また前回に続き、今日も「マインド」ネタです。
本当の自信は、ただ自信をもとう!と強く思えば手に入る、わけじゃないだろう、という話を書こうと思います。
講師採用の面接のとき、いつも聞くことの一つに、なぜ日本人は英語が下手だと思うか。
ということを必ず聞きます。
色々な答えがありますが、そのときで多いのが
「日本人はマインドがダメだ」
というものです。
積極的じゃない、恥ずかしがり屋すぎる、間違えを恐れすぎる云々。
これらを要約すると、日本人はもっと・・・
「自信を持て!」
Have confidence
確かに、これは事実です。
僕らのこういった控えめなところや、生真面目なところが、実力以上に自分らの英語力を下げてしまっているのは本当なのですが、だからといって・・・
じゃぁ、今日からは自信もってこ!
といって、自信なんか持てるでしょうか?そうやって言い聞かせる、思い込もうとするだけで、もう積極性の固まりみたいな、イタリア人や中国人やアラブ人のようになれるでしょうか?間違えようが何しようがかまわず、明らかにアメリカ人のやつに「あんた英語しゃべれる?」と聞けるでしょうか?
よし、マインドを変えよう!マインドだ!
と口にするだけで、英語でのプレゼン「全く緊張せず」外国人の前で出来るようになれますかね?
・・・無理でしょう。
僕ら日本人はいい人すぎるのでまず「無理」です。
というか、そもそも、自信って、
「何かをするから」
つくものではないでしょうか?
正直、前はすぐ横のテーブルにネイティブ講師がいると、どうも調子よく授業できませんでした。自分の英語に自信が無いからです。
最近はそんなことありません。英語がネイティブ並に完璧になったから?
違います。そもそも、母国語以外の言葉を、幼少期そこですごさずネイティブと全く同レベルになることは不可能です。デイブ・スペクターだって、めちゃうまいですが、わかるじゃないですか、日本育ちではないな、と。
じゃぁ、なんで気にならなくなったのか?
それは
「毎日勉強してるから」
です。本当にこれだけ、です。
この教室を始めたばかりの頃は、無料カウンセリングのたびにものすごく緊張しました。何度、緊張するな!と自分に言い聞かせたでしょうか。
でも、結局はそんな「言い聞かせ」よりも、実際に
やったことの積み重ね
で自信が徐々についたのです(もちろん、今でも反省することは沢山ありますが)。
日本人は恥ずかしがり屋すぎる。控えめすぎる。
いいじゃないですか、それで!
無理して肩肘張る必要もないと思います。
そんなことしなくても、地味にトレーニングを続けていれば、そのうち、まぁ、いっか間違えても、と肩の力を抜いて、
「自信」を持って
海外の人たちと接することが出来るようになりますよ!・・・、なんだ、そんなことか。と思うかもしれませんが・・・。
Leon