具体的な自習方法


自習が大事だ!そして、それはShadowingだ!

 

と書いたところで、じゃぁ、これらを実際にどうやるのか。

 

どう、自分がトレーニングして生徒さんにもやってもらってるのか。

 

僕の場合は、ただのリスニング練習、文法練習、語彙を増やす勉強にしてもすべて下のプロセスでやっています。そして、これは正直にいうとカリスマ英語講師安河内哲也先生の本で推奨されていることとほぼ一緒です。

 

そのプロセスとは・・・

 

1,聞く 2,音源のScript(文字になってるやつ)をCheck 100%理解 3,Shadowing

 

これにつきます。

 

例えば、じゃぁ、以下は基礎語彙の練習です。

 

これを習って、ノートに書いて、問題集をといたところで、または赤いシートで暗記したところで、意外と実際には使えないものです。そうではなくて、Shadowing(音読)

 

しまくる!!!

 

ことによって、

 

自動化(Automatization)

 

させることがポイントなのです。定着させることです。その後に暗記したほうが、急がばまわれ、よほど効率的ですし、身になります。

 

それでは、やってみましょう。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 ① 聞く

 

まずは、これを聞いてください。2,3回聞いてみましょう。聞くだけです。Scriptはみない!

 

 

② Scriptを100%理解する。

 

上の音源のScriptは以下のとおりです。

 

1,I carry a bag

2,We climb a mountain

3,I look sad

4,You open the window

5,You play cards.

6,I stay with Anny.

7, Tom and Nancy walk home.

8, They have a hamster

9, I read a magazine.

10, I collect stamps.

 

ここの100%理解、とは、「意味」と「構文」のことです。意味はもちろん、構文、それぞれのパーツが文章でどのような役割を果たしているのか、SVOCをちゃんとつけられるのが望ましいです。

 

このSVOCがつけられるか、つけられないか、は、否定されることも多いのですが、僕の経験で言えばそれが出来るか、が、今後中級以上にいけるのか、いつまでも曖昧なままなのか、を、分けている気がしています。多分、日本語と英語の全然違うとこの一つが「語順」だからじゃないでしょうか?

 

子供はその辺、感覚でいけるのでしょうが、大人はそうはいきません。ここはしっかり「学習」してしまったほうが近道だと思っています。これは「外国人講師」にはわからないことなのではないでしょうか?

 

こうして文を100%理解できたら、次の③のプロセスへ進みます。

 

 

③ Shadowing

 

1,文章を音源なしに、自分のスピードで数度音読して確認する

 

2,文章を見ながら音声の後についていってみる。Shadowとは影。つまり、音声の影のように、少し後から声にだしてついていくのです。

 

3,文章なしで、音声の後についていく。これが本当のShadowingです。

 

4,これを100回くらい繰り返す。本当に100回やる人は少ないですが、やってみてください。理屈ではなくて、この「作業」をすることで得られる「体験」があるはずです。

 

聞こえるようになるだけではなく、ずっとこの練習をつづけていると「口からでてくる」ようにもなります。スムーズさが身につくのです。

 

Shadowingする際に重要なことは、

 

A,音声にすごく集中する B,話すときと同じくらいの声量でやる(怒鳴らないでいいけども、大きい声でやる) C,発音を可能な限り真似る  D,ただの音声の繰り返しじゃなくて、ちゃんと理解しながらやるように気をつける

 

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下にSlowバージョンも載せておきます。もし早過ぎる場合は、こっちで挑戦してから、早いバージョンへ移行してみてください。

 

 

この練習を例えば映画でしたりすると、中級から上級へ格段アップできると確信しています。毎週木曜日の18:30-19:30はBack to the futureで英会話!クラスです。

 

僕の楽しみなクラスの一つですね!

 

色々な練習方法があるでしょうが、あまりあれこれ浮気せず、しぼってある程度根気よく続けることは大事です。

 

僕はShadowingを全クラス通じて「自習」用にすすめています。

 

Leon

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