月別アーカイブ: 2014年10月

具体的な自習方法

自習が大事だ!そして、それはShadowingだ!

 

と書いたところで、じゃぁ、これらを実際にどうやるのか。

 

どう、自分がトレーニングして生徒さんにもやってもらってるのか。

 

僕の場合は、ただのリスニング練習、文法練習、語彙を増やす勉強にしてもすべて下のプロセスでやっています。そして、これは正直にいうとカリスマ英語講師安河内哲也先生の本で推奨されていることとほぼ一緒です。

 

そのプロセスとは・・・

 

1,聞く 2,音源のScript(文字になってるやつ)をCheck 100%理解 3,Shadowing

 

これにつきます。

 

例えば、じゃぁ、以下は基礎語彙の練習です。

 

これを習って、ノートに書いて、問題集をといたところで、または赤いシートで暗記したところで、意外と実際には使えないものです。そうではなくて、Shadowing(音読)

 

しまくる!!!

 

ことによって、

 

自動化(Automatization)

 

させることがポイントなのです。定着させることです。その後に暗記したほうが、急がばまわれ、よほど効率的ですし、身になります。

 

それでは、やってみましょう。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 ① 聞く

 

まずは、これを聞いてください。2,3回聞いてみましょう。聞くだけです。Scriptはみない!

 

 

② Scriptを100%理解する。

 

上の音源のScriptは以下のとおりです。

 

1,I carry a bag

2,We climb a mountain

3,I look sad

4,You open the window

5,You play cards.

6,I stay with Anny.

7, Tom and Nancy walk home.

8, They have a hamster

9, I read a magazine.

10, I collect stamps.

 

ここの100%理解、とは、「意味」と「構文」のことです。意味はもちろん、構文、それぞれのパーツが文章でどのような役割を果たしているのか、SVOCをちゃんとつけられるのが望ましいです。

 

このSVOCがつけられるか、つけられないか、は、否定されることも多いのですが、僕の経験で言えばそれが出来るか、が、今後中級以上にいけるのか、いつまでも曖昧なままなのか、を、分けている気がしています。多分、日本語と英語の全然違うとこの一つが「語順」だからじゃないでしょうか?

 

子供はその辺、感覚でいけるのでしょうが、大人はそうはいきません。ここはしっかり「学習」してしまったほうが近道だと思っています。これは「外国人講師」にはわからないことなのではないでしょうか?

 

こうして文を100%理解できたら、次の③のプロセスへ進みます。

 

 

③ Shadowing

 

1,文章を音源なしに、自分のスピードで数度音読して確認する

 

2,文章を見ながら音声の後についていってみる。Shadowとは影。つまり、音声の影のように、少し後から声にだしてついていくのです。

 

3,文章なしで、音声の後についていく。これが本当のShadowingです。

 

4,これを100回くらい繰り返す。本当に100回やる人は少ないですが、やってみてください。理屈ではなくて、この「作業」をすることで得られる「体験」があるはずです。

 

聞こえるようになるだけではなく、ずっとこの練習をつづけていると「口からでてくる」ようにもなります。スムーズさが身につくのです。

 

Shadowingする際に重要なことは、

 

A,音声にすごく集中する B,話すときと同じくらいの声量でやる(怒鳴らないでいいけども、大きい声でやる) C,発音を可能な限り真似る  D,ただの音声の繰り返しじゃなくて、ちゃんと理解しながらやるように気をつける

 

・・・・・・・・・・・・

 

下にSlowバージョンも載せておきます。もし早過ぎる場合は、こっちで挑戦してから、早いバージョンへ移行してみてください。

 

 

この練習を例えば映画でしたりすると、中級から上級へ格段アップできると確信しています。毎週木曜日の18:30-19:30はBack to the futureで英会話!クラスです。

 

僕の楽しみなクラスの一つですね!

 

色々な練習方法があるでしょうが、あまりあれこれ浮気せず、しぼってある程度根気よく続けることは大事です。

 

僕はShadowingを全クラス通じて「自習」用にすすめています。

 

Leon

自習が大事って、何やったらいいの?実際。

自習は本当に大事です。英語を上達させる(本当に)理想的な割合は・・・

 

自習 70%  +  コミュニケーション(実際に英語話す) 30%

 

と、当教室教頭Larryは言っています。

 

僕もそう思います。

 

ただ話しているだけで出来るようになるものではありませんし、何度も言っていますが、留学すればなんとかなる、というのは間違いなく間違いです。子供は別ですが、大人になって留学した人はみんなその事実に気がついているのではないでしょうか。

 

留学しても、

 

自習

 

しなければ出来るようになりません。

 

・・・・・・・・・・

 

さて、では何を日々やったらいいのか。ですが、

 

Shadowing

 

です。

 

とてもシンプルです。シンプルでも効果は絶大!経験のあるネイティブ講師の多くも奨めています。「話したかったら」これがとてもいい練習です。

 

具体的には、

 

1,聞く  2,Script(聞いたものの字になってるやつ)を理解する  3,Shadowingを定着するまで「やりまくる」

 

この「やりまくる」というのが大切です。

 

また、もう一つのポイントは2の「理解する」というところで、英語の場合は

 

「MeaningとStructure」

 

特にこの

 

「Structure」

 

がポイントです。構文、形のことで、これが日本語と英語はあまりに違うので、ここを定着するまでくりかえすのですが、そもそもそれが分かっていなかったら、定着もなにもありません。

 

多少はしゃべれるんだけど、中級を抜けられない、という人はここに問題のある人がとても多いです。

 

つまり、この1~3をうまく出来るようになるのも大変なのですが、これをうまく回せるようになれば、確かに英語は上達しています。自分の経験でも、今までに伸びた生徒さんを見ていてもそうです。

 

恐らく、この方法が「日本人に合っている」のだと感じています。

 

明日はこの1~3の具体的なやり方と、あと、Shadowingすることの意味、効能を書いてみようと思います。

 

Have a nice day!!

 

Leon

 

 

インテリまでも日本人が英語を話せない理由

当時つきあっていた子に非常にお金がかかった。

 

という中、夜も仕事できないだろうか、と探して時給も良かったし、と始めたのが家庭教師でした。

 

そこから、大きな予備校にいたこともありますし、地域密着型の小学生から高校、浪人生までいるようなところで学校の補修や受験のための勉強を、なんだかんだ10年は続けました。

 

他にも色々とやりましたが、この仕事だけはこんなに続いたので、教える仕事「先生」が合っていたんでしょうね。

 

教えた科目は英語。大体、文系は英語にまわされることが多かったように思います。

 

そうして、10年間も教えておいて、NYに留学したときの衝撃的事実。

 

それは、

 

全く英語がしゃべれなかった!!!

 

ことです。

 

実際、かなりの高学歴、インテリの人までもがNYで英語には苦労し、ずいぶんと下手な英語を話していました。

 

語学校での授業を聞いていると、文法項目などはすべて分かりましたし、また、正直先生のほうがそういった知識がないほどです。それなのに、なんで全くしゃべれないのか。たどたどしくしか英語が出てこないし、あっちが何を言っているのか、全く聞こえないのか。

 

つまるところ、

 

スピード

 

の問題なのです。決して、話す速さのことじゃありません。スピードをつけろ、とは早く話せ、ということではないのです。そうではなくて、あえて言うなら、

 

変換のスピード

 

です。いや、もっと言うなら、変換する間もなく勝手に反射的に、聞こえたらそのまんま意味がわかって、何か思ったら、そのまんま英語の語順で英単語やフレーズが口から出てくる状態。つまり、

 

 瞬発力

 

これが、英語で「会話」するためには必要なのです。

 

そのスピード、瞬発力を手に入れるためには「勉強」ではなく「練習」しなくてはいけません。机の上でやる「学問」ではなくて、もっと音楽やスポーツに近い

 

「トレーニング」

 

を、しないといけないわけです。それでは、具体的に何をやったらいいのか。

 

それはまた次回!

 

Leon

 

なぜ早稲田に落ちまくったのか。

こんにちは!

 

さて、表題のとおりです。

 

高校のとき、僕はものすごく馬鹿だったのですが、心をいれかえ、どうせならトップ校の早稲田にいってやろう、と思いました。

 

ですので、先生のススメも聞かずに早稲田大学のみを受け、そして落ちたわけです。

 

結局、やっとのことで入れたのは3浪目、一体なんど早稲田に落ちたのか、という話です。

 

で、さて、表題ですが、なんで自分はこんなにも早稲田に落ちたのか、それはただ一つだったと今になると思います。

 

それはなにか。

 

 自習をしてない

 

からなのです。

 

だから?

 

と思われるかもしれませんが、本当にそうです。そして、受かったときは自習をしていたのです。

 

英会話も一緒です。

 

自習をちゃんとする。

 

これが絶対に上達させる初めの一歩です。

 

まずはあまり色々考えずに、Shadowingに特化してみてはいかがでしょうか?

 

日本人にとてもいい練習法だと思います。

 

Leon