自動化理論とインプット仮説という言葉がSLA(第二言語習得論)にはあります。
前者は、たとえば野球やなんかのあるスイングを意識的に何度も
「繰り返して」
自然とできるようにしていくものです。
それに対して後者は、
とにかく6~7割くらいわかるものを全体的に理解する(細部はそこまでこだわらない)、これを大量にすることで、つまり外国語をそうしてInputさせることで力を伸すというものです。
教室に面接に来る、また、働いている外国人の多くは外国語を結構、後者の方法、つまりDVDや映画を見たりしながら覚えた、という方が多いです。
日本のように、しっかりと文法から学んで、何度も繰り返して、更に暗記する、なんてことは意外とやっていないものです。
これを単純に、わかりやすく言うと、
前者 自動化理論は → 頑張る勉強
後者 インプット仮説 → 頑張らない勉強
といえると思います。
色々と勉強していると、頑張らない勉強の重要性をといた説を多く見かけるのですが、でも、実感としては、
大人になってしまった以上
やはり、前者の頑張る勉強に力を入れたほうが効率がいいような気がしています。
それに、日本人からすると、やはり英語は
非常にかけ離れた言語です。
特に語順が違う上に、語順が英語では重要なのです。
ですから、初心者のうちは動詞あたりを中心にして
頑張る練習
をメインにしたほうがいいと私は感じています。
Leon