最初はしくじるもの・・・


こんばんは! すっかり春めいてきましたね。いつの間にか桜も咲いているとかで驚きです。

桜のシーズンといえば何かを始める時期と日本では相場が決まっているものですが、最近思うのは何かを始めたときは、たいていは「しくじる」もんなんじゃないか、ということです。

どんなに万端の準備をしたつもりでも、想定していることと実際にやってみるのでは結構違うものですし、そもそも何を準備するのが正解なのかすら、想像もつかないんじゃないでしょうか。

特に自分で何かをやってみる、そういう場合はなおさらです。

僕だってこの教室を始めたころは何もわからず、数々の失敗をしてしまったと思います。

そうして、試してはしくじって、するうちに多少は形になってきたんじゃないでしょうか。

NYで路上ライブ、というか地下鉄でライブしたときなどもそうです。

準備にはっきりいって半年以上かかりました。もっとうまくなってから、もっと曲をおぼえてから、仲間をみつけてから・・・

でも、そんなのはほとんど意味がなかったですね。

このままじゃ何もえずに留学から帰ることになってしまう!

そうした焦燥から、もういいや、一人でやっちゃえ、と始めた時はどれだけ緊張したか。

もちろん、お客さんなんてほとんど止まってくれませんでしたが、それをくりかえすうちに知り合いもふえ、そして、僕にとっては忘れられない日がきたのです。

初めてNYの地下鉄で人だかりができたんですね。それから、段々そういうのをちょくちょくやれるようになり、電車にのっていると、あ、おまえこの前演奏してたよね、なんて話しかけられることもあるようになったり。

もちろん、これで生活してたわけじゃないですし、成功ともいえないものですが、自分としては非常にいい思い出です。ちなみに、お客さんが止まってくれるようになったのは、人と演奏するようになってからですね。自分は大してうまくないし、かっこいいわけでもない(涙 それなら、そういうのとなんとか一緒にやればいいんです。これもNY地下鉄ライブで学んだ大きなことの一つですね。人の力を借りる。

そして、それを「始める」までに費やした準備期間と、とりあえずやってしまってまずは恥をかいてしまった期間を考えると、あんまり準備にばかりに集中するのはどうなのかな、と思ってしまうのです。

どうせ、初めは失敗するのです。

失敗する勇気をもってとりあえずやってしまう、失敗してみる。

その覚悟でやれば、思っていたほどの失敗でもなければ、人なんて案外こっちのことなんか気にもしていないものです。

そうするうちに結果が入ってくるならば、そっちのはいいように思うんですよね。

今回は英語と余り関係のない話なのですが、他のことでも思います。まずは失敗してみる、その覚悟をもつこと。もっとうまくなってから、もっと上達してから・・・・、は、結局なにも始まらない、ということでしかないと思いますね。

Leon

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