日別アーカイブ: 2014年10月20日

校長だって英語には手を焼いている・・・

こんにちは、すっかり秋ですね。というか、冬でしょうか。

 

今日は、英語の先生もやってる自分ですが、正直な告白をします。

 

先日、アメリカ軍の基地で演奏する機会があったのですが、入ってみるとわかります。そこは完全にアメリカです。そして、当然、英語が公用語なわけですが、そうやってネイティブたちの中に入ると、自分の英語ももう一歩二歩うまくならないとなぁ、と本当に思い知らされるのです。

 

うちに来ている外国人講師は皆、英語の先生として日本人に長く教えているので、やはり、簡単にわかりやすく話しているのだと実によくわかります。

 

ああして、ネイティブの中に入っても「なんの」問題もなくなって初めて、英語はもう

 

「大丈夫」

 

なのではないでしょうか。

CNNが突然電話してきて、明日スタジオにきてくれ、そこで日本の政治について語ってくれ、なんて電話100%くるわけないですが、もし来たら、本当に困ります。まだあのレベルでペラペラいける自信はないです。

 

ネイティブじゃない人とならばほぼ私も「大丈夫」なのですが、あのネイティブ・アメリカン(っていったらインディアンか・・・)の中に入り込んでなんの問題もなし!大丈夫!では、まだないです・・・。

 

が、実は、ここが日本の抱える大きな問題、大きな「損失」にもなりうると思います。

 

NYに留学した経験をいうと、日本に来ている外国人はまだ「日本に興味のある」外国人なので、考えるとアメリカ人のなかでもちょっと特殊な人々です。それ以外の大部分のアメリカ人は別に日本なんか興味ないし、韓国語と日本語が違うなんて思ってもいないですし(本当にそういう人いました)、何よりも

 

「英語が苦手な人のために簡単にしゃべってあげよう、聞いてあげよう」

 

なんて洒落た心は持ってない!!!

 

ことです。

 

ジェフ・ペゾス(アマゾンの創始者)の本を読んでいて、彼は突拍子もない質問をして頭の良さをはかるそうです。現場も実力主義の厳しいものでありつつ、どこか気の利いたジョークも飛び交っているようです。そう、完全に洋画の中です。

 

そんな中に、一体どれだけの日本人(日本生まれ日本育ち)が一緒になって冗談を飛ばせるでしょうか。中に入り込んでいけるでしょうか。

 

そうすると、結局、言葉の必要ない、なにか一芸であったり、そういうところでしか勝負できない、ということにならないでしょうか。

 

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NYでの意外事、なんて沢山ありますが、そのうちの一つは、

 

日本人は世界の人にかなり好印象を持たれている

 

といったものです。またもう一つ、

 

日本人はかなり優秀でいいところがある

 

ということ。そして、一つ

 

それなのに、英語がすごく下手でネイティブと表層的な会話しかできない

 

ということです。

 

そう、日本人は英語が下手ですごく損している

 

のです。

 

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長くなってしまいましたが、そういうことで、英語の先生やってる、学校やってる、といいながら、僕自信もまだ、英語には手を焼いているのです。

 

地道にしっかり、やるしかありませんね。

 

There is no short cut

 

僕の大好きな言葉です。英語はまさにこれ、

 

近道はない

 

んですね。

 

初心者はまずは基礎を固める(基礎的な言葉の並べ方)、中級以上はとにかくまずはリスニング力、それにスピードをつけて(頭の中の変換スピード、反射力)言葉が出てくるようにする。そのためにはこれらすべてを音読、Shadowingでやる、というのがとても有効だと僕は思っています。

 

地道にやっていきましょう!!

 

 

Leon