To be international, be national


さて、今日の和訳クイズです。

 

To be international, be national

 

これをどう訳すか。これは、英会話学習のけっこう深いところをつく言葉です。

 

まず、最初のTo be、これはTo不定詞の目的用法(副詞用法)ですね。~するために、と訳せます。

 

また、Be、これも意外にわかりづらいもので、中1でBe動詞をやるので皆なんとなくBe動詞なんて言っていますが、実はこれは日本語には無い概念ですから、やはり少しわかりづらい。

 

でも、ここでは、~になる、くらいに訳しておくといいと思います。

 

ですから、「Internationariになるためには」、というのが前半ですね。

 

で、次のBe~、これは命令文です。SがなくてVの原形から始まっている場合は命令文です。

 

例えばYou are kind(あなたは優しい)ですが、Be kindだと(優しくしなさい)になります。

 

つまり、Be nationalは「Nationalになりなさい」です。

 

ですので、

 

「Internationalになるためには、Nationalになりなさい」

 

という格言になります。Internationalは国際的、Nationalは自分の国とかそういう意味です。

 

ちょっとわかりづらいんですが、要は・・・

 

国際人になりたかったら、まずはちゃんとその国の人になりなさい。

 

という意味になります。

 

はっきり言って、英語がしゃべれることそのものには、実はそんなに大した意味はないんですね。そして、無理して他国人になろうとしている人はあまり尊敬もされません。アメリカ人になりたい人、本当多いです、はっきり言って。NYいたころは、もう私アメリカ人だから、という人本当多かったですし、僕と皆の前で日本語話すのイヤ、という態度の人も結構いました。いや、それはお前がただ嫌われてたんじゃ・・・って、違うんですって!

 

僕がどうしても苦手な人・・・というか、日本人は、なんか偉そうに英語をしゃべる人ですね。ひどいのになると、日本で生まれ育ったくせに、私日本語下手だからぁ、なんて自慢気に言うのもいます。

 

そんな言うほどあんた英語うまいんかい!とも思いますし、まぁ、なにはともあれ、英語はあくまで「道具」です。まずはちゃんと日本人になったほうが・・・、なんて偉そうなことは全く言えないんですが、でも本当に実感です。

 

とはいえ、そうはいっても、外国の人とコミュニケーションとるときは、ちょっと無理してでも積極的に話したり、明るく話したり、そういうのは必要だと思います。まぁ、バランスです。バランス。

 

Leon

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