日別アーカイブ: 2014年10月17日

アメリカ人にとっても日本語は難しい??~言語の距離~

英語はそもそも僕ら日本人にとって難しいのでしょうか?

 

先日、アメリカ人二人と楽器の練習をした際、あちらは僕が英語全部わかると思っているので、容赦なくネイティブのスピードで話します。実は一番タフなシチュエーションで、逆をいえばこの状況でなんの問題もなくなればもう英語は

 

「大丈夫」

 

といっていいんじゃないでしょうか。

 

さぁ、その中で僕はすべて理解できていたか、というと、正直に申し上げるとそうではありませんでした。全然一緒にすごせるんですが、ああしたネイティブの自然な英語をしゃべることなんて恐らく一生ないんだろうなぁ、なんてちょっと悲しくなりましたね。まぁ、日本人なんで、それでいいんですが、でも、ちょっとは悲しかったりもしました。

 

が、実はアメリカ人にとってもそうなんです。

 

何十年いたって、大人になってから日本語を勉強、もしくはこっちに来た人で、僕達と区別のつかないくらい自然な日本語をしゃべるアメリカ人なんて会ったことがありますか?デーブ・スペクターですら、うまいですが、外国人ってわかりますよね。

 

そして、そもそも日本語はアメリカ人にとって「難しい」というデータもあります。

 

アメリカ人学習者が週30時間の集中コースで上級レベルに達するまでに必要な学習時間は、フランス、ドイツ、スペイン、イタリアの言葉を学ぶならば20週間かかるのに対して、日本語は44週もかかるというデータがあります。他に44週かかるものは、アラビア語やヘブライ語、タイ語、トルコ語、ウルドゥー語などです。

 

言語には距離というものがあり、要は似ているものは比較的簡単であるし、そうでないものは難しい、ということですね。

 

そして、

 

日本語と英語は全然違う言語

 

なのです!

 

だから、難しいわけですね、そもそもが。

 

それにしても、週30時間って、1日6時間を5日やるわけですね。それを44週間、すなわち11ヶ月もやって、やっと上級者になれる、というわけですね。

 

There is no short cut

 

近道はない、わけです。

 

Leon