当時つきあっていた子に非常にお金がかかった。
という中、夜も仕事できないだろうか、と探して時給も良かったし、と始めたのが家庭教師でした。
そこから、大きな予備校にいたこともありますし、地域密着型の小学生から高校、浪人生までいるようなところで学校の補修や受験のための勉強を、なんだかんだ10年は続けました。
他にも色々とやりましたが、この仕事だけはこんなに続いたので、教える仕事「先生」が合っていたんでしょうね。
教えた科目は英語。大体、文系は英語にまわされることが多かったように思います。
そうして、10年間も教えておいて、NYに留学したときの衝撃的事実。
それは、
全く英語がしゃべれなかった!!!
ことです。
実際、かなりの高学歴、インテリの人までもがNYで英語には苦労し、ずいぶんと下手な英語を話していました。
語学校での授業を聞いていると、文法項目などはすべて分かりましたし、また、正直先生のほうがそういった知識がないほどです。それなのに、なんで全くしゃべれないのか。たどたどしくしか英語が出てこないし、あっちが何を言っているのか、全く聞こえないのか。
つまるところ、
スピード
の問題なのです。決して、話す速さのことじゃありません。スピードをつけろ、とは早く話せ、ということではないのです。そうではなくて、あえて言うなら、
変換のスピード
です。いや、もっと言うなら、変換する間もなく勝手に反射的に、聞こえたらそのまんま意味がわかって、何か思ったら、そのまんま英語の語順で英単語やフレーズが口から出てくる状態。つまり、
瞬発力
これが、英語で「会話」するためには必要なのです。
そのスピード、瞬発力を手に入れるためには「勉強」ではなく「練習」しなくてはいけません。机の上でやる「学問」ではなくて、もっと音楽やスポーツに近い
「トレーニング」
を、しないといけないわけです。それでは、具体的に何をやったらいいのか。
それはまた次回!
Leon