 

これもとても大切なテクニックと言えます。そこで長時間かけてしまうと、結構な量のToeic問題を終わらすことはまず出来ないでしょう。Toeic最初の壁は、

 

時間内に終わらせること

 

です。

 

 

 

さて、で、このPart5、6の勉強方法ですが、これと同じクイズ形式になっている問題集をレベルに合わせてやるといいと思います。

 

クイズをまずやってみて、で、解説を見て、そうだったのか!と学び、前日、前々日のも同じように復習する。

 

このパターンが一番簡単ですし、実践的かつ効率がいいでしょう。間違っても・・・

 

分厚い文法書をとりあえず全部理解してからやる!なんて思わないこと

 

です。分厚い文法書は辞書のように買って、どっかに置いておくべきです。たまにちょろっと見ればいいんです。調べたいときに。

 

問題形式になっていて、すぐ隣りのページに答えも解説も書いてあって、なおかつレベル別にシリーズ化されているとても良い参考書があります。

 

Jリサーチ社からでている、安河内哲也先生のスピードマスターシリーズ

 

がとてもオススメです。→ http://www.amazon.co.jp/%E6%96%B0TOEIC-TEST%E8%8B%B1%E6%96%87%E6%B3%95%E3%83%BB%E8%AA%9E%E5%BD%99%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC-%E5%AE%89%E6%B2%B3%E5%86%85-%E5%93%B2%E4%B9%9F/dp/4863920083

 

そして、同シリーズの「ゼロからスタート英文法」

 

文法なんか全くわかんない!

 

という初心者の方に本当にオススメです。

 

これをとりあえず3回やった、という生徒さんがたった2,3ヶ月で驚くほどに英語力をつけています。たった今起こっていることです。

 

「ゼロからスタート英文法・安河内哲也著」

http://www.amazon.co.jp/%E3%82%BC%E3%83%AD%E3%81%8B%E3%82%89%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%88%E8%8B%B1%E6%96%87%E6%B3%95-%E5%95%8F%E9%A1%8C%E9%9B%86-%E5%AE%89%E6%B2%B3%E5%86%85-%E5%93%B2%E4%B9%9F/dp/4901429795/ref=pd_bxgy_14_img_y

 

今さりげなく、

 

とりあえず3回やった

 

と言いましたが、これが実は文法問題攻略のです。語彙力強化もそうでしょう。

 

受験を見ていたころも、一流大学に受かる生徒さんは頭がいい云々というよりも、同じ参考書を3回も4回もやって

 

浮気しない!

 

という傾向がたしかにありました。長いおつきあいをするのです。

 

浮気は良くないです。1つの本とボロボロになるまでつきあって、分かることも沢山あるのです。

 

僕もついに、Toeic Test英単語スマート990、二周目も真ん中くらいまで来ました。基本、毎日やっております。悲しいのは、二周目なのに忘れてる語が多々あることですが・・・

 

でもいいんです。そんなもんです。ちなみにスピードマスターシリーズは恐らく4,5回目だと思います。文字通りボロボロ、ヨレヨレ、しかも家でやるよう、教室でやる用と二冊持っています。いまや妾までいるようなものです。

 

こうなってこそ・・・、といいたいところですが、未だにミスするのはPart5。でもまぁ、これだけやればPart5,本番でも90%は見た瞬間に答えがわかります。言い過ぎたか。80%か・・・?まぁ、とにかく、地道に続けることだと思っています。

 

 

Leon

いつまでも伸びない人は大体基礎力に問題がある?

突然ですが、僕の母親は歌手でした。カンツオーネコンクールで優勝したらしく、そのまま契約という形になり、King RecordからCD・・・なんてありません、レコードを何枚か出しました。

 

小さい頃、かなりスパルタにピアノを教わりましたが、その時にしょっちゅう言われていた言葉があります。それは今でも、考えてみると自分の考え方の核にある気がします。

 

「基礎がないと絶対に壁につきあたる」

 

今ではピアノなど全く弾けませんが、英語に関して、最近あらためてそれを感じます。

 

 

 

結構がんばっているのに、いまいち先へイケない英語学習者、

 

例えば、Toeicでいうならば600点が中々超えられない方は、そのほとんどが

 

基礎文法がイマイチ

 

です。

 

もっと言うならば、

 

英文を自力で、正確にSVOCつけられない

 

ほぼ間違いなく、皆さんそうです。

 

逆にそこがわかっている人はToeicも700,800と進んでいけますし、それでもたどたどしいならば、そこはスピードに問題があるだけなので、Shadowingを頑張るか、もっと大量にInput、後は英会話の機会をもうけるだけで絶対に

 

英語が流暢な人

 

になれます。

 

ところが、基礎文法がない人は、

 

いっくら頑張っても、何十年単位で頑張っても、ずっと600点が超えられません。

 

まさに、母親の言った通り

 

基礎がないと絶対に壁に突き当たる

 

なのです。

 

英語は「語順の言語」です。単語を知っているだけではダメです。

 

それを並べる順番こそが、Key

 

なのですから。そして、それをしっかり理解することこそ、

 

英文にSVOCを1人でつけられる

 

ようになることなのです。こここそが、英語でのDividing point、別れ道である、と最近は確信しています。

 

僕が今、こんな仕事をしていられるのも、思えばそこをしっかりと教えてくれた日本の英語教育のおかげだと思っています。

 

もちろん、うちは英「会話」教室なので、英語コミュニケーションがメインになりますし、楽しく気楽にやろうよ!がモットーなのですが、それとは別に、たとえ

 

サミーよ!受験を思い出してヤダ!学校の英語みたいでつまんない!

 

と、言われても、授業とは別のセミナーという形で、たとえ生徒さん1人になろうと

 

SVOC正確につけられるようになる講座

 

は続けていこうと思います。Leon、それは違うよ、つまんないし、俺の授業のほうが生徒も喜ぶし上達するよ云々、とイケメン人気外人講師にいわれようと続けます。人気Youtuberに言われても(言われないと思うけど)やります。こういうことやったら逮捕、となっても地下に潜ってやります。

 

だって、基礎がないと絶対に壁にぶつかるんですから。

 

そして、英会話の場合の「基礎」とは絶対にココですから。

 

 

Leon