雨ですね。最近はずっと天気が悪いですが、いかがおすごしでしょうか?
僕が英語を科学的に学ぶ、非科学的な学び方、という考え方を知ったのは、SLAの著書多数のピッツバーグ大学の教授、白井義弘さんの本を読むようになってからでした。
SLAとは比較的新しい学問分野で、人がどうやって第二言語を習得していくのか、を多くのデータを元に研究するものです。この
多くの
というところがポイントです。
教師というのは、多かれすくなかれ、自分の成功体験などを元にこれはいい、悪い、と判断して生徒に教えているのではないでしょうか。英語学習にかぎらず、世の中に出ている自己啓発本、稼ぐ方法、成功する方法、モテる方法もほとんどがそうで、要は
その人個人の体験
によって書かれているのです。逆をいえば、その人には良かったかもしれないけども、みんなにはあてはまらないかもしれない、とも言えます。
実際、一日20Km走って気合で痩せる!これは絶対に痩せますよ!というのがありましたし、それに強く影響されTryしたことがありましたが、1回すら達成できませんでした。これは僕には無理でした・・・。
逆に、SLAは大勢のデータを大量にあつめることから、ある法則性をさぐっていきます。つまり、これには、
「再現性」
がある可能性がものすごく高いのです。
もちろん、SLAの中にも色々な説はあります。ただ、そうしたなかでも、比較的意見の一致する部分もあり、それこそ限りなく言語学習の正解に近いのではないか、という考え方ができます。
STAP細胞も再現できるかどうか、が、ポイントになっているようで、つまり、科学的か非科学的かはここにかかっているようです。
誰かにはとりあえずうまく行った方法、というのは非科学的です。もっと大勢のデータを元にした、「再現性の高い」つまり、誰にでもうまくいく可能性の高い方法、これこそが科学的といえます。
そして、白井教授が提唱する科学的な英会話のトレーニング方法は
「大量のInputに少量のOutput」
です。
英語が口から出てこないので、しゃべる練習をしようとする方が多いですが、そんなときこそもっと良質で大量のInputをすることが、スムーズなOutputにつながることが多いようですし、これは僕の経験でもそうです。
Leon