日別アーカイブ: 2014年2月5日

集中してやるか、コツコツ長期間やるか、どっちが効果的?

こんばんは。何ですか、この突撃的な寒さ。しかし、こんな中、昨日など雪ふってましたが、それでも友人らと夜、渋谷で路上ライブかましてきました。

なんてことは、どうでもいいのですが、さて、本題です。集中してどばっとやるか、コツコツとちょっとずつ長期間やるか。

なんとなく、ちょこっとずつでもコツコツやったほうがいいんじゃないか、という気がしますが、ある時期、ものすごく集中して大量の英語漬けの日々を持ったほうが、英会話は上達する、という研究結果があるのです。

つまり3年かけて100時間やるより、1年で100時間かけた方が英語は上達するということです。

という話が、よく生徒さんにおすすめする「英語はもっと科学的に学習しよう」(クリックするとアマゾンへ飛べます)の中ででています。

僕は聞くだけ教材、スピードラーニングは初心者、それも、まぁ、ちょっとした楽しみに英会話でも、という方にとってとても良い教材だと思っていました。が、考えたら、あれは全48巻、月に1巻で4年もかかる。月々4000円ちょっとでも、合計すると20何万くらいになるわけです。

そうして得るリターンは、もし本当にこれだけをするならば、4年やっても正直、英語が「話せる」というレベルには程遠いのではないかと思います。

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自分は、落ちこぼれ高校生でした。その中でも英語はかなりの不得意科目。そして学校は退学処分・・・から、なんとか復学したのですが、まぁ、そのような形で戻ってもそうそうすんなりうまくいくわけがありません。

そうした中で、もうここまで堕ちれば(後で思えば他にも色々な方法はあるのですが、当時の自分にはそう感じられました)思い切って早稲田でも受けて、全員大人たちを見返してやろう、などと、青春24時みたいなことを考えました。ですので、どう説得されても現役生のときは早稲田しか受けず、そして、どんなに偏差値が離れていようと自分は大丈夫、と鉄の意志を持ち続け、そして、落ちたわけです。

早稲田をうける!

そう思って初めて過去問題集をみたときの驚きはまだ忘れません。

これ、アメリカ人じゃないと無理なんじゃないか?

膨大な英文の量、それが自分には全くアフリカ語。暗号の羅列にしか見えません。

・・・ここからが、少し書きにくい話でもあるのですが、自分は確かに3浪状態でやっと第一志望に入ったのですが、実は真剣にこれはやったな、と言える期間は、長く見積もって最後の数ヶ月ではないでしょうか?

が、ここは、確かにやった。

朝4時に起き、朝食もなにもかも後回し、眠くなるので暖房もつけずどてら(本当に家にあった)を着こんで、まずは5時間ぶっつづけで勉強する。そして、後は図書館に行き18時まではやるので、この頃は10時間を超えてやることも結構あった。そして、夜の十時にはもう寝てしまうわけです。

更に、第一文学部は小論文、国語、英語なので、ほとんど英語の勉強に時間を使えました。

そうして、試験も寸前に迫ってきた2月のことです。

読める。確かに、明確に読める。猫や犬のトイレの下にしいていた英字新聞も、ただの絵からよく見るとちゃんと意味を持った文として読める!

これは結構鮮烈な経験でした。

今にして思えば、この時期の集中的な大量のInputが僕をビギナーから抜け出させたのだと思います。惜しいのは、リスニングを全くやる必要がなかったことですが、まぁ、それは別の話。

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とまぁ、少し長く書きすぎてしまいましたが、同じ時間なにかをやるのでも、ビギナーがやるのと、基礎はもうしっかりある人がやるのでは、得られる量にかなりの差があると僕は思っています。

自分は楽器の練習をしているのですが、Jazzなんかは特に、万年ビギナーで結局、これなら大丈夫、というレパートリーはいまだもって一曲もありません。決してやってないわけじゃないんだけど、でも、そう。

やはり、どこかでどばっと受験の時のように半年、一年でもいい、集中してビギナーを乗り越えてしまう必要があるのかな、なんて感じています。

英会話もきっとそうです。

Leon.Y