最初は言われたまんまやってみな。
小学生のころ、算数の先生に言われた言葉で今も記憶に残っています。初めはそうやって慎重にやったほうが、確かに出来たのです。
そして、今度は自分が人に教える立場になり、そのことを本当に実感しています。
僕は日本にいる英語を勉強したい!という人のなかで、特に
中級以下・・・どころか、まったく右も左もわからない!!!
という人に特にうまく、英会話を教えられるようになりたいと思っています。
もっと正確に言えば、そんな人でも英会話を話せるようになる過程、トレーニングの方法を教えながら、実際にそうなれるようサポートしていきたいのです。
初心者にやさしい、うちでダメだったら英語はあきらめてください©、初心者にやさしい!はこの業界のキーワードのようです。あとは、○○するだけ!超簡単!(笑)
が、自分も同じです。超簡単!○○だけ!とは言えませんが、こうすれば伸びるのになぁ、というのはみえるのです。たとえ今は全く英語が話せない人でも。理論と、後は、経験で大体わかります。もちろん100%とは言いませんが。
僕はなるべく、何をやってきてもらいたいか、具体的にいいます。昔は1日目はこれ、2日目はこれ、と一週間のうちの5日分、指定して出していたほどです。もっとも、これについてくる人はごく一部、と感じたので、もう少しハードルをさげましたが。
そして、それをこなしてくる、のはもちろん、もっと確実に伸ばしている生徒さんは、それを例え面倒でも100%に近く
「そのまんま」
やってくるのです。
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自主性ももちろん、大切です。自分の頭で考える、これは正しいのかどうか、納得してから何かをやるのも大切なことでしょう。情報過多の時代、自分で何かを見極めることはより重要、なんて言われています。
ただし、技術を身につける、といった点ではどうなのでしょうか。
頭で考えた以上に、やってみてわかる、ことも沢山あります。また、この場合の「わかる」は、頭でわかる、というよりも、体の「感覚」でわかる・・・といってみても、説明はしきれません。まさに「体験」してもらわないとどうにもならないものですから。
英会話は「会話」です。学問じゃないのです。もっとスポーツや音楽なんかに近いもので、まさに勉強というよりも、パン屋の修行に近い「トレーニング」が必要なのです。
僕の尊敬する経営コンサルタント横山信弘さんの著書を読んでいるとよく「思考ノイズ」という言葉がでてきます。
何か新しいことをやろうとすると、最初はいいのです。何より新鮮ですし、これで自分も変われる!と思うものですが、少したつと「必ず」飽きます。飽きると同時に、
もっともらしい理屈
が出てくるのです。それは限りなく正解に近く感じられ、で、結局、色々と自己流アレンジを加えるうちに気がつくと何も積み上がらずに時間だけが過ぎ去ってしまうのです。
大体、何事もPros and cons、いい面も悪い面もあるので、否定しようと思えば出来てしまうのです。
が、それで一体何が得られるのでしょうか?
もしもそれが間違っていたとして、長い一生のうちの3ヶ月やそこら、間違ったことをしていたとしたっていいじゃないですか。間違い、と気づけただけでも儲けものです。
ただ、それに気がつくためには、つらくなって、飽きてきても、もっともらしい理屈(これは要は単なる思考ノイズなのです)に流されず、とりあえずは
そのまんま、ある期間、続けてみることです。
アレンジは加えない方がいいです。
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これは何も大上段にふりかぶって偉そうなことを言っているわけではなく、自分自身も今、挑戦してることなんですね。
どこまで変われるかわかりませんが、これだ!と思ったものを続けて結果を出そう、としているところです。
もちろん、挫折の連続ですが・・・。でも、諦めずに何度もやることです。と、言い聞かせています(笑)
Leon